スズキGSR250がニューカラーで登場

スズキのGSR250がマイナーチェンジ。単色およびツートンのニューカラーを投入し、サイドカバー両側に「SUZUKI」のデカールが追加された。

ニューカラーとして、単色には「トリトンブルーメタリック」(青色)が、ツートンには「キャンディカーディナルレッド/パールネブラーブラック」(赤/黒)が新たに加わった。これらより、既存色の「パールネブラーブラック」(黒色)と「トリトンブルーメタリック/パールグレッシャーホワイト」(青/白)を含め、全4色の設定となった。ツートンモデルは7月31日、単色モデルは9月9日に発売。なお、主要諸元に変更は無い。

GSR250は最近ブームとなっている“ニーゴー”クラスの火付け役となった一台だが、他のライバルがスーパースポーツやストリートファイターなどに先鋭化する方向の中で、独特のポジションを確立しているモデルだ。ひとつはデザイン。かつてのマッスル系フラッグシップモデルであるB-KINGをイメージする大柄な車体に、ボリューム感のある燃料タンクとタンクカバー、左右に張り出した2本出しマフラーを装備するなど、大きさによって存在感を出している点にある。

もうひとつはエンジン。水冷SOHC2気筒のロングストロークエンジン(ボア53.5mm×ストローク55.2mm)を採用することで、街乗りやツーリングで多用する中低速の扱いやすさを重視している。エンジンの回転振動を抑える180度クランクと偶力バランサーを装備するなど、低中速トルクに粘りがあって高回転でもスムーズに回るエンジンに仕立てている。また、ギヤポジション表示やエンジン回転インジケータ、オイル交換時期を知らせるメンテナンスインジケータ類を装備。アルミ製大型グラブバーやメンテナンス時に便利なセンタースタンドを装備するなど、実用性を重視している点も特徴となっている。

GSR250は、軽量コンパクト化とスポーツ性能重視にベクトルが向いている最近の“ニーゴー”クラスの中にあって、孤高の存在感を示しているモデルだ。スズキの世界戦略モデルということで、アジアをはじめとする海外ではこの押し出しの強さが人気と聞く。日本でも年配向けというよりも、どちらかという感性豊かな若者層に支持されているようだ。

モーターサイクル文化が成熟するためには、他と違う道を歩むこうしたモデルの存在が不可欠。GSR250のますますの熟成が期待される。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

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◆【新車】SUZUKI、ロードスポーツバイク「GSR250」を一部変更設定して発売

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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