[HONDA]MotoGP Rd.12 フリー走行 マルケスが両セッションでトップタイムをマーク

第12戦イギリスGPのフリー走行は、終日、雲の多い天候となり、3クラスともに、時折り雨がぱらつく難しいコンディションとなりました。MotoGPクラスは、両セッションともにドライコンディションで行われました。午前のセッションは雲が多く、気温は16℃。ところどころ青空が広がった午後のセッションは、気温が18℃まで上昇しましたが、風が強く、難しいコンディションとなりました。

そんな中、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、1回目、2回目ともにトップタイムをマークする好調な走りをみせました。昨年の大会でマルケス自身がマークした、サーキットベストタイムである2分00秒691には1.435秒届きませんでしたが、2日目のフリー走行や予選では、タイムの更新が期待されます。前戦チェコGPでは4位と、表彰台を逃しました。しかし、大会後のテストでは、非公式ながらサーキットベストタイムを更新するすばらしい走りを披露。そのデータを存分に生かすことに成功した今大会は、シーズン11勝目への期待がふくらみます。

ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)が2番手と、好調なスタートを切りました。前戦チェコGPの事後テストで得たデータを生かし、1回目、2回目ともに何度もトップに浮上したブラドル。シーズン3度目のフロントロー獲得と、初の表彰台が期待されます。

ホームグランプリに闘志を燃やすスコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)は、すばらしい走りで6番手に入り、地元ファンを喜ばせました。Hondaの市販レーシングマシン「RCV1000R」勢としての今季ベストリザルト。オープンカテゴリー勢のトップタイムをマークするだけでなく、ファクトリー勢を含めた上での6番手ということで、多くの注目を集めました。8月30日(土)の予選では、Q2進出を狙います。

レディングのチームメートで、シルバーストーンを得意とするアルバロ・バウティスタは8番手。シーズン中盤戦に入り、リアタイヤのトラクション不足に苦しんでいますが、今大会は、この数戦の中ではベストの状態で初日を終えました。

前戦チェコGPで、今季初優勝を果たしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、不安定なコンディションとグリップ不足に苦しみ、1回目のセッションで10番手、2回目でも9番手と、厳しい一日に終わりました。しかし、2日目に向けて方向性をつかんだと語り、2日目でのポジションアップが期待されます。

青山博一(Drive M7 Aspar)は16番手。ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)の代役として3戦目を迎えるレオン・キャミアは、2回目のセッションで転倒を喫し、悔しい17番手となりましたが、地元大会に気合満点です。カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)は18番手で初日を終えました。

Moto2クラスでは、総合首位で、前戦チェコGPで今季5勝目を挙げたエステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)がトップタイムをマーク。以下、1秒差以内に16台という接戦になりました。2番手にシモーネ・コルシ(NGM Forward Racing)、3番手にジョナス・フォルガー(AGR Team)と僅差で続き、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(Paginas Amarillas HP 40)が5番手、総合2位のミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)が6番手となりました。

昨年の大会でポールポジションを獲得し、決勝レースで2位となった中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、トップに0.953秒差の15番手。シルバーストーン初挑戦の長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は32番手でした。
Moto3クラスは、トップタイムから1秒差以内に20台がひしめく、今季最も激しい戦いとなりました。その中で、総合5位のアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が3番手、総合2位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が6番手、ジョン・マクフィー(SaxoPrint-RTG)が9番手、総合3位のエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が10番手という結果でした。

■コメント
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「シルバーストーンは、ちょっと独特なサーキットですが、今日は最初から気持ちよく乗れました。気温が低く、路面にはたくさんのバンプがありました。しかし、いいベースのセッティングが見つかったことで、充実した一日になりました。ですが、まだ金曜日が終わっただけです。まだまだやらなければならないことがたくさんあります。明日は、路面のバンプをうまく吸収できるようにセットアップを進めたいです。そして、さらに前進したいです」

ステファン・ブラドル(MotoGP 2番手)
「今日はとてもいい一日でした。予定通り、前戦チェコGPの事後テストでトライしたセットアップでスタートして、さらにいい方向に進めました。今日はいくつか細かなセッティングを変更したのですが、それがよくて、今日使ったタイヤでは、アドバンテージがありました。初日としてはとてもいいリザルトです。タイムにも満足しています。明日は、タイヤライフを確認しながら、アベレージを上げたいです」

スコット・レディング(MotoGP 6番手)
「午前中は思うように走れませんでしたが、午後のセッションは、自信を持って走れました。セッション開始からいいリズムで、楽しく乗れました。今日は本当にいいリザルトでした。明日の目標はQ2に進出することです。しかし、気温が上がれば、ファクトリー勢のタイムも上がると思うので、どうなるかは分かりません。いずれにしても、明日も全力で挑みます」

