[HONDA]JRR Rd.5 J-GP2 決勝 高橋裕紀が今季3勝目を飾る

MFJ全日本ロードレース選手権の第5戦は、J-GP2クラスのみが開催。J-GP2としては4戦目、会場はツインリンクもてぎでした。今大会は事前テストが行われなかったこともあり、多くのライダーが、6月の第4戦SUGO以来の走行となりました。

フリー走行日の8月22日(金)は、うだるような暑さの中で、午前8時30分からと午前11時55分からの2回の走行が、それぞれ40分間行われました。トップタイムは生形秀之(スズキ)、2番手に浦本修充(MuSASHi RT ハルクプロ)、3番手に高橋裕紀(Moriwaki Racing)、4番手に渡辺一馬(テルル&EM★KoharuRT)となりました。

23日(土)の予選も暑さが続きました。今大会はスーパーフォーミュラ シリーズとの共同開催のため、4輪走行後のコースにはラバーがのり、路面コンディションとしては、2輪には厳しい状況となりました。そんな中で、午後0時15分から40分間、1セッションの走行が行われ、この1回で決勝グリッドが決定。激しいタイムアタック合戦となる中、ポールポジションを獲得したのは高橋で、今季3度目となりました。2番手には渡辺、3番手に井筒仁康(カワサキ)が入りました。

そして、24日(日)の決勝も晴天に恵まれ、酷暑となります。J-GP2のスタートは午後1時15分と、日差しが強い時間帯に行われました。ホールショットは高橋が奪取。それを井筒が追いますが、2ラップ目のS字で転倒してしまいます。トップの高橋を生形、浦本、小山知良(NTST.ProProject)が追う展開となり、その後方では、渡辺、関口太郎(Team TARO PLUSONE)、岩田悟(NTST.ProProject)、デチャ・クライサルト(ヤマハ)、亀谷長純(MuSASHi RT ハルクプロ)が集団となって追いかけます。高橋は4ラップ目には、2番手に浮上した浦本に2秒8ものアドバンテージを築き、独走態勢を築きます。セカンド集団では、浦本と生形、小山の3台が激しいバトルを展開。それを渡辺、岩田、クライサルト、関口、亀谷が追いかけました。

高橋は1分55秒055のファステストラップを叩き出し、2番手集団との差を4秒に拡大。その後、浦本は自己ベストを更新してセカンドグループから抜け出し、高橋を追走し、その差を削り始めます。10ラップ目には、4コーナーで小山のマシンがストップし、戦線を離脱。レース中盤、高橋が5コーナーで転倒しそうになり、なんとか立て直すものの、浦本との差が2秒4まで一気に詰まります。それでも、12ラップ目にはファステストラップを記録し、逃げ続けます。

高橋が転倒しそうになる姿を確認した浦本は、さらに差を詰めようと、13ラップ目には高橋のファステストラップを更新。高橋との差を2秒2とします。浦本は、14ラップ目にもファステストラップを1分54秒468に更新し、高橋との差を1秒5まで縮めます。3番手の生形は単独走行。4番手争いは渡辺と岩田で争われました。6番手争いはクライサルトと関口。それを亀谷が追いかけます。

15ラップ目に入ると、高橋と浦本の差は1秒3。16ラップ目にはついに1秒を切り、浦本が0.9秒差で高橋の背後に迫ります。17ラップ目には0.6秒差となり、最終ラップに突入しました。それでも、浦本は高橋をパスするまでには至らず、高橋がトップでチェッカー。その差は0.221秒でした。高橋は今季3勝目を挙げ、ランキングトップの座をより強固にしました。2位に入った浦本は、ランキング3位に浮上。3位表彰台は生形が獲得しました。4位に渡辺、5位に岩田、関口は7位、亀谷は8位でチェッカーを受けました。

コメント
■高橋裕紀(J-GP2 優勝)
「今回は2&4レースということで、4輪マシンの走行後は、ラバーが残る状態でした。そのため、とても滑りやすく、難しいレースウイークでした。決勝では、その状況がより強く感じられました。今年の目標は変わらず、ポールポジションを獲得し、決勝では作戦なしで1ラップ目から全開で走るというもので、今回もその通りに走りました。後半はブリヂストン勢が強いのは分かっていたので、逃げようとしたのですが、5コーナーで転倒しそうになり、一気に差が詰まりました。自分にできることは、ミスなく冷静に、最後まで走りきることだと思い、がんばりました。勝つことができて、本当によかったです。支えてくれたスタッフに感謝します」

■浦本修充(J-GP2 2位)
「前回のSUGOでは、トップ争いを演じながらも、コースアウトをしてしまい4位だったので、今回はどうしても勝ちたいと思っていました。朝の走行では、トップタイムを記録でき、勝負ができると思っていましたので、2位はとても悔しいです。序盤でペースを上げられずに、後半勝負となりました。高橋選手が転倒しそうになったのを見て、高橋選手も苦しいのが分かり、追いかけようと気持ちが強くなりましたが、届かなかったです。残り2戦となりましたが、最後までチャンピオンをあきらめずに、チャレンジしていきたいです」

■渡辺一馬(J-GP2 4位)
「レースウイークの流れは悪くなく、決勝もいいレースができると思っていました。ですが、4輪走行の影響でラバーがのっているのが、思ったより影響したのか、序盤のフィーリングがよくなく、何度か転倒しそうになりました。中盤から後半にかけて、ライディングをアジャストして、マシンの状況に慣れたこともあり、ペースを上げられるようになりましたが、トップ争いには届きませんでした。前回のSUGO戦よりも、トップとの差は詰まっていますし、調子は悪くないです。勝てる流れを引き寄せられるようにがんばりたいです」

■岩田悟(J-GP2 5位)
「レースウイーク通して、マシンのセッティングを大きく振ったのですが、うまくいきませんでした。そのため、テスト時の安全なセットに戻して朝フリーを走り、気持ちよく走れたので、そのセッティングで決勝レースを走りました。渡辺選手との4位争いになり、前に出て引っ張るまでの力はなかったので、渡辺選手に前との差を詰めてもらった方がいいと判断し、後ろについて走行しました。最後に勝負をしようと思っていましたが、かなわずに5位となりました。チームメートの小山選手がリタイアしていたので、自分はなんとしてもチェッカーを受けなければならないという思いが強かったです。今年からマシンが変わり、まだ詰めきれていないので、焦らずに確実に、前へ進みたいです」

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