[YAMAHA]WMX Rd.13 ファン・フォルベーク、フィンランドで4位

■大会名称:2014年第13戦フィンランドGP
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2014年7月13日
■開催地:ヒュヴィンカー(コース長:1,780m)
■天候:ドライ

MXGP:ファン・フォルベーク、フィンランドで4位
J・ファン・フォルベークが2014年FIMモトクロス世界選手権第13戦フィンランド・グランプリで総合4位となり、ポディウムフィニッシュの連続記録更新はならなかった。

第2ヒート、ファン・フォルベークは2位を走行中に非常に珍しいミスを冒し、ほぼトップ20圏外まで後退。そこから果敢な追い上げを見せて10位まで挽回してフィニッシュした。

ヘルシンキにほど近いヒュヴィンカーには夏の暑さの中、17,000人のファンが詰めかけた。ヒュヴィンカーは、短く、コンパクトでフラットなサーキット。難しいサンドコースで、数多くのショートバンプとハードな砂の路面がタフなコースとしており、一部のセクションは典型的な「サンディスタイル」で攻め、注意深いアプローチが求められる。

ファン・フォルベークは土曜日に2番手のタイムを記録すると、予選ヒートでも2位となり、30分と2ラップで争われる日曜日の2つの決勝で2番手のゲート位置に就けることになった。レースはタイトルを争うファン・フォルベークとポイントリーダーのT・カイローリ(KTM)との争いとなった。

第1ヒートはカイローリのものとなった。3位を争うM・ナグル(ホンダ)とS・フロサード(カワサキ)が迫るが、ファン・フォルベークはこれをしのぎ、これまでの25レースで9度目となる2位でフィニッシュした。

第2ヒートでもファン・フォルベークはカイローリに続いたが、ミスから転倒。転倒による頭痛とバイクにダメージを与えてしまった。ファン・フォルベークはピットインして曲がったラジエターカバーを修復し、18位まで後退してコースに復帰。激しい追い上げを図り、10位まで挽回したところでフィニッシュラインを通過した。この結果、わずか1ポイント差で12戦連続のポディウムフィニッシュを逃すことになった。

D・フィリッパーツはDP19レーシングのヤマハYZ450Fを総合8位に導き、トップ10フィニッシュした3名のヤマハ・ライダーの中で2番手となった。フィリッパーツは土曜日に催されたモトクロス・オブ・ネイションズ・チーム・イタリアのプレゼンテーションにチームの一員として参加した。フィリッパーツは9月末にラトビアのケグムス・サーキットで行われるこの歴史的な大会に向けたセットアップに着手している。

元世界チャンピオンのフィリッパーツはフィンランドのサンドコースへの対処を試みていた。第1ヒートでM・カロ(KTM)と激しいバトルを展開すると、これを制して9位でフィニッシュした。第2ヒートでもカロと争い、8位でフィニッシュすると見られたが、最終ラップにK・デ・ディッカー(KTM)の先行を許して9位でチェッカーフラッグを受けた。

Bike it Yamaha CosworthのR・ゴンサルビスは今シーズンこれまでで最上位となる4位で土曜日の予選ヒートを終えた。