[YAMAHA]MotoGP Rd.11 2日目 ロレンソ6位、スミスが4位でセカンドロウを獲得

■大会名称:MotoGP第11戦チェコGP
■開催日:2014年8月16日(土)予選結果
■開催地:チェコ共和国/ブルノ(5.403km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度
■路面温度:38度
■PP:M・マルケス(1分55秒585/ホンダ)

モビスター・ヤマハ・MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは、予選でそれぞれ6位と7位を獲得。ロレンソは15分間の予選セッション開始が待ちきれないように、真っ先にピットを離れて前方に誰もいないコースを確保。その最初のタイムアタックで1分56秒318の好タイムをマークしたが、その後、全体のペースが上がるにつれて6位まで後退。残り7分となったところでピットに戻り、前後のタイヤを新品に交換。これで残り3分となり、ソフト・コンパウンドのタイヤで臨むタイムアタックはあと1ラップのみとなった。ロレンソの最終記録は1分55秒815。タイヤ交換の間に11位まで順位を下げていたが、6位まで上げてセッションを終了した。

チームメイトのロッシはフリープラクティス第4セッションで最速タイムをマークする好調ぶりを見せていたが、その後、転倒して左手小指を負傷。サーキット内の診療所でレントゲン検査を受け、走行可能と判断された。予選セッションでは、まず他のライダーたちを先に行かせて後方からスタート。最初のアタックでは1分56秒708で10位。残り7分足らずとなったところでタイヤ交換のためにピットに戻り、その2分後にコースに復帰した。ロッシは痛みと戦いながらも自己ベストの1分55秒821をマーク。これで一時5位に上がったが、終盤で7位まで後退した。

モンスター・ヤマハ・テック3のB・スミスが予選4位を獲得。スミスはウイーク初日の昨日から好調で、午前中に行われたフリープラクティスでも1分56秒780の好タイムで3位を獲得。予選ではタイムアタック6周目となる最終ラップで1分55秒730を記録し、サーキット・レコードにあと0.2秒と迫った。3位との差はわずか0.004秒。明日の決勝ではスタート・ダッシュを決め、サテライト勢トップの座を目指す。

チームメイトのP・エスパルガロは予選9位で3列目。午前中のフリープラクティスでは1分56秒825でQ2進出を決定。フリープラクティス第4セッションではさらにタイムを更新して4位につけた。15分間のアタックでは1分55秒899へと更新。フロントロウまであと0.173秒、ポールポジションまで0.3秒に迫る好タイムを記録した。決勝では好スタートから上位にくらいつき、トップ5獲得を目指して戦う。

NGMフォワード・レーシングのA・エスパルガロとA・デ・アンジェリスは、それぞれグリッド4列目と7列目。

エスパルガロのオープン・カテゴリートップという結果は、ヤマハエンジンの品質の高さを改めて証明したもの。ポールポジションのM・マルケスから0.505秒差の1分56秒090を記録し、順位では10位に留まったものの、エスパルガロ自身もここまでの成長に満足している。そして明日の朝のウォームアップでさらに一歩前進し、ベスト・セッティングを見つけて決勝に臨む決意。

チームメイトのデ・アンジェリスは、ドライ・コンディションに恵まれた今日のセッションでフォワード・ヤマハの特徴を理解することに集中。セッティング作業に取り組みながら、午後になると、より自信を持って走行できるようになってラップタイムも向上した。最終ポジションは20位。

コメント
【モビスター・ヤマハ・MotoGP】
■J・ロレンソ選手談(予選6位/1分55秒815)
「ラップタイムは悪くない。ユーズド・タイヤでも、かなりいいタイムが何度か出ていたしね。ちょっとの違いが大きな差になってしまって、たとえば7位、8位、9位あたりは僕のタイムに非常に接近しているから、一気に順位を下げてしまうこともあり得るんだ。フロントをソフト・コンパウンドのタイヤに換えたら、とても乗りやすくなって順調に攻めることができた。でも残念ながら決勝でこれを使うことはできないので、硬めのタイヤでも自信を持って走れるようなマシンを作っていかなければならない。2台のうち1台には特別なブレーキを装備していて、このおかげでブレーキングがとても好調だったんだけれど、その代わりにスピードと加速性が失われてとくに最終コーナーが厳しい感じ。それでセッション終盤ではノーマルなもう1台のほうに集中することにしたら、このほうが感触が良かった」

