[YAMAHA]WMX Rd.14 ファン・フォルベークがチェコ・グランプリで優勝飾る

■大会名称:2014年第14戦チェコGP
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2014年7月27日
■開催地:ロケト(コース長:1,630m)
■天候:ドライ

Yamaha Factory Racing のJ・ファン・フォルベークが2014年FIMモトクロス世界選手権第14戦チェコ・グランプリの最上級MXGPクラスでYZ450FMを駆り優勝を果たした。ファン・フォルベークは得意とするサーキットのひとつで、ヤマハに昨年夏のリーロップ(オランダ)以来の、また同ワークスチームには2011年のスウェーデン・グランプリ以来の勝利をもたらしたのである。

詰めかけた21,500人のファンは、曇り空のもと、ファン・フォルベークとカイローリがすべてを決する第2ヒートを、固唾をのんで見守った。第1ヒートではファン・フォルベークは独走優勝を遂げたK・ストライボス(スズキ)に続く単独2位に入っているが、第2ヒートはナンバーワンをつけるディフェンディングチャンピオンとの長く忍耐が要求されるステージとなった。ファン・フォルベークはカイローリに僅差で続き、最後の3周で仕掛けた。コースで最も低い位置にあるコーナーのひとつへの進入でカイローリがわだちに乗ってミスを冒した時、ファン・フォルベークはチャンスを逃さずトップを奪うと、そのまま首位を保ち、ヤマハにとって実り多き一日となったこの日(K・フォンタテジーがMXWで3度目のタイトルを決め、C・シャリエがMX2で今年初の表彰台に立った)の最後を飾る感動的なチェッカーフラッグを受けた。

2週間前のフィンランドGPで4位となるまでは11連続ポディウムフィニッシュを飾っていたファン・フォルベークは、表彰台に戻るとともに、残り3戦、勝てば150ポイントとなったMXGPポイントランキングで1位のカイローリとの差を57ポイントに詰めた。

Bike it Yamaha CosworthのR・ゴンサルビスは両ヒートで実験的なセットアップを試みて苦戦。総合17位となった。2B YamahaのM・ポティゼクは11位(両ヒートをそれぞれ8位と11位でゴール。第2ヒートのスタートではゲートにヒット)と、これまでのシーズンベストを記録した。

DP19 Yamaha RacingのD・フィリッパーツは土壇場でグランプリ参加を断念した。日曜日朝のウォームアップ走行で左足をくじいてメディカルセンターに搬送され、下腿の骨折の疑いがあると診断された。フィリッパーツは月曜日にイタリアで再びスキャンを受ける予定だが、初診では靭帯損傷とともに骨折の可能性もあるとされている。フィリッパーツは既にグランプリ復帰を考えている。この負傷により来週の第15戦ベルギーGP不参加を余儀なくされた場合でも、9月はじめのブラジル戦への準備にはほぼ1カ月ある。

来週末は2011年以来となるロンメルのサンドコースが舞台となる第15戦ベルギー・グランプリ。そのあとMXGPはヨーロッパを離れ、南アメリカへと移動する。

MX2:シャリエがヒート優勝、2014年MX2初表彰台獲得

全17戦で争われる2014年FIMモトクロス世界選手権の第14戦チェコ・グランプリMX2クラスで、ヤマハのファクトリーレーサー、C・シャリエがYZ250Fを駆って第2ヒートで優勝、総合3位に入り今シーズン初の表彰台に立った。

MX2クラスは、ライダーたちが狭いコースいっぱいにぶつかり、順位を入れ替えながら激しいバトルを展開(30分と2ラップで争われる2ヒートのうち特に第2ヒート)し、集まった21,500人のファンに素晴らしいエンターテインメントを提供した。

このところのレースでスピードとフォームを形成しているシャリエは日曜日に軽い転倒を喫して指を捻挫。親指に痛みを覚えながらのレースとなったが、両ヒートで攻め、自信と強さを示した。

