国別ライテク「ベトナム」編

今週は仕事でベトナムに出張してきました。事前に交通事情については聞いていましたが、実際の光景を目の当たりにしてカルチャーショックを受けました。

まず驚いたのはバイクの数。街の中心部から郊外まで、道という道、歩道という歩道がびっしりとバイクで埋め尽くされています。
現地の話では、ホーチミン市の人口約1000万人に対して、同市で走っているバイクの台数は600万台だとか。別名「モーターバイクシティ」と呼ばれる所以を肌感覚で理解しました。

感心したのは、それだけのバイクやクルマがひしめいていて渋滞が少ないこと。幹線道路が交わるような大きな交差点でも信号がないのは珍しくないのですが、そこを誰も止まることなく縦横無尽に通過していきます。まさに混沌の世界に見えるのですが、よく観察していると、それぞれが阿吽の呼吸ですれ違っていきます。例えるなら、渋谷のスクランブル交差点のバイク版。あるいは、小魚の群れが互いにぶつかることなく交差していく様子に似ています。まるで集団としての意思があるように思えてしまうほどスムーズなのです。

当然、皆がスピードを抑えて一定のペースでニョロニョロと走っているため、たとえ接触しても大きな事故になることは少ないのだとか。というよりも、走りながら互いに軽くぶつかりあってるし(笑)。常に接触の危険性があることを知っているからこその走り方なのだと妙に腑に落ちました。ある意味、究極のセーフティライディング!国が変わればライテクの常識も変わる。バイクは奥が深いものだとあらためて思いました。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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