[YAMAHA]WMX Rd.15 ファン・フォルベーク、ベルギーGPで逆境に直面し総合8位

■大会名称:2014年第15戦ベルギーGP
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2014年7月27日
■開催地:ロンメル
■天候:不順

チェコ・グランプリでの初勝利から1週間、Yamaha Factory RacingのJ・ファン・フォルベークが母国ベルギーのロンメルで開催されたFIM世界モトクロス選手権第15戦ベルギー・グランプリで厳しい戦いを強いられ、8位となった。

全17戦で争われる選手権。その第15戦の舞台となるロンメルは油断ならないサンドトラックのサーキットだが、高温多湿の厳しいコンディションとなった今大会では、第2ヒート終盤に激しい雨が襲った。

第1ヒート、ファン・フォルベークは落ち着いたスタートを見せてトップ5内に就けると、その後プッシュして3位に上がる。自身のラインをキープすることに集中するファン・フォルベークにS・シンプソン(KTM)が襲いかかり、先行を許すことに。その後、逆転を試みるファン・フォルベークはクワド・ジャンプから激しく着地し、ハンドルバーに顔を打ち付け、ゴーグルで左目を切り、頭も打ってしまう。レース終了まで走行を続けたファン・フォルベークだったが、7位でチェッカーフラッグを受けるにとどまった。 ファン・フォルベークはブレークの間に処置を受け、第2ヒートのスタートに臨んだ。ダメージを抑え、堅実なアプローチに徹したファン・フォルベークは9位でフィニッシュして貴重なポイントを獲得。残り最大100ポイントとなった2014年MXGP選手権で、3位のK・ストライボス(スズキ)に対して90ポイントとリードを拡大し、2位の座を確実にしつつある。

Bike it Yamaha CosworthのR・ゴンサルビスは知り尽くしたサーキットで土曜日の予選ヒートで10位に入り、第1ヒートではトップ20以内を走行し、15位でフィニッシュ。背筋に問題を抱えるゴンサルビスはいつものパフォーマンスを発揮することができずにいたが、第2ヒートでは11位に入り、総合成績でも11位となった。

DP19 Yamaha RacingのD・フィリッパーツは左足の骨折にもかかわらず土曜日には数周を走行した。自身のコンディションを確認し、YZ450Fに乗ってポイントを獲得することができるかを見極めたかったフィリッパーツだったが、バンプと一部ジャンプからの激しい着地が、1週間前のチェコ・グランプリでの負傷にはハード過ぎると判断。日曜日のレースには参加しなかったフィリッパーツだが、2週間のトレーニングを経て、シーズン残りのレースには参加するつもりだ。

ヤマハこの後数週間、予定通りの休みに入る。次戦は9月最初の週末に開催されるブラジル・グランプリとなり、翌週にはレオンで開催されるメキシコ・グランプリと続く。

MX2:アンスティがベルギーGPでMX2初優勝を飾る
Bike it Yamaha CosworthのM・アンスティがMX2カテゴリーで自身初となる優勝を遂げた。この勝利は2014年モデルのYZ250Fにとってもシーズン初。

21,000人の観客が詰めかけたFIMモトクロス選手権第15戦ベルギー・グランプリ。アンスティは両ヒートをそれぞれ1位と2位でゴールし、今シーズン、開発プログラムの中に深くかかわっていた英国チームに勝利をもたらした。

土曜日に初のポールポジションを奪ったアンスティは、第1ヒートのスタートで出遅れ、第2ヒートではトップ争いで転倒したが、そこから見事に立ち直った。レースの舞台、ロンメルのサンドコースは、いつものようにライダーとバイク両方にとって厳しい試練の場となったが、そのマシンのパフォーマンスと信頼性が求められる鋭いステージで、ヤマハのマシンは輝きを放った。

Yamaha Factory RacingのC・シャリエはサンドコースに苦戦を強いられた。第1ヒート開始早々に転倒を喫したシャリエは大きく遅れをとり、レース全体を通してプッシュし、17位でフィニッシュ。4ポイントを獲得した。第2ヒートでも転倒してしまったシャリエは総合20位。“記憶から消し去りたい”グランプリとなってしまった。

