[Speed of Japan]BSB Rd.11 清成龍一、記念すべきBSB通算50勝を挙げる

清成龍一 2014年ブリティッシュスーパーバイク選手権シリーズ第11戦レポート
2014 MCE Insurance British Superbike in association with Pirelli Round 11

■開催地:シルバーストーン(5.901km)
■開催日/初日:10月3日(金)予選:10月4日(土)決勝:10月5日(日)
■天候/初日:晴れ・ドライ 予選: 雨後ち曇り・ウェット→ハーフウェット 決勝:晴れ・ドライ

#23 清成龍一(Buildbase BMW/BMW S1000RR)

<予選>ポールポジション ベストタイム 2`10.141
<決勝レース1> 2位 ベストタイム 2`06.772
<決勝レース2> 1位 ベストタイム 2`06.326 (ファステスト)
<ランキング> 2位 620ポイント

ポイントランキングトップのシェーン・バーン(Kawasaki)と12ポイント差まで縮め、ランキング2位で第11戦を迎えた清成龍一。清成にとってはここでできるだけ、そのポイント差を縮めて最終戦を迎えたいと思っていた。

2014年ブリティッシュスーパーバイク選手権シリーズ(BSB)第11戦の舞台となったのはF1なども開催されているシルバーストーン(全長5.901km)。ここでのレースの唯一の不安は今季開催サーキットの中で清成が一番走っていないサーキットだと言う事。昨年はトレーニング中の怪我の影響で、ここでの出場は回避しており、清成にとっては3年ぶりのシルバーストーンであった。ただ、清成にとっては2004年にBSBデビューした記念すべきサーキットでもある。

だが、その不安はレースウィーク初日に打ち消されることになる。清成は初日のフリープラクティス2回をトップ。しかも、2011年にジョッシュ・ブルックス(当時Suzuki)が記録したコースレコードにわずか0.033秒届かない好タイムを出した。2011年当時はまだスーパーバイク世界選手権と同じFIMレギュレーションで出た記録で、2012年から採用されたEVOレギュレーションのマシンで清成はこの好タイムを出していた。

Kiyonari@2014 BSB Rd11 Silverstone予選日は雨がシルバーストーンを襲う。午前中で開催されたフリープラクティス3回目でアクシデントが清成に起る。フルウェットのコースの確認も含めた走行を始めた清成は計時ラップに入った一周目に転倒。幸いにも本人に怪我はなく、マシンも最小限のダメージで済んだが、このセッションをノータイムで終えることになった。

そして、公式予選。開始直前に雨が止み、さらに難しいコンディションに。コースは乾いて行くことが予想され、タイヤ選択が難しいコンディションとなった。それでも清成は、Q1を2`21.473の3番手、Q2を2`12.759のトップでQ3に進出した。Q1とQ2のラップタイムを比較すればわかるように、コースは急激に乾いていた。だが、まだフルドライより6秒遅いペースだった。そしてQ3。多くのライダーがリアタイヤをスリック、フロントをインターメディエートを選択する中、清成は前後ともにスリックタイヤを選択した。Q3はわずか8分間。タイヤ選択を間違えれば、もうピットインしてタイヤ交換をする時間はない。だが、このタイヤ選択は正解だった。清成は2`10.141をマークし、今季2回目、BSB通算11回目のポールポジションを獲得した。

Kiyonari@2014 BSB Rd11 Silverstone決勝日のシルバーストーンは快晴となり、白熱したレースが繰り広げられることになる。ポールポジションからスタートをした決勝レース1。清成はホールショットを取ると、そのままレースをリード。しかし、バーンも真後ろにピタリとつき、そのまたすぐ後ろにブルックス(Yamaha)がいる展開。レース中盤に差し掛かり、バーンがトップに出る。ここからは清成とバーンが目紛しく順位を入れ替えて行く壮絶なバトルが繰り広げられた。毎周なんども順位が入れ替わり、その展開がレース終盤まで続いた。清成がトップで迎えたファイナルラップ。バーンが清成を抜けば、清成がバーンを抜き返す。このファイナルラップだけでもトップが6回も変わる、BSB史に残る名勝負となった。だが、このレースを制したのはバーン。清成は0.084秒差の2位でチェッカーを受けた。

Kiyonari@2014 BSB Rd11 Silverstone予選3番グリッドからスタートした決勝レース2。オープニングラップでトップに踊る出るとバーンがピタリとつき、3番手にブルックスがつく、レース1と同じ展開。ただ、このレースで清成はレース1よりもハイペースで周回を重ねた。ハイペースな分、バーンも抜くことが中々出来ないでいた。なんどか、清成の前に出ようと試みるが、無理をする分、ワイドに膨むなど、その度に清成に抜き返されていた。そして、そのまま清成がトップでチェッカー。今季7勝、BSB通算50勝目の記念すべき優勝となった。2位でチェッカーを受けたバーンとは0.074秒差だった。

清成とバーンで1勝ずつを分け合った形となったシリーズ第11戦。これでポイント差は縮まることなく、12ポイント差。だが、清成は自力でのチャンピオン獲得を残したまま最終戦を迎えることになった。

シリーズ最終戦は10月17-19日、ブランズハッチでトリプルヘッダーが行われる。

清成龍一
「とてもとても嬉しいです。レース1でシェーキー(シェーン・バーン)に刺された時は、アッセンの二の舞だと思いました。レース2も同じような展開で、最終ラップに抜かれた時は、絶対に抜き返してやると思ってなにも考えずにただ全開で行きました。それが巧く行ってよかったです。レース1後にお昼寝をしたのが良かったのかもしれませんね。目覚ましもセットしました…..笑

次のブランズは好きなコースです。ただ、これでプレッシャーは増えました。もし、17ポイント差とか20ポイント差とかあれば、チャンピオンを獲りますとは言えませんが、今はそれも可能です。シーズンが始まる前にチームと掲げた目標はランキング6位以内、できれば1勝だったのが、タイトルを争うところでまでこれて良かったです。50勝目ですか…..なんか歳をとったと思わされます…..笑」

MCE Insurance British Superbike Championship ポイントランキング(第11戦終了時)

1 Shane Byrne Rapid Solicitors Kawasaki 632
2 Ryuichi Kiyonari Buildbase BMW 620
3 Josh Brookes Milwaukee Yamaha 552
4 Tommy Bridewell Milwaukee Yamaha 550
5 Dan Linfoot Quattro Plant Kawasaki 546
6 Chris Walker Lloyds British GBmoto Kawasaki 513

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