[HONDA]MotoGP Rd.10 予選 マルケスが2戦連続8度目のポールポジション獲得

第10戦インディアナポリスGPの予選は、フリー走行で着実にセットアップを進めたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、最初のアタックで1分31秒718をマーク。このタイムでポールポジション(PP)を確実なものとしましたが、2度目のアタックで1分31秒619と、さらにタイムを更新。ライバルを圧倒するスピードで、今季8度目のPPを獲得しました。

インディアナポリスGPで、2年連続となるPPを獲得したマルケスは、午前のフリー走行では、セットアップに集中して6番手。トップから1秒差以内に10台という接戦の中で、1分32秒後半から33秒台前半のタイムを刻み、アベレージもトップタイムに匹敵するものでした。そして予選の前に行われた4回目のフリー走行では、1分32秒台というすばらしいタイムでラップをこなし、仕上がりのよさをアピール。予選では2度のアタックを決めて、見事、PPを獲得しました。決勝では、開幕10連勝と、クラスをまたいでのインディアナポリスGP4連覇が期待されます。

チームメートのダニ・ペドロサは8番手。マルケス同様、PPの獲得が期待されていたペドロサにとっては、フラストレーションのたまる一日となりました。最初のアタックで3番手につけたペドロサですが、2度目のアタックではタイムを更新できず、ポジションを落としました。それでも、予選前に行われた4回目のフリー走行では、1分33秒台の好タイムでラップをこなしていたペドロサ。優勝候補の一角である彼には、決勝での追い上げのレースが期待されます。

初日6番手、2日目に行われた3回目のフリー走行でトップタイムをマークしたステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は10番手。ペドロサ同様、悔しい予選になりました。この日のブラドルは、クリアラップをうまく取れず、いいリズムでアタックができませんでした。しかし、ブラドルもロングランのアベレージがいいだけに、ペドロサとともに、追い上げのレースが予想されます。

Hondaの市販レーサー「RCV1000R」で出場のスコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)は、フリー走行での13番手から、Q1でトップタイムをマークしてQ2に進出。今季ベストの11番グリッドを獲得しました。初日12番手と好調なスタートを切ったレディングは、2日目も好調を維持。初のQ2進出を果たし、12台中11番手という結果でした。RCV1000R勢のトップタイムをマークしたのはもちろん、ファクトリー勢に迫る走りは、今季の成長を感じさせるものでした。

以下、フリー走行で転倒したアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は思うようにタイムを伸ばせず14番手、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)の代役で出場のレオン・キャミアが16番手、青山博一(Drive M7 Aspar)が18番手、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が21番手でした。

Moto2クラスは、総合2位につけるミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)が今季2度目のPPを獲得。2番手には、チームメートで総合首位のエステベ・ラバトが僅差で続きました。3番手には初日トップのドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)。総合3位のマーベリック・ビニャーレス(Paginas Amarillas HP 40)が6番手と、ランキング上位者が、予選で好タイムをマークしました。トップから1秒差以内に11台が入り、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が7番手。長島哲太(Teluru Team JiR Webike)はトップから1.755秒差の30番手でした。

Moto3クラスは、ジャック・ミラー(KTM)がPPを獲得。以下、1秒差以内に17台という接戦になり、総合3位のエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が2番手、総合2位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が3番グリッドから優勝を狙います。総合5位で昨年の優勝者であるアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)は、アタックが決まらず12番手でしたが、決勝では追い上げのレースに挑みます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。サマーブレイク明けの最初のレースで、いい走りをするのはとても重要なことです。昨日も調子がよくて、今日もいい走りができたので本当によかったです。明日の決勝に向けて、いいペースで走れています。明日のレースは、タイヤのチョイスが重要になります。特に、リアタイヤの選択はレースに大きな影響を与えるため、ミスのないように決めたいと思います。明日の天候と気温を見て、最終的に判断したいと思います。ここまで、いいフィーリングで走れています。いつも通り、明日の決勝も100%で挑みたいです」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 8番手)
「今日は2度目のアタックで、最初のタイムを更新できませんでした。こういうときは、いつもそうですが、グリッドを落としてしまいます。今大会もライダー間のタイムが接近していますし、そういう状況だったのに、アタックに失敗してしまいました。いずれにしても、今晩と明日のウォームアップで、リアのグリップを改善し、より速いペースを見つけるために、チームとともに仕事をしなければなりません」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 10番手)
「不思議な一日になりました。午前のフリー走行では、トップタイムをマークしたのですが、予選は10番手に終わりました。コース上が混雑していて、うまくクリアラップを取れませんでした。しかも、ちょっとしたミスもあり、ポジションを落としてしまいました。今日はハードタイヤでロングランをこなし、いいペースを刻めました。明日の決勝では、スタートで少しでも前に出て、フロントグループについていきたいです」

■スコット・レディング(MotoGP 11番手)
「初日からとても気持ちよく乗れていましたが、今日はさらにいい走りができ、最高の気分です。Q1でトップタイムをマークし、Q2に進出することもできました。今日はフリー走行も予選も攻めの走りができ、明日の決勝がとても楽しみです。問題があるとすれば、フロントのグリップ不足で、5〜6ラップするとグリップが低下するので、ウォームアップでそれを解決したいと思います。リアタイヤは、オープン勢にとってハード側の選択となる、ミディアムを使います。ソフトと比べてもラップタイムにそれほど大きな差がなかったので、明日はミディアムで走ると思います。明日のレースが本当に楽しみです」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 14番手)
「午前のウォームアップでの転倒で、とても怖い思いをしました。今、こうして走れていることが、本当にうれしいです。ハイサイドでマシンから放りだされ、数秒間、宙を舞いました。ケガがなかったのは本当にラッキーでした。残念だったのは、マシンのセットアップがよくなくて、昨日同様、リアのグリップ不足と戦っていたことでした。今の状態では、攻める走りができず、とてもフラストレーションがたまります。明日は厳しいレースになると思いますが、全力を尽くします」