アルバロ・バウティスタ(MotoGP 8番手)
「今日は、前戦チェコGP後のテストと同じフィーリングで走れましたし、これまでよりはいい状態でスタートできました。しかし、まだ完全ではありません。今日は気温も路面温度も低く、リアのグリップが不足していましたし、コーナーの立ち上がりでは、アウトにはらんでしまいました。しかし、今までよりはいいバトルができると思います。明日も、リアタイヤのフィーリングの改善に全力を注ぎます」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 9番手)
「今日は一日を通して難しかったです。グリップに問題を抱え、気持ちよく乗るためのセットアップを見つけられませんでした。タイヤの接地感を感じとることが本当に難しい状態でした。明日は違うセットアップを試してみます。もし気温が上がり、コンディションがよくなれば、セットアップはより進むと思います」

青山博一(MotoGP 16番手)
「今日は前戦チェコGPの事後テストのセットアップでスタートしましたが、フィーリングが違ってあまりよくなかったので、チェコGPの決勝の状態に戻してセットアップを進めました。しかし、午後のセッションは走り始めてすぐに調子が悪くなり、試したいことの半分しかこなせませんでした。全体的には悪くないのですが、今日はスコット(レディング)のタイムがよかったので、それと比較すればあまりよくはありませんでした。今日の課題は、コーナーからの立ち上がりでうまくスピードを乗せられないこと。明日はこの問題を解決したいです。ひとまず、スコットのタイムを目標に、全力で挑みます」

レオン・キャミア(MotoGP 17番手)
「午前の走行時は、路面温度が低く、タイヤの温度を上げられずに苦労しました。しかし、午後のセッティングに向けていくつか変更を加えたことで、フィーリングがよくなり、ペースも改善できました。ところが、セッション終盤に自分のミスで転倒してしまいました。コースアウトを喫し、芝生の上でフロントのグリップを失いました。チームには本当に申し訳ないことをしました。今日は路面のバンプに乗って何度か転びそうになったので、明日は転倒しないようにタイムを改善していきたいです。転倒したことを除けば、いい一日でした。地元ファンの声援の中で走るのは、とても楽しかったです」

エステベ・ラバト(Moto2 1番手)
「今日はコンディションが不安定で、難しい一日でした。しかし、マシンの状態はよくて、着実にタイムを更新できましたし、タイヤやサスペンションやギアリングなど、いろいろとテストできました。最終的にトップタイムをマークでき、データをたくさん得られました。明日のフリー走行と予選に、いい状態で臨めます。明日は天気がよくなることを願っています」

ジョナス・フォルガー(Moto2 3番手)
「今日はとても気持ちよく乗れた、楽しい一日でした。今回はそれほどセットアップを変えていませんが、1回目から2回目のセッションにかけて、タイムを大きく更新できました。今日は走ることに集中しました。不安定な天候で、時折り雨が降りましたが、ほとんどの時間をドライコンディションで走ることができました」

中上貴晶(Moto2 15番手)
「第10戦インディアナポリスGPと前戦チェコGPでは、これまで抱えている問題を解決できなかったので、今年一番よかった第8戦オランダGPの状態に戻して走り始めました。まずまずの一日でした。今日は天候が不安定で、セッション中に雨がぱらついたことで、それほど周回できなかったのが残念です。しかし、自分のフィーリングとデータが合っていますし、明日に向けて大きな手応えがありました。今日はコンディションが悪く、ベストタイムは昨年に比べるとかなり遅かったです。明日は天気がよくなると聞いているので楽しみです」

長島哲太(Moto2 32番手)
「今日は天候が不安定で、しかもトラブルやガス欠があり、あまりいい一日ではありませんでした。正直、午前中はどうなるのかという気分でしたが、午後はガス欠になるまでは気持ちよくタイムを更新できました。サーキットはおもしろいし、結構好きな場所です。ここは回り込むコーナーが少なく、マシンのネガティブな部分が緩和されますので、それほど悪くはありません。明日の予選は20番手あたりを目標にがんばりたいです」

アレックス・リンス(Moto3 3番手)
「第10戦インディアナポリスGP、前戦チェコGPと着実に前進していますし、今大会でもいいスタートが切れたのでとてもうれしいです。路面コンディションはベストではありませんでした。午前中から午後にかけて、コンディションはよくなりましたが、次は路面のバンプに苦しみました。バンプは昨年よりもひどくなっているので大変です。セッション終盤に向けて、いろいろなことにトライして、最終的にいいペースで走れるコツを見つけられました」

アレックス・マルケス(Moto3 6番手)
「みんなそうだったと思いますが、今日は厳しい一日になりました。天候が不安定でしたし、昨年のタイムになかなか近づけませんでした。風が強く、気温が低く、ミスをしないように大きなマージンを取って走る必要がありました。しかし、最終的にはセットアップが進み、大きな成果を得られました。トップタイムではありませんでしたが、いいペースで走れたと思います。明日はもっとタイムが上がると思いますし、引き続き、セットアップに全力を尽くさなければいけません」

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