■V・ロッシ選手談(予選7位/1分55秒821)
「懸命にプッシュしてペースも順調に上がってきたところだったのに、11コーナー進入でわずかにはらんでしまい、修正しようと急激にブレーキをかけたらフロントから転倒。小指を少し傷めてしまったけれど、幸い、ひびも骨折もなかったので本当に良かったよ。明日の決勝でも影響が出ないことを願うばかり。決勝ではフロントにソフト・タイヤを履くつもりはないよ。やはりハードのほうがいいだろう」

■M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター談
「ホルヘはすべてのセッションで好調なペースをキープしていたが、それを予選で出し切ることができなかった。明日の朝までにマシンのフィーリングをもう1ステップ改善して決勝に備えたい。バレンティーノのほうはセッティングがうまくいって彼自身も非常に満足しているようだ。常に、さらに前進することを考えているが、すでにかなり良いレベルまできていることは間違いない。フリープラクティスで転倒してしまったのは残念。それがなければ、もっと前のグリッドを獲得できたはず。3列目になってしまったことは残念だが、手に大きく深い擦過傷を負いながら懸命にプッシュして頑張ってくれた」

【モンスター・ヤマハ・テック 3】
■B・スミス選手談(予選4位/1分55秒730)
「予選結果にはとても満足している。明日の決勝に向けて、とても良い場所を確保することができた。このレベルまで回復してきたのは、開幕のカタール以来、初めてのことだよ。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげ。とくに技術者のギー・クーロンの技術的知識とアドバイスには心から感謝している。正直なところ、昨日はかなり苦労したので心配もあったんだけれど、今日はスピードが戻り、こうしてグリッド2列目を獲得できたので不安な気持ちは吹き飛んだ。Q2でフロントにミディアム・コンパウンドを選択したのは、とてもいい判断だったと思う。完璧なチョイスだったんだ。明日は好スタートを決めて上位グループについて行きたい。楽しみにしている」

■P・エスパルガロ選手談(予選9位/1分55秒899)
「フリープラクティスはずっと順調でポジションも良く、とくに第4セッションでは4位まで上がっていた。予選でももう少し上を目指していたので、9位という結果は少し残念。ラップタイムは非常に接近していて、フロントロウとの差も決して大きくはない。この激しい競争がMotoGPということなのだろう。予選セッションのやり方に、正直なところまだ慣れていないのかもしれない。Moto2では、もっと長い時間が与えられているので、少しずつ組み立ててアタックを目指せば良いが、MotoGPでは一気にトップのところまで上げていかなければならない。今日の予選結果によって厳しい状況になったことは確か。上位を目指すためには好スタートが不可欠だ。また、タイヤ・チョイスについては両方のコンパウンドを試して、どちらも気に入った。最終的な判断は、明日のコンディションを見てから決めることになるだろう。決勝は決して楽な戦いにはならないが、決勝用セッティングでのペースがとてもいいので、きっと良い走りができると信じている。目標はやはりトップ5入り」

【NGMフォワード・レーシング】
■A・エスパルガロ選手談(予選10位/1分56秒090)
「フリープラクティスまではフロント周りの挙動にかなり悩んでいたので、今日になってマシンのセットアップが向上したことが大きい。ポールポジションとの差はわずかコンマ5秒。フロントロウまであとコンマ4秒足らずというところまで来ることができた。ところがポジションは10位。タイムが接近しているので厳しいレースになるだろう。高速コースというのも僕らにとっては少しつらいところ。明日のウォームアップ・セッションでさらに作業を続け、ベスト・セットアップを追求したい。前回のインディーで失った分のポイントを取り戻さないといけないからね」

■A・デ・アンジェリス選手談(予選20位/1分58秒948)
「今日も決勝に備えるための作業を続けていた。アレックスのセッティングに近いところからスタートし、それから自分のフィーリングに合わせて少しずつモディファイしていった。そしてQ1ではフォークを柔らかめにして、そこから大きく前進することができるようになったんだ。リズムが良くなり、ラップタイムも上がってきたのでハッピー。明日のウォームアップでさらに改善を図りたい。今は、マシンをより良く理解するために、すべてのセッションがとても大切なんだ」

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