■レオン・キャミア(MotoGP 16番手)
「昨日から大きくステップアップでき、とてもうれしいです。昨日の走行は、なにもかもが初めてだったので、とにかく、マシンとコースに慣れることに全力を注ぎました。そして今日は、経験を持つチームのおかげで、どんどんペースを上げていけました。チームのスタッフに感謝しなければなりません。明日も引き続き、前進できるようにがんばります。決勝が本当に楽しみです」

■青山博一(MotoGP 18番手)
「昨日に比べて、午前のフリー走行はよかったのですが、午後の予選では、思うようにタイムを更新できませんでした。昨日からの課題だった、旋回性とグリップがあまりよくなく、気持ちよく乗れませんでした。セッティングの方向性はそれほど外れていないと思うので、明日のウォームアップで、もう一度セットアップにトライして、決勝に挑みたいと思います」

■カレル・アブラハム(MotoGP 21番手)
「今日は、フリー走行も予選も、うまくいきませんでした。全力でアタックしましたが、プッシュしすぎたこともよくなかったかもしれません。問題はフロントのフィーリングがよくないことで、ウォームアップでこの問題点を改善しなくてはいけません。これが解決できれば、きっといい走りができると思います」

■ミカ・カリオ(Moto2 ポールポジション)
「完ぺきな一日でした。このサーキットでは、これまでいい結果を残せたことがなく、ポールポジション争いまでは期待していませんでした。しかし昨日、今日と、どのセッションでもいい走りができましたし、レースペースもそれほど悪くありませんでした。コースが改修されて路面が新しくなり、路面コンディションの変化に合わせてタイムも上がっていきます。明日の決勝も、この部分に注意を払って、最後のセットアップをしたいと思います。とにかく、すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています」

■エステベ・ラバト(Moto2 2番手)
「厳しい予選になりましたが、最終的にミカ(カリオ)と同じフロントローに並べてよかったです。昨日今日と、新しい路面とタイヤのフィーリングには満足しています。しかし、予選ではタイヤがうまく機能しませんでした。セッション中にそれを解決できると思ったのですが、転倒を喫して予選セッションを終えることになりました。ケガがなくてラッキーです。明日は優勝を目指して、全力を尽くしたいです」

■ドミニク・エージャーター(Moto2 3番手)
「今日は楽しく走ることができ、ポールポジションを狙っていました。しかし、ミカは僕よりグリップがよかったようで、とても速かったです。どうすればそのような走りができるのかは、分かりませんでした。ベストタイムでは届きませんでしたが、アベレージがとてもいいので、明日は優勝争いができると思います。とにかく、スタートを決めてトップグループに加わり、26ラップを走りきれるように、タイヤをマネージメントしたいです」

■中上貴晶(Moto2 7番手)
「2列目を逃したのは残念でしたが、着実に前進できました。午前はあまりいいフィーリングではなかったのですが、午後の予選では午前より1秒、タイムを短縮できました。明日に向けて、もう少し変えたいところはあります。しかしこれまで、いろいろと変えすぎて失敗することが多いので、明日はこのまま決勝に挑みます」

■長島哲太(Moto2 30番手)
「午前中はギアを変えたり、いろいろとセッティングを変えたのですが、あまりよくありませんでした。特に4、11、13コーナーでタイムをロスしていました。その部分を改善したかったのですが、できませんでした。昨日はギアがちょっとショートだと感じ、ロングに変更したのですが、それもよくなく、午後の走行は昨日の状態に戻しました。今のままでは攻める走りができないので、ウォームアップで違うセッティングにトライしてみたいです」

■エフレン・バスケス(Moto3 2番手)
「とてもいい予選でした。マシンのセットアップが決まり、セッション終盤はとてもいい走りができました。おかげでいいグリッドが得られました。決勝は厳しいレースになると思いますが、ロングランもしっかりできているし、いいレースができると信じています。明日は長いレースになります。体力とタイヤをしっかりキープして戦うことが、重要になります」

■アレックス・マルケス(Moto3 3番手)
「決勝に向けていい状態に仕上がりました。一日を通じてセットアップが前進しましたし、予選ではポールポジション争いができました。結局ポールポジションは取れませんでしたが、フロントローを獲得できました。明日は大接戦になると思うし、序盤の数周でいいポジションにつかなくてはいけません。新しい路面はタイヤの消耗が激しく、終盤の戦いに向けてタイヤの状態を確認することが重要になります。とにかく、スタートを決めて全力で戦います」

■アレックス・リンス(Moto3 12番手)
「昨日から前進しましたが、いいグリッドを得るのに十分ではありませんでした。このサーキットでは、スリップをうまく使うことがとても重要になります。しかし、今日は単独で走ることが多く、タイムを伸ばせませんでした。今日はフリー、予選とマシンのセットアップに集中しました。決勝でもし、いいスタートが切れれば、トップグループについていけると思います。いずれにしても、明日のウォームアップでもう少しペースを改善しなければなりません」

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