あなたが選ぶ2014ベストバイクは?

アメリカを代表するバイク専門誌「Cycle World」がオンライン版で2014年度のベストバイクを発表した。同誌が定めた10カテゴリーから、各1台のベストバイクが選出されている。結果とコメントは以下のとおりだ。

▼スーパーバイク部門「DUCA:1199 SUPERLEGGERA
究極かつ妥協を許さないレーシングパフォーマンスのバイク。

▼アドベンチャー部門「KTM:1190 ADVENTURE
長距離を移動でき、舗装路、ダート、グラベル、マッドにも対応。普段使いにも優れる。

▼クルーザー部門「INDIAN:CHIEF CLASSIC
これまでにこの部門で選ばれてきたのが常にアメリカ勢というわけではなかったが、「レイドバック」、「ロング&ロー」、「低回転トルク」が発明された国によってインスパイアされたカテゴリーだ。

▼デュアルスポーツ/エンデューロ部門「KTM:500 EXC
公道仕様にもオフ専用にもなれるダートバイク。路面が硬くなるほど、うまく乗れた時には笑顔も大きくなる。

▼中排気量ストリートバイク部門「YAMAHA:FZ-09(日本名MT-09)
エキサイティングで拡大しつつあるセグメントである「中排気量」は、これまで以上に重要な意味を持つようになっている。そのため、Cycle Worldではこのクラスの排気量上限を899ccにまで引き上げた。

▼スポーツツーリング部門「BMW:R1200RT
快適性とスピードのために作られた1台。

▼スタンダード部門「BMW:S1000R
バーハンドルを備え、上半身を起こすポジションが特徴の大きなカテゴリで、多彩な目的に使える。

▼モトクロッサー部門「KAWASAKI KX450F
排気量を問わず、地球上で絶対的にもっとも優れた「足腰が立たなくなる」バイクがこの部門だ。スタートのゲートが開いたら、間違いなくチェッカーフラッグを受ける。

▼ツアラー部門「BMW:K1600GTL
贅沢とパフォーマンス、テクノロジー、安全性、クルマ以上の積載性。1日に1000マイル?全く問題ない。

▼オープンクラスストリートバイク部門「KTM:1290 SUPER DUKE R
用途を選ぶものの、1,000cc以上のエンジンのバイクを買うのであればこの部門のマシンは候補になる。

カテゴリーの分け方については、我々、日本人ライダーからすると若干違和感もなきにしもあらずだが、選出されたモデルについてはまずまず納得できる評価と言えるだろう。ただ、細かいことを言うと、「500EXCがデュアルスポーツなの?」とか、「S1000Rが選ばれているが、何をもってスタンダード部門なの?」とか、「燃費やコストパフォーマンスを評価するクラスはないの?」などなど突っ込みどころは多々ある。事実、ユーザーの書き込みにも、いろいろな意見が飛び交い興味深い。あなたなら、2014年ベストバイクに何を選ぶだろうか。

さて、気になる国産勢としては、中排気量ストリートバイク部門ではヤマハのMT-09(現地モデル名ではFZ-09)が、またモトクロッサー部門ではカワサキのKX450Fが選ばれたのは嬉しいことだが、冒頭の序文に記されているとおり、全体的な印象としては欧州勢の隆盛が目立った結果となっている。

「日本勢は手頃な価格の素晴らしい製品によってエントリーレベルから市場を再構築しようと努力し続けているが、その成果は注目されずに終わっている」と同誌がコメントしているように、かつては国産4メーカーの独壇場だったハイパフォーマンスモデルが近年、衰退している現状は寂しい限りだ。

世界最高峰のモータースポーツ「MotoGP」では、言うまでもなく日本のメーカーが圧倒的な強さを誇っている。メイド・イン・ジャパンの本当の実力を、再び市販車でも見せつけてほしいと思うのは私だけだろうか。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
◆米Cycle World誌が選ぶ2014年のベストバイク

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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