[HONDA]MotoGP Rd.11 フリー走行 ドライでもウエットでもマルケスがトップタイム。ペドロサが3番手

第10戦インディアナポリスGPから2週連続の開催となった第11戦チェコGPのフリー走行は、午前中は青空が広がる絶好のコンディションとなりましたが、午後は雨雲が空を覆い、一時的に雨が降る不安定な天候となりました。そのため、MotoGPクラスの午後の走行はウエットコンディション、Moto2クラスはウエットからドライへと変化する難しいコンディションとなりました。

ドライコンディションで行われた1回目のフリー走行は、着実にタイムを短縮したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、セッション終盤に1分56秒803のトップタイムをマーク。2年連続の大会制覇に向けて、絶好のスタートを切りました。午後のセッションでは、さらなるタイムの短縮が予想されたものの、セッションスタート直後に雨が降り、ウエットコンディションとなりました。そのため、雨が降り出す直前にタイムを出したアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が1番手、ヘクトール・バルベラ(AVINTIA)が2番手となりましたが、ウエットコンディションでのタイムとしては、セッション3番手のマルケスが叩き出した、2分07秒846がベスト。ドライでもウエットでも、この日のベストタイムをマークしたのはマルケスでした。

総合3番手につけたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)にとっても、この日は順調な一日となりました。午前のセッションでは、マルケスから0.052秒差という僅差の3番手。ウエットコンディションとなった2回目のセッションでも、マルケスから0.002秒差の好タイムをマークしました。おととしの大会では、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)とのし烈な戦いを制して優勝。昨年の大会では、マルケスを猛追して2位に入り、Repsol Honda Teamが1-2フィニッシュを果たしました。チェコGPは、Repsol Honda Teamの1-2フィニッシュが期待される初日となりました。

トップのマルケスから1秒差以内に9台という接戦の中、第10戦インディアナポリスGPで、転倒リタイアに終わったステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)が6番手。ドライでもウエットでも、順調にセットアップを進めました。ブラドルにとってオートモトドラム・ブルノ・サーキットは、125cc時代にグランプリ初優勝を達成した思い出深いサーキット。そのサーキットで、今季初の表彰台獲得に向けて、順調なスタートとなりました。ブラドルと同じく、前戦インディアナポリスGPで転倒リタイアのアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、グリップ不足に苦しんで15番手と、苦しいスタートとなりました。

以下、Hondaの市販レーサー「RCV1000R」勢で調子を上げているスコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が13番手と好スタートを切り、2戦連続となるオープン勢トップフィニッシュヘの期待が寄せられます。今季ベストリザルトを目指す青山博一(Drive M7 Aspar)が17番手、ホームグランプリに闘志を燃やすカレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が18番手、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)の代役として出場のレオン・キャミアは、22番手で初日を終えました。

Moto2クラスは、1回目のフリー走行はドライコンディションで行われましたが、2回目はウエットからドライコンディションへと変化する難しい路面状況となり、総合首位のエステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)がトップタイム。1秒差以内に18台という大接戦の中、総合2位のミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)が2番手、以下、サンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)、ドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)と続きました。

昨年の大会でポールポジションを獲得し、決勝で2位入賞を果たした中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は17番手。長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は、初めて経験するサーキットで31番手でした。

Moto3クラスは、1回目、2回目ともにドライコンディションとなり、総合3位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)がトップタイムをマーク。1秒差以内に11台が入り、総合5位のアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が2番手、総合6位のアレックス・マスボー(Ongetta-Rivacold)が3番手と、Honda勢が上位を独占しました。前戦インディアナポリスGPでキャリア初優勝を達成した、総合2位のエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が8番手、ジョン・マクフィー(SaxoPrint-RTG)が10番手と、トップ10に5台のHonda勢が名前を連ねました。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日は午前と午後で路面コンディションが大きく変わりましたが、どちらも順調にセットアップを進められ、とても満足しています。こういう天気になることは予想していました。完ぺきではありませんが、コンディションに合わせてセットアップすることができました。特にウエットコンディションになった午後のセッションでは、安定したラップタイムを刻めました。これはとても重要なことで、いい一日になりました。明日も天候を見ながら、いい予選にしたいと思います」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「1回目はドライ、2回目はウエットでしたが、どちらのセッションも順調でした。しかし、タイヤのテストをしなければならないですし、異なるセットアップも試したいので、もっとドライコンディションで走る必要があります。いずれにしても、今日は楽しい一日でした。明日のセッションが待ちきれません」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 6番手)
「今日は不安定な天候でした。こういう状況下で、初日を6番手で終えられてよかったです。いいポイントは、トップとわずか0.2秒差だということ。しかも、安定したラップタイムを刻むことができ、まずまずの一日でした。ウエットコンディションになった午後もいいフィーリングでした。しかし、ドライでもウエットでも、もう少し旋回性を上げる必要があるので、明日もそれに取り組まなければなりません。今大会はいいスタートを切れました」

