[YAMAHA]MotoGP Rd.12 フリー走行 地元のスミスがヤマハトップの4番手を獲得

モビスター・ヤマハ・MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは、イギリスGPのフリープラクティスでチャターの問題に悩まされ、順調にセッティング作業を進めることができなかった。ロレンソは第1セッションで7位、第2セッションは11位に留まり総合11位で終了。ベストラップは2分03秒500。一方のロッシは第1セッションで8位、第2セッションは13位となり総合13位。ベストラップは2分03秒952だった。チームはフリープラクティス2日目に向けて、夜を徹して解決策を練る。

モンスター・ヤマハ・テック3のB・スミスがホームGPで好調。フリープラクティス初日でヤマハ勢トップの総合4位を獲得した。強風と小雨に見舞われ路面温度が上がらないなか、第1セッションで2分04秒609を記録して6番手。第2セッションではさらに1.5秒以上も縮めて2分03秒070とし、3位まで0.059秒差に迫る4位に浮上した。好調のスミスは、明日の予選でグリッド2列目までを狙う。

一方、チームメイトのP・エスパルガロは総合12位に留まり厳しい展開。第1セッションではマシンのセッティングに取り組みながら2分04秒628のベストタイム。第2セッションではペースを上げて2分03秒542を記録し、またトップスピードでは時速321.5kmの最速をたたき出した。ラップタイムよりもマシン・セッティングに専念していたエスパルガロは、明日の予選では好位置獲得に自信を見せている。

NGMフォワード・レーシングのA・エスパルガロとA・デ・アンジェリスはフリープラクティス初日、高速テクニカルコースのシルバーストーンに合わせてマシンのセットアップに専念。

第1セッションで5位につけたエスパルガロは、第2セッションではマシンのフィーリングがつかめず、2分03秒468のベストタイムで10位に後退。一方のデ・アンジェリスは、第1セッションは2分06秒333で17位に留まったものの、第2セッションではラップタイムを2秒も短縮して2分04秒411とし、総合15位で1日目を終えた。

■コメント
モビスター・ヤマハ・MotoGP
J・ロレンソ選手談(初日総合11番手/2分03秒500)

「問題はただひとつ。ブリヂストンが用意したタイヤがシーズン序盤に使っていたものと同じものなので、あの頃と同じ問題が出たということなんだ。グリップしてくれないのでマシンを止められず、コーナー途中でもトラクションが得られず激しくスピンしてしまう。そしてこのことがフロント周りに影響してしまうことも大きな問題だ。リアがグリップしないとコーナーのなかでバランスがとれないため、マシンの傾きを小さくしなければならず、結果的にスピードが落ちてしまう。ヤマハライダーの全員が同様の問題にぶつかっている。このタイヤで走る限りは、僕らにとってはかなり厳しい状況になってしまうだろう。もちろん問題解決のためにできることはすべてやる。どんな状況にも対処していかなければならないんだ。タイヤはずっと変わらないだろうから、僕らがそれに対応していくしかない。厳しいレースウイークになることは間違いなさそうだ」

V・ロッシ選手談(初日総合13番手/2分03秒952)
「もっと速く、もっと強く走れると期待していたが、現実はこのように厳しい状況だ。午前中の第1セッションは決して良い出来ではなかったけれど、同時にそれほど悪くもなくて、ライバルたちからひどく離されてしまったという感じではなかったんだ。ただフロント周りのフィーリングがどうにも気に入らなかった。午後のセッションの前にはコーナリング性能を上げるために荷重配分を見直す作業を行ったが、これがどうやら方向性を間違えたようだ。依然としてマシンのフィーリングが良くなくて、コーナー進入ではフィーリングの感触がなく、しかも震動が激しくてグリップは不十分。その結果、コーナー進入でスピードが落ちてしまうため全体のペースがかなり遅くなってしまった。このあとは別の方向からマシンのモディファイを続け、データを収集して今までとは完全に異なる方法を試したい」

M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター談
「期待したようなスタートができなかった。ホルヘもバレンティーノも同様にチャタリングの問題に悩まされ、レースラインをキープすることも難しかった。この状況では、チームは明日までに大変な作業を強いられることになるだろう。今日は間に合わなかったが、今夜も作業を続けて次のプラクティスまでに解決策を見つけたい。そして一歩、前進して上位に近づいていきたい。このコースで良い走りができることはわかっているので、必ず問題を解決して状況を改善していけると確信している。明日を楽しみにしている」

モンスター・ヤマハ・テック 3
B・スミス選手談(初日総合4番手/2分03秒070)

「好調な1日。ホームGPをこのような形でスタートできてとてもうれしいよ。1年前の僕と比べたら、ずっとハッピーでずっと自信にあふれている。今日はマシンもしっかり走ってくれたしタイヤのグリップもいい。セッティングについては前回のブルノからほとんど変えていないが、ただ数か所、このコースと今日の天候、とくにコース後半で強さを増す風に対処するためにマイナー・チェンジを行った。もう少し改善すべき点は残っていて、高速コーナーの部分には路面の凹凸が増えているので、そこをよりスムースに抜けられるようなセッティングを目指したい。もちろん、今のこの勢いを止めずに前へ進んでいかなければならないので、明日の目標は、リズム良く走って2分02秒台に入れること。まだ金曜日だというのに、多くのファンが見に来てくれた。彼らのサポートは素晴らしく、それが僕を助けてくれているんだ!」

P・エスパルガロ選手談(初日総合12番手/2分03秒542)
「ラップタイムでは自分で思っていたよりかなり低い順位になってしまったけれど、今日の作業の進め方については十分に満足しているんだ。ラップタイムを追求するために、セッション終盤で新品タイヤを履くライダーも多いなか、僕はそれよりもセッティングに集中することを選択した。明日の天候のことを考えればちょっと賭けでもあったんだけれど、僕はシーズン前半で、決勝に向けてしっかりしたマシン・セッティングを作り上げることがいかに大事かを学んできたんだ。だから明日の朝のセッションをドライで走れるよう祈るばかり。もしも天候が悪くなればかなり難しい状況になってしまうだろうが、ここまで常に進化し続けてきたのだからきっとうまくいくと信じているよ。マシンも好調で、このコースをとても楽しく走れている。とくに最初のセクションはかなりバンピーなんだけれど、そこで僕の最速が出ているんだ。他のセクションではもっと改善が必要だが、向かうべきところがわかっているし、変更しなければならない個所も知っているので、明日に期待している」

NGMフォワード・レーシング
A・エスパルガロ選手談(初日総合10番手/2分03秒468)

「シルバーストーンは技術的に難しく、また体力的にも厳しいコース。今日は想像以上にその影響を受けてしまったようだ。路面温度が低かったのでソフト・コンパウンドのタイヤを使用したが、それがあまりうまく機能してくれず、フロント周りの挙動にも悩まされてコーナー進入で理想的なスピードを維持することができなかった。明日もマシン・セットアップを続けて決勝に備えたい」

A・デ・アンジェリス選手談(初日総合15番手/2分04秒411)
「セッティング作業はしっかりできたと思う。とくに第2セッションではラップタイムもペースも上げることができた。タイヤはハード・コンパウンドを使用して、フィーリングは初めからとても良かった。シルバーストーンはテクニカルコースのひとつで、ありとあらゆる要素が入っていると思う。ここをMotoGPマシンで走るのがとても楽しいんだ。明日はもっと前へ進みたい」

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