ヤマハから10万円台の新型EV登場か!?

ヤマハが10万円台の電動バイクを来年にも発売すると発表した。情報元の朝日新聞によると、柳弘之社長がインタビューで明らかにしたもので「バッテリーのコストを下げ、エンジン車と同程度の価格を目指す」という。モーターは原付免許で運転可能な定格出力600W以下とし、航続距離も現行モデルのEVである「EC-03」の1回充電43キロから大幅に伸ばす予定だ。

ガソリン価格の高騰が続く中、「性能や価格で条件を満たせば、日本でも普及が進む」(同社長)との狙いがある。生産は電動バイクの普及を政策として進めている台湾で行い、日本と台湾で販売する計画となっている。

今のところ、具体的なモデル名などは明かされていないが、2013年の東京モーターショーに参考出品された「EVINO」(イービーノ)である可能性が大だろう。レトロポップなスタイルで人気の「Vino」をベースとし、近距離移動の手頃なコミューターとして必要な機能は備えつつ購入しやすい価格帯での提供を目指したEV スクーターである。環境性能に加え、繊細なモーターの制御によるスムーズな加速を実現。前後荷重の最適化を図ることで低速での操縦性能を確保し、充電環境にも配慮した着脱式バッテリーや回生充電システムなども装備しているはずだ。

ちなみにベースモデルの「Vino」は税込で約20万円なので、価格的にはガソリンスクーターと並ぶことになり、前述の「EC-03」(約26万円)やホンダの「EV-neo」(約50万円)、スズキの「e-Let`s」(約32万円)と比べても、かなり割安になる。
また、10万円台というと、価格的には電動アシスト自転車も競合領域に入ってくる。免許のいらない手軽さで、今や国内出荷台数では43万台以上とバイクを超え、急成長している分野だ。実は世界で初めて電動アシスト自転車を開発・販売したのも当のヤマハであり、こちらも大事な主力商品。ターゲット層の棲み分けにも注目したいところだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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