■スコット・レディング(MotoGP 13番手)
「ドライコンディションだった午前のフリー走行は、インディアナポリスGPとはコースが違うのですが、とても気持ちよく走れました。セッション中、同じタイヤで周回をこなせたこともいいポイントでした。ウエットコンディションになった午後の走行は、最初はどんな感じなのか不安はありましたが、すぐにドライコンディションのように自信を持って走れました。今日はドライとウエットで、とても貴重なデータを得られました」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 15番手)
「インディアナポリスGPと同じ状態で、リアの接地感がなく、苦しみました。さらに、フロントのフィーリングもよくありませんでした。そのため、コーナーの進入がうまくいかず、フラストレーションがたまりました。とにかく、イライラする状態が続き、ウエットコンディションになった午後のセッションも同じでした。明日のフリー走行と予選で、よくなることを願っています」

■青山博一(MotoGP 17番手)
「今日はインディアナポリスGPと同じ状態でスタートしました。基本的に悪くはなく、バランスの調整だけでいい状態になりそうでした。インディアナポリスGPでは、全体的にショートホイールベースだったので、ここでは長い方向にしなければなりません。それで、フロントとリアのセッティングをいくつか試して、だいたいの方向性はつかめましたが、午後のセッションが雨になり、それ以上はセットアップを進められませんでした。全体的には悪くないので、明日のフリー走行でセットアップを進め、予選に挑みたいです」

■レオン・キャミア(MotoGP 22番手)
「インディアナポリスGPは初めて経験することばかりでしたが、今回は落ち着いて、初日のメニューを消化できました。今日はさらに前進するために、ブレーキングポイントを深くして、コーナリングの立ち上がりもよくしようと努めました。思ったよりも順調に限界を深めていけました。しかし、ウエットコンディションになった午後の走行では、なかなか限界がつかめずに苦労しました。とにかく、ブレーキングとタイヤの限界を知ることがとても重要なので、明日も引き続き、新しいマシンのライディングを学んでいきたいです」

■エステベ・ラバト(Moto2 1番手)
「1回目のセッションで今日のベストタイムをマークしましたが、マシンにちょっとした問題があり、午後のセッションは異なるセッティングにトライしました。午前と同じフィーリングでは走れませんでしたが、午後のセッションでトップタイムをマークしたミカ(カリオ)と0.2秒しか違いませんでした。明日は同じ方向性で、さらにセットアップを詰めていこうと思います。今回は新しいエンジンで、全員が改善されたシフトシステムに問題を抱えていました。しかし、明日には解決すると思います」

■ミカ・カリオ(Moto2 2番手)
「午後はウエットからドライになる不安定なコンディションとなり、予定していたメニューをすべて消化することはできませんでした。午後はロングランをしましたが、路面コンディションがよくなかったので、午前のようなペースでは走れませんでした。次第に路面が乾き、前後ソフトで走りました。これまでと同じで、フロントは特に、ハードタイヤよりもフィーリングがよかったです。全体的にはいい一日でしたが、明日に向けてまだまだやらなくてはいけないことがあります」

■中上貴晶(Moto2 17番手)
「今日は難しいコンディションになりました。特に午後のセッションの序盤は、路面に濡れている部分と乾いている部分があり、とても走りにくい状態でした。そういう状況下で、なんとかペースを上げていくことができましたし、セッション終盤には午前のベストタイムを更新できました。フィーリングとしては、インディアナポリスGPよりもよい状態ですが、セクター2とセクター3でタイムをロスしているので、明日は、この部分でタイムを短縮したいです」

■長島哲太(Moto2 31番手)
「思っていたよりも難しいコースで、午前の走行は苦労しました。しかし、ウエットからドライになった午後のセッションでは、だんだん攻められるようになりました。ただ、リアタイヤのスピニングがひどく、アクセルを開けると外に流れていくので苦労しました。明日はこの問題を解消し、タイムとポジションを上げていきたいです」

■アレックス・マルケス(Moto3 1番手)
「今日はとてもポジティブで、いい一日でした。午前の走行は、タイム的にはよかったのですが、マシンは不安定でした。しかし、午後になってセットアップが進み、攻める走りができるようになりました。まだ、いくつかのパートで細かい調整をしなければなりませんが、明日のフリー走行と予選で、セットアップを完ぺきにしたいです。今日のタイムはとてもよかったのですが、今年はほとんどのサーキットで、レコードがブレイクされています。そのため、明日も引き続きがんばらなければなりません」

■アレックス・リンス(Moto3 2番手)
「これまでのグランプリと比較すれば、初日としてはいい一日でした。セッション開始から、セッティングに集中しました。インディアナポリスGPでは、セットアップがなかなか進まず苦労しました。それに比べれば、今日は理想的な一日でした。午前のセッションは8番手でしたが、午後は2番手までポジションを上げられました。明日の予選に向けて、まだまだやれることがありますし、引き続きセットアップに集中します」

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