Kemea YamahaのP・ペトロフは、肩の負傷により前戦チェコ・グランプリを欠場。2週間弱のトレーニングでの体力に疑問を覚えながらのレース参加となった。土曜日の予選ヒートを切り抜け、第1ヒートでは関節部分の力の不足を訴えながらも、 “地元コース”と自身が表現しているロンメルで速さを見せて11位に入った。 第2ヒートではG・コルデンホフ(スズキ)の前、9位でフィニッシュラインを通過した。

コメント
■MXGP:J・ファン・フォルベーク選手談(7位/9位:総合8位)
「別にどうということはない。恐らく初歩的なミスを冒したということだろう。第1ヒートは良い感じだったし、ペースもかなり良かった。2位はいけると思っていたけど、シンプソンとポランがクワド・ジャンプし始めて、それを見て簡単にできると思ったんだ。で、自分もやってみが・・・ 思っていた以上だったよ! ハンドルバーに顔を打ち付けてしまい、目からはかなり出血してしまった。第2ヒートについては確信が持てなかったけど、フットボール選手ではなくレーサだからやってみることにした。いいスタートをきったけど、再び出血し始めて、ゴーグルの中に入ってきた。ひっくり返してそれを空にしなければならず、“ゲームオーバー”さ。残念だけど、すごいシーズンを過ごしているし、ランキング2位に居るんだ」

■MXGP:R・ゴンサルビス選手談(15位/11位:総合11位)
「もっと良い結果を求めていたので、ちょっとがっかりだ。今日は背中がどうなったのかわからないけど、第1ヒートの1周目に筋を違えたか何かしたようで、固まってしまった。ちゃんと立つことも座ることもできたけど、大変だった。両ヒートの間に理学療法士に見てもらって少しよくなったけど、本来の状態ではなかった。この週末、僕らはハードワークを続けたが、良い結果を残せなくて残念だ。今はただ、残り2戦でできるかぎりポイントを獲ることを目指すよ。僕の優先順位は先ず背中を治すことで、明日、医師に診てもらう。チームとメカニックがやってくれたすべての仕事に感謝している」

■MX 2:M・アンスティ選手談(1位/2位:総合1位)
「決して簡単な勝利ではなく、みんながすごくハードワークを続けてきたおかげ。今シーズンがスタートした時から今日までずっと思っていたことは、“2013 YZ250Fとともにカタールから始まった責務を成し遂げる”ということだった。ここベルギーでは土曜日がうまく行けば良い位置でフィニッシュできる、とチェコGPのときに話していたんだけど、実際その通りになった。やってきた努力が実ってとてもうれしい、この日のためにがんばってきたんだ。第2ヒート前には“そのためにここに居るんだ”って考えてナーバスになっていたけど、やれたよ。すごく厳しいレースだったし、このコースはバイクにもライダーにも今年一番キツいコースだった。すごくうれしいけど、まだ実感がわかないね」

■MX 2:C・シャリエ選手談(17位/25位:総合20位)
「何と言うべきなのかわからない。この週末全体的に良くなかったし、土曜日の転倒から、このサンドコースのフィーリングが良くなかった。結果も良くないし、ライディングも良くなかった。ミスが多過ぎたので、今は前を見なければならない」

■MX 2:P・ペトロフ選手談(11位/9位:総合10位)
「あらゆるドクターが、ここでレースをすることはできない、と僕に言ったことを考えればかなり満足だ。求めていた結果ではないけど、怪我をしていることを思えば、両ヒートを完走できて、総合10位に入ったことはハッピーだよ。これから回復のための時間があるので、ブラジルとメキシコには100%の状態で行きたい。イヴ・デムールメースターとクラース先生に心からお礼を言いたい。この週末、僕がバイクに乗れるようになるために協力してくれたし、すごく感謝している」

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