第1ヒート、シャリエはベストスタートとは行かず、レースの大半をV・ギヨ(KTM)の後方を走り、7位でフィニッシュ。第2ヒートでは経験を生かしてゲートからインサイドラインへと飛び込む。この見事なスタートが2013年イギリス・グランプリ以来となる勝利のチェッカーフラッグへの基礎となった。序盤にJ・ブートロン(KTM)を攻略すると、シャリエは楽に、そして誰にも捕まえられないペースでレースをリードする。そのままトップでフィニッシュラインを通過した。 この勝利により25ポイントを得た元ヨーロッパチャンピオンは、総合3位となり、ヤマハに今シーズンこのクラスで3度目となる表彰台を提供した。

Bike it Yamaha CosworthのM・アンスティはこのところ不安定なレースが続いていたが、両ヒートを14位、8位でフィニッシュして総合11位に入った。土曜日の予選ヒートで他のライダーと接触してサイレンサーにダメージを受け、スタートゲートは最後となったが不運に対して集中してライディング。第2ヒートで見せたパフォーマンスにより6戦ぶりに両ヒートでポイントを獲得した。

Kemea Yamahaの2選手、P・ペトロフとL・スタイクはそれぞれ肩の負傷によりチェコ・グランプリを欠場した。ペトロフはうまく行けば8月2、3日に開催される選手権第15戦での復帰ができるだろう。

COMMENT

MXGP:J・ファン・フォルベーク選手談(2位/1位:総合1位)
「この感じを説明するのは難しい。今日は今までで最高の一日の中に数えられると思う。特別だがこれが最後ではない。第1ヒートはかなり良かったけど、スタートが良くなくて一団の中を抜けて行かなければならず、ケビン(ストライボス)は既に離れてしまっていた。第2ヒートはすぐにトニー(カイローリ)に続いて2位に就けた。ヒート全体で戦わなければならず、僕らは二人ともそこら中でスライドしていたし、コントロールを失っていた。二人とも限界だったね。残り2周となった時、大きなチャンスがあったのはわかったけど、クリーンにやりたかった。自分のフロントホイールを登りで一度、彼に見せたんだ。自分がここに居ることを知らせるためにね。それから仕掛けた。すごく燃えていたよ。信じられないほど。

今シーズン、毎週表彰台に立ち始めて、もっとハードワークをしなければならないこと、それに必要な休息もとらなければならないことはわかっていた。良くやったし、体調はすごくいい。バイクの感じもどんどん良くなっている。チームとは一年目だし、GP毎にバイクについて学んでいるからね。僕自身の進歩とヤマハとの組み合わせがこの結果をもたらしたのだと思う。今はロンメルが楽しみだ。トニーは世界最高のサンドライダーのひとりで、僕はファンのために特別なことを用意するつもりだ。先ず僕らが一日これを楽しんで、それから始めるつもりだ」

MX2:C・シャリエ選手談(7位/1位:総合3位)
「良い週末だった! 早々に転倒して親指の後ろを裂いてしまったので良い滑り出しではなかった。その後はかなり大変だったよ。第1ヒートのスタートはわるかったけど、可能な限りプッシュして7位まで挽回することができた。第2ヒートはゲートからのラインをうまくとったし、運よく誰も横切って来なかった。ブートロンを抜いて、すごく良いフィーリングで行けた。バイクを楽しめたし、結果にはすごく満足している。今日はあまりにも簡単に勝てたので驚いているよ」

MX2:M・アンスティ選手談(14位/8位:総合11位)
「今日は一部、希望が持てる。昨日が不運だったからね。ぶつかってパイプが曲がって止まってしまった。これでもちろん今日のゲートが一番後ろになった。劣勢に立たされた。少しスムーズに、少しトルクを増やそうと、バイクに若干のことを試したんだ。結局、第2ヒートではもとのセットアップに戻した。ゲートからはうまくスタートしたけど、最初のいくつかのコーナーで後ろに飲み込まれてしまった。バイクのフィーリングはしっかりしていて強力で、良く走ったので、そこから組み立てて行くことができるよ。勢いのないときのヒートは厳しいし、自分自身に疑いがあるときは厳しい。紙の上のデータがないからね。でも、ゲート最後尾からトップ10入りというのはわるくないし、特にこのコースではそれが言えるよ」

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