[Team KAGAYAMA]鈴鹿8耐 Rd.37 チーム一丸となってつかんだ表彰台!

■大会名
2014 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦
“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会

■開催日
[フリー走行]2014年7月24日(木)/4番手(加賀山就臣 2分09秒638)
[予選]2014年7月25日(金)/5番手(加賀山就臣 2分08秒947)
[TOP10トライアル]2014年7月26日(土)/6番手(ドミニク・エガーター 2分08秒483)
[決勝]2014年7月27日(日)/3位

■観客動員数 11万1000人(4日間合計)
■開催場所 三重県 鈴鹿サーキット(1周=5.821km)

Team KAGAYAMAとして2年目チャレンジとなる2014年の鈴鹿8耐。事前テストで足りなかったことを補い、レースウイークに突入しました。ドミニク・エガーターは、鈴鹿での事前テストを終えた後、2週間前に行われたMotoGPロードレース世界選手権ドイツGPのMoto2クラスで初めてポールポジションを獲得すると、決勝でも優勝を果たし、気分よく鈴鹿に戻ってきました。木曜日から始まったフリー走行では、7回ピットを成功させるために燃費という壁が立ちはだかりました。燃費を重視すればスピードを失いかねず、その両立にライダー、そしてメカニックは、頭を悩ませました。

■予選
金曜日に、第1ライダーから第3ライダーまで各1セッションで計時予選が行われました。初日から猛暑に見舞われましたが、この日がレースウイーク最高となる気温35度以上、路面温度は63度という厳しい暑さとなりました。ここでは、加賀山就臣が一番気温が下がるであろう第3ライダー枠で出走し、その狙い通りにチームベストである2分08秒947をマークし総合5番手につけTOP10トライアルにコマを進めました。

■TOP10トライアル
予選上位10チームによって争われるTOP10トライアルに先立ち、45分間のフリー走行が行われました。ここでは、TOP10トライアルに出走する加賀山とドミニクのみが走り、芳賀紀行には走るのを我慢してもらうことにしました。これはドミニクの走行を少しでも多く取り、決勝に向けて経験を積んでもらう目的がありました。

ドミニクにとって、もちろん初めてとなるTOP10トライアルでしたが、2分08秒483という好タイムをマーク。ファーストライダーの加賀山もさらにタイムアップを狙いましたが、痛恨のミスがありタイムを伸ばせず不完全燃焼となりました。しかし、ドミニクのタイムで6番手グリッドを確保。後は、8時間の決勝をどう戦うかが課題となりました。

■決勝
決勝日も朝方から青空が広がっていましたが、お昼過ぎに雨が落ちてくる予報が出ていました。この雨が降ってくるタイミングと今年から前後15本というタイヤ本数制限を考慮し、ドミニクにスタートライダーを務めてもらうことになりました。しかし…。
スタート進行が始まるころには、空が暗くなりポツポツと雨が落ちてくる。まだ路面を濡らすほどではなく各車ともスリックタイヤでグリッドに着きましたが、予報よりも早く雨が落ちてきてしまう。そしてウォーミングアップ走行を終え、いよいよスタートというところで赤旗が提示され、スタートはディレイ。雨は一気に強くなり路面はウエットとなりました。雨足が弱まると予定よりも1時間5分遅れで、スタートが切られました。

初めてのル・マン式スタート、絶対的にスーパーバイクでのウエット経験がないドミニクでしたが、何とホールショットを奪いました! 最初はペースを上げられませんでしたが、徐々に感触をつかむとラップタイムも上がり7番手辺りを走行。その後、路面は乾いて行き、加賀山に交代した際には、スリックタイヤで出ていきました。その後、再び空には暗い雲が現れ、雨が降り始めます。ここでピットインした加賀山は、自分の判断で、そのまま連続走行を敢行。このタイミングで一時は2番手に浮上しました。

再び路面は乾き、ドミニクがスリックタイヤでコースイン。そして芳賀へとバトンをつないでいく。今回、芳賀には、第3ライダーで我慢してもらっていました。それは、若いドミニクを伸ばして行く方がいいというチームの作戦があったからでした。芳賀本人としては、大いに不服だったはずですが、そこは加賀山と芳賀の間柄でできる作戦でした。芳賀は、レースウイークの走行時間が短かったにもかかわらず、2周目から2分10秒台で快走。さすがの走りを見せてくれました。このころ、トップを走っていたライダーが転倒。Team KAGAYAMA & Verityは、3番手に浮上し、2年連続の表彰台獲得に向けて着実に周回を重ねていきました。そしてドミニクが3スティント目を終えると、加賀山が最後のスティントを担当し夕闇迫るコースに出て行きます。ライトオンされたマシンがコースを彩り幻想的な雰囲気もありますが、ここでアクシデントに遭うチームもありました。最後まで集中力を切らさず、チェッカーフラッグを受けたTeam KAGAYAMA & Verityは、2年連続で3位に入り表彰台に上がりました。

◎加賀山就臣コメント
「まずはダンロップさん、スズキさんを始め、応援してくれる皆さんに感謝します。ウチのチームスタッフは、普段は他に仕事を持っているメンバーばかりですが、ミスなく作業してくれましたし、チームワークを勉強させてもらいました。去年、一番頑張ってくれながら一緒に表彰台に上がることができなかった芳賀紀行を、今年は、どうしても表彰台に連れて行きたいと言うのが一つの目標でした。またドミニク・エガーターというMoto2で活躍している若手ライダーが、鈴鹿でどんな走りを見せられるかを証明したかったですし、日本の若手ライダーに刺激を与えたかった。そして、ドミニクやマイケル(ファン・デル・マーク)のような若手にとっても鈴鹿8耐が世界の登竜門的な存在になれば、さらに鈴鹿8耐が、レース界全体が盛り上がると思います」

◎ドミニク・エガーターコメント
「初めて鈴鹿8耐、初めてのスーパーバイクと初めて尽くしでしたが貴重な経験になりました。スタートはウエットで、ドライになって、またウエットになるなど、コンディションも目まぐるしく変わりましたし、ピットストップも初めてでしたし、とても勉強になりました。加賀山選手に鈴鹿8耐に呼んでいただいて本当に感謝しています。また来年も呼んでもらえたら、うれしいですね」

◎芳賀紀行コメント
「今年は、決勝日にライダー交代の組み合わせを発表すると言われたのですが、朝にサーキットに来るとホワイトボードに書き出されていて1スティントしかなかったので“ホントに1回だけなの?”と加賀山代表に聞いてしまいました。ただ、この作戦と2人の頑張りのおかげで表彰台に立つことができました。ボクも1スティントを全開で走りましたし、加賀山代表が最後までマシンを運んでくれました。Team KAGAYAMA & Verityは、多くのスポンサーさんに支えられていますし、本当に居心地がよく楽しく鈴鹿8耐を戦えたことに感謝しています」

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