[YAMAHA]MotoGP Rd.10 決勝 ロレンソ、ロッシがそろって表彰台を獲得!

■大会名称:MotoGP第10戦インディアナポリスGP
■開催日:2014年8月10日(日)決勝結果
■開催地:アメリカ/インディアナポリス(4.216km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:29度
■路面温度:46度
■PP:M・マルケス(1分31秒619/ホンダ)
■FL:M・マルケス(1分32秒831/ホンダ)

モビスター・ヤマハ・MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシが揃って表彰台を獲得。ロレンソはグリッド3位からスタートしたあと第2コーナーで6位まで後退したが、すぐに挽回してトップ争いの主役のひとりとしてポジションアップ。一方のロッシは、グリッド2列目から絶好のスタートを切って一気に4台をパス。さらに第2コーナーでA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)をパスしてトップに立った。

3周目にはロレンソがM・マルケス(ホンダ)の背後に迫り、ともにペースを上げながらトップグループに近づいてゆく。やがて追いつくと4台の接近戦へと発展し、互いに何度も順位を入れ替える激しいバトルが繰り広げられた。

10ラップ目のオーダーはロッシ、マルケス、ロレンソ、ドビツィオーゾ。これがすぐに変化し、第2コーナーでロレンソとマルケスがロッシをパスしたときには、ヤマハの2台が危うく接触というほどの激しさ。またマルケスは、最終コーナーで膝を縁石にぶつけるアクシデントでやや遅れたものの、すぐに取り戻してトップに浮上。ロッシが2位、ロレンソが3位で続いた。

ロレンソはコンマ4秒差を縮めて15ラップ目でロッシをとらえて2位に浮上。さらに優勝に照準を定めたが、逆転はかなわなかった。ロレンソはマルケスから1.803秒遅れて2位でゴール。ロッシはさらに6.558秒離されて3位でチェッカーを受けた。

ロレンソはこれで合計117ポイントに伸ばしてランキング4位に浮上。一方のロッシは合計157ポイントでランキング3位をキープしている。

モンスター・ヤマハ・テック3のP・エスパルガロが5位を獲得。グリッド6位から好スタートを切ってオープニングラップで上位についていくと、7ラップ目にはトップ5と同等のラップタイムでA・イアンノーネに接近。12ラップ目で前に出て6位に浮上した。さらに20ラップ目にはドゥカティー・ファクトリーのA・ドビツィオーゾに迫り、これをパスして5位でチェッカー。トップスピードではヤマハ勢最速の341.8kmを記録し、ランキングは6位に浮上した。

チームメイトのB・スミスはエスパルガロに続く6位。グリッド9位からスタート後、第1コーナーで8位に上がってファクトリー・マシンにくらいつく。オープニングラップを終えるまでに10位に後退したが、その後、果敢に攻め続けてレース中盤までに7位へと浮上。1分33秒台のハイペースをキープしながら順調に差を縮めて、残り2ラップでドビツィオーゾをとらえて6位に上がりチェッカーを受けた。この結果、ランキングでは9位に浮上した。

NGMフォワード・レーシングのC・エドワーズにとっては感動的なレースとなった。スーパーバイク世界選手権で2度のチャンピオンに輝き、MotoGPとスーパーバイクの両カテゴリーで長年にわたり活躍してきたエドワーズが、母国アメリカでの最後のレースを走り終えてアメリカのファンに別れを告げた。決勝では好スタートから好レースを展開して13位でチェッカーを受けた。

エドワーズのチームメイトのA・エスパルガロは、4番グリッドから好スタートを切ったあとレース序盤で徐々に後退。その後リズムをつかみ、少しずつ挽回して8位まで上がったが、S・ブラドル(ホンダ)に接触されてマシンにダメージを受けた。再スタートは不可能で、リタイアを余儀なくされた。シリーズポイントは合計77ポイントでランキング7位。

コメント
【モビスター・ヤマハ・MotoGP】
■J・ロレンソ選手談(2位)
「シーズン序盤は苦しい状況が続いた。マシンのフィーリングが良くないし、何度もミスをした。でも今はマシンが非常に乗りやすくなり、自分自身の体調も十分に回復した。走りが安定していて、とても気分よく乗れているんだ。でもライバルたちもとても強い。バレンティーノは去年よりも好調で、彼のほうが速いからなかなかパスすることができない。またマルクは、去年のようなルーキーではなくなっていて、経験が増え、マシンも体調も、そして走り自体も非常に素晴らしい。僕らもマシンのさらなる向上、改善に懸命に取り組んでいく。もちろん、ここまでよく走ってくれているが、できれば今年中にもっと良いものにしていきたいんだ。この先も、僕のライディング・スタイルに合ったコースではマルクにチャレンジしていけるかもしれない。でも毎回、彼を脅かしたいと思うなら、さらに改善していかなければならない。そしてそれが、僕らの目標なんだ」

■V・ロッシ選手談(3位)
「ホルヘ、マルクといい戦いができた。その結果の3位にとても満足している。初めは僕がレースをリードし、順調にトップをキープ。このコースはいつも苦労してきたので、今日はとくにうれしいんだ。チームとともに頑張ってきて、決勝ではマシンがよく走ってくれた。でもこれからは、ホルヘとマルクに近づくため次のステップに進まなければならない」

