[Speed of Japan]BSB Rd.5 清成龍一、シリーズ通算45勝目を挙げる

開催地:ブランズハッチGP(3.916km)
開催日/初日:7月18日(金)予選:7月19日(土)決勝:7月20日(日)
天候/初日:晴れ・ドライ 予選: 曇り・ドライ 決勝:曇り後雨・ドライ&ウェット

#23 清成龍一(Buildbase BMW/BMW S1000RR)
<予選>6番手 ベストタイム 1`26.728
<決勝レース1> 1位 ベストタイム 1`26.842
<決勝レース2> リタイア ベストタイム 1`41.765
<ランキング> 4位 107ポイント

シリーズ第4戦でBMWにブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)初表彰台を優勝でプレゼントした清成龍一。その優勝が「偶然」と言われないためにも、清成にとって大事なレースとなったシリーズ第5戦がブランズハッチGPコース(全長3.916km)で開催された。

ブランズハッチGPコースは清成が好きなコースのひとつ。2008年にスーパーバイク世界選手権に初参戦をした時に、ここでダブルウィンを達成している。初日のフリー走行1回目では5番手。フリー走行2回目には4番手とセッティングを詰めて行くが、まだまだ手応えは感じていなかった。

セッティングを変更して挑んだフリー走行3回目はハーフウェットの状態からセッションが始まり、清成は走行せず、ピットで待機。セッションの後半に路面がドライになったところでコースインをし、わずか6周しかできなかったが、それでも清成は2番手と好位置につけていた。

そして始まった公式予選。清成はQ1はトップで通過すると、Q2では4番手でQ3に進出した。Q3ではさらにタイムは縮めたものの、飛躍的なタイムは出ず、2列目6番手で決勝を迎えることになった。

予選結果から清成はこれではレースでも勝負が出来ないとさらなるセッティングを変更をして、決勝日のウォームアップセッションへ。このセッティングがあたり、清成はセッショントップで決勝を迎えることとなった。

ドライコンディションで始まった決勝レース1。予選6番手から好スタートを見せた清成は、トップ3台の真後ろにつく4番手に。レースはすぐに、後続の転倒によりセーフティカーが導入されたが、レース再開後も清成はトップ3台にピタリとつけ、チャンスを伺っていた。

レース中盤から清成は徐々に上位陣に襲いかかり、順位をあげて行く。そして2番手まで上がり、宿敵シェーン・バーン(Kawasaki)との一騎打ちに。コースの中盤はバーンが速かったが、スターリングベンドを抜けて、最終コーナーから第1コーナーまで清成が速かった展開。これをバーンも清成もわかっていた。清成はトップにたてば、最終コーナーまでにバーンを抑えれば勝ちが見えていた。だが、そこはバーン。自分の強いところで清成を押さえ込む。

そして最終ラップまで両者は抜いては抜かれる展開を繰り広げた。そして最終ラップにトップで突入した清成。バーンは清成を抜こうと試みるが、抜いてもすぐに清成に抜き返される。そして清成が最終コーナーをトップで入るとそのままフィニッシュをした。これで今季2勝目を挙げた清成。彼にとって同選手権シリーズ通算45勝目となった。

決勝レース1のタイム順で、予選2番グリッドから決勝レース2をスタートすることになった清成。だが、スタート前からサーキットに厚い雲がかかり、天気図からも雨がすぐそこまで来ていることは誰もがわかっていた。焦点はどの時点で雨が降り出すかと言うことだった。

スタートで3番手のジェームス・エリソン(Kawasaki)がロケットスタートを決め、ホールショットを取るとバーンと清成が2番手3番手でエリソンに続いた。しかし、リアがコースからはみ出てしまい、リアタイヤを芝生に乗せてしまったエリソンはコースに戻った瞬間にハイサイド。ここでセーフティカーが導入されたが、コース上には大破したエリソンのマシンの破片と燃料などが漏れており、赤旗中断となった。

心配されていた雨はまだ降り出していない状況でリスタート。しかし、また後続で転倒があり、セーフティカーが導入される。そしてレースが再開すると清成はすぐにバーンを捕えトップに。だが、無情にも清成がトップを獲ったと同時に雨が降り始め、このレース2度目の赤旗中断となった。

そして、ウェット宣言されて再々スタート。ここでも清成はすぐにバーンを捕えてトップに立った。完全なウェットを想定してセッティングを変更した清成だったが、雨がそこまで強く降ることがなく、清成のウェットセッティングではエンジンがミスファイアを起してしまう症状に。清成はみるみるうちに順位を落として行く。トラブルの症状は解決されず、危険と判断した清成はマシンをコースサイドに止め、悔しいリタイアとなった。

清成はポイントを107まで伸ばし、ランキングを4位まで上げて、第5戦を終えた。

ブリッティッシュスーパーバイク選手権第6戦は8月1日〜3日、スラクストンで開催される予定です。

コメント
■清成龍一
「前戦の優勝後、すぐにまた優勝が出来て本当に良かったです。ノックヒルでの優勝がまぐれではないことを証明を出来たので、まずは一安心ですね。今週は天候の変化がめまぐるしく、セッティングを詰めるのが大変でした。でもチームが決勝の朝までにいいセッティングを見つけてくれて、朝フリーではトップで走れたので、決勝に向けての自信になりました。決勝レース1はシェーキー(シェーン・バーン)といいバトルが出来ました。勝てたのは自分の方がラッキーだったからです。

レース2も勝ちたかったのですが、シェーキーがレース1後に欲張らないようにと言われたので(笑)。あれだけ天候に振り回されると、セッティング大変ですね。ヘビーウェットになると予想したのが、間違いでした。まだまだ、勉強が足りませんね。まだ若い証拠です(笑)。でも今週もBMWに勝利をプレゼントできたので良かったです。そしていつも応援してくれているファンの皆様へは〜ありがとう〜と言いたいです」

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