[HONDA]Rally ロドリゲス選手が総合3位でモロッコラリーを終える

モロッコラリーは、マラケシュをゴールとする最終第6ステージが行われ、ホアン・バレダ選手が今大会4度目のステージ優勝を飾って幕を閉じました。バレダ選手は、ラリー前半でペナルティーを受けたにもかかわらず、総合4位を獲得。チームメートのエルダー・ロドリゲス選手は総合3位、ライア・サンツ選手は女性ライダーとしてはトップの総合10位で全ステージを戦い終えました。

第6ステージは全体的に埃が多く、フラットな高速コースで構成され、時にはワイドで、時にはくぼみの多い場面もありました。ロドリゲス選手は、総合ポディウムを譲ることなく、力強く走り抜きました。

バレダ選手は、前日の第5ステージで優勝したため、本日の113kmに及ぶスペシャルステージを先頭でスタートするという困難なポジションでした。しかし、今回のモロッコラリー全6ステージ中5ステージ目となるベストタイムをたたき出し、ステージ優勝。ほかの追随を許さないペースで第6ステージを走破しましたが、第2ステージで受けたスピード違反によるペナルティーの影響で、総合順位ではポディウムまで1分差の4位でラリーを終え、世界選手権でのランキングも4位となりました。

ライア・サンツ選手は、第6ステージでも輝きを放ち、最終ステージを12位でゴール。総合順位では女性ライダーとして堂々のトップとなる10位に入りました。

ジェレミアス・イスラエル選手は、前日のステージで出発してすぐにマシントラブルが発生してビバークに直接向かうハプニングがあり、第6ステージのスタートを切りませんでした。

パウロ・ゴンサルヴェス選手は、第5ステージでろっ骨を折るアクシデントがあったため、リタイア。ダカールラリー2015に向けての治療と回復のため帰国しました。2014年FIMクロスカントリーラリー世界選手権では、惜しくも総合2位でシーズンを終えました。

コメント
■エルダー・ロドリゲス選手(ステージ6 / 9位、総合3位)
「今日は先頭でスタートしましたので、なかなかいいタイムは出せませんでした。タイムロスを最小限にとどめ、ひたすらポディウムを目指しました。その結果、総合3位となり、チームも喜んでいると思います。このマシンでは初めてのレースでしたが、全く問題はありませんでした。ゴンサルヴェス選手のクラッシュは残念で、心配です。負傷がなければ、彼は多分いい結果を出せたと思いますが、レースではそういったこともあります。もっと重大なケガではなくてよかったと思います」

■ホアン・バレダ選手(ステージ6 / 優勝、総合4位)
「またステージ優勝できました。いい方向に向かっていると思います。今大会でいい仕事、いい流れができていることで、次のレースでは自信を持ち、リラックスして戦えると思います。ブラジルには参戦しなかったため、チャンピオンシップ争いを気にせず走ることができたこともあり、自信を持ったナビゲーションができました。ナビゲーションやスピードでリスクを取るとしたら、モロッコラリーだと思います。いろいろとチャレンジして、ほかのチームよりいくつかいいポイントが見えてきました。すばらしいことです。この安定感を持続して、来年はもっといい結果が出せると思います。ここ数年の目標である、ダカールラリー優勝が楽しみになってきました」

■ライア・サンツ選手(ステージ6 / 12位、総合10位)
「すばらしいラリーでした。あまりハードにプッシュせず、安定した走り、トラブルのない走りを目指しました。結果はよかったのですが、それよりも、マシンに慣れ、経験を積むことができたと思います。第5ステージで、岩だらけのコースはうまく切り抜けられましたし、全体的にさまざまなコースをうまく走れたと思います。高速コースだけあまり余裕がなく、タイムには影響はありませんでしたが、ナビゲーションミスもいくつかありました。ダカールラリーに向けて、いいトレーニングセッションになったと考えています。今回は特に結果は求めていませんでしたが、徐々にもっといい結果を出したいという考え方に変わってきました。ただ、それよりも、今回は経験を積めたということが重要です」

■パウロ・ゴンサルヴェス選手(リタイア)
「今は、ケガを治し、ダカールラリーに向けて体調を整えることが重要です。チャンピオンシップは2位で終わってしまいましたが、満足しています。今シーズンは一生懸命戦いました。昨日はモロッコでの総合優勝を目指してプッシュしましたが、アクシデントがあって、少しケガをしてしまいました。ただ、大事なことは、今シーズンを通して得た経験値です。チームは非常にいい仕事をしましたし、以前のマシンよりも相当進化しています。Team HRCはベストなチームで、トップライダーたちがそろっています。あとは、少しだけの運があればいいのかなと思います。それがダカールまでの2カ月間で見つかることを願っています」

■ジェレミアス・イスラエル選手(リタイア)
「いい経験となりました。昨年のダカールラリー以来、ケガを治すためのブランクで1年ぶりのレースでした。Team HRCの一員として実戦で戦うのは初めてで、トップライダーたちのペースを見たり、チームといろいろ試したりすることで、感覚がつかめたと思います。モロッコラリーは難しいチャレンジでした。初日のペナルティーなど、ラリー全体のがんばり方と比例しないマイナスポイントもありました。ゴンサルヴェス選手が転倒したときは一緒にいて、少しは助けられたと思います。そこからは、電気系のトラブルで走れなくなりましたが、あまり気にしないようにしています。あと数日でチリに戻り、ダカールに向けて準備を始めます」

■ウルフギャング・フィッシャー|Team HRC チーム監督
「モロッコラリーが終わり、ダカールラリー2015に向けた集中的なテストも完了しました。ほとんどのステージで最も早いタイムをマークしましたし、マシンの改良点のポテンシャルや、ライダーたちの準備の具合も把握できました。今回は優勝を狙っていたので、結果は残念でしたが、仕方ありません。なによりもゴンサルヴェス選手のケガが重大ではなく、ダカールに向けて準備が進められることが大切です。ライダーたちの士気は高く、サンツ選手は10位とすばらしい結果を出しました。ロドリゲス選手もポディウムフィニッシュ。ダカールに向けた準備としては、満足できるラリーでした。チャンピオンシップで優勝を獲得したKTM、そしてマルク・コマ選手とはシーズンを通して接戦を繰り広げ、フェアな争いができました。優勝、おめでとうございます。ダカールでまた戦いましょう」

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