■M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター談
「あのようなエキサイティングなレースを見せてもらい、その結果としてふたりがそろって表彰台に上ることができて非常にうれしい。序盤の4台から5台のバトルは見応えがあり、ファンも大いに楽しめたことだろう。コース改修がその一助となっていて、ヤマハのマシンにも間違いなくマッチするようになった。バレンティーノは安定して上位で戦えるようになり、今回も貴重なポイントを獲得。ロレンソも完全に復活したと言っていいだろう。チームの戦いぶりに満足しており、この勢いをそのままに次のブルノに挑みたい。

【モンスター・ヤマハ・テック 3】
■P・エスパルガロ選手談(5位)
「まぁまぁうれしい、という感じかな。いいレースだったけれど、とても素晴らしいとも言えないからね…。でも少なくとも貴重なポイントを獲得することができたし、今日も多くを学び、全力を尽くすことができたのだから満足するべきなのだろう。それに僕の前には4台のファクトリー・マシンがいるだけと考えれば、あまり文句も言えないね。スタートがうまくいって、レース序盤でダニについていこうと全力だったけど、彼は本当に強くて、どんどん逃げていってしまったんだ。そのあとはしばらく単独走行になり、ようやくドビツィオーゾをパスしてからは差を広げ、さらに終盤ではミスをしないように心掛けてチェッカーを目指した。後半戦のスタートとなったインディーは良かったけれど、僕の気持ちは早くも次のブルノに向かっている。そこでさらに成長したい」

■B・スミス選手談(6位)
「6位という好成績には満足している。でもこの暑さのなかで、序盤はフロントが安定せず慎重になり過ぎてしまったのは少し残念。レースは27ラップと長いので、そのことを思い出して冷静さをキープし、リアタイヤを温存することを心掛けたんだ。そしてレース後半からペースを上げていき、1分33秒台中盤に上げてポルとドビツィオーゾを追った。目指していた、そして必要としていた好成績を獲得することができて大きな自信になった。次のブルノでは、さらにランキングを上げられるよう頑張りたい。とても楽しみにしているよ」

■H・ポンシャラル、モンスター・ヤマハ・テック3チーム、チームマネジャー談
「総合的に見て我々にとって素晴らしいレースだった。今日のふたりの成績には非常に満足している。前の2戦では天候に翻弄されて苦労したので、今朝もそのことが少し気になったが、幸いドライのまま走り切ることができた。スタート直後は激しい争いで混乱もあったが、やがて落ち着き、ポルはしばらく上位グループについていった。そして最後まであきらめずに攻め続け、ドビツィオーゾをとらえたのは見事だった。またブラッドリーは、昨日の転倒を乗り越えて、まるで真のチャンピオンのような見事な走りを見せてくれた。ふたりを誇りに思い、彼らの努力に感謝している。次の戦いもすぐそこまで迫ってきている。もう一度、今日の好成績を再現するべく、すでに準備は整っている」

【NGMフォワード・レーシング】
■C・エドワーズ選手談(13位)
「世界中の人々から多くのサポートをもらい、とても感動的なレースウイークだった。レース自体は厳しく、ひたすら周回数を数えていた。そしてチェッカーを受けたあとのスローダウン・ラップで、群衆のなかのひとりが手渡してくれたアメリカ国旗を持ってファンのみんなに手を振ったんだ。本当に素晴らしい瞬間だった。でも今こそ、また新たに歩き出さなければならない」

■A・エスパルガロ選手談(DNF)
「スタートは良かったが、ストレートで抜かれてしまった。スミスとドビツィオーゾを追いながら、自分のリズムをつかんでいった。ブラドルとのアクシデントは非常に残念。彼が接触してきてマシンが破損したためリタイアせざるを得なくなったんだ。これがレースというもの。でも貴重なポイントを失ってしまったのは悔しい。ブルノではもっと力強い走りがしたい」

■津谷晃司、MS開発部 モトGPプロジェクトリーダー談
「サマーブレイク前ラスト2戦に引き続き、レース直前に降雨の可能性がある天候でしたが、最後までドライコンディションで走ることができました。ホルヘ、バレンティーノともにさらに2年の契約更改を完了したことで、集中力と本来の走りを取り戻しつつあり、レース序盤には勝ちにこだわる気迫のドッグファイトを繰り広げながらダブルで表彰台を獲得してくれました。また、テック3のポル、ブラッドリーも転倒しそうになりながらも5位、6位でフィニッシュし、上位6位までにヤマハ4ライダーが入り、トータルとしての結果は良かったと思います。しかし、まだマルケス選手の連勝を止めることができず悔しい思いが続きます。勝つことの難しさを再認識しながらも、ライダー・チーム・スタッフともに、確実に改善を進めることで必ず勝てると信じてモチベーションを保ち続けています。一戦でも早く一矢報いてファンの皆様と勝利の瞬間を共有できるよう最善を尽くしていきますので、ご支援・ご声援よろしくお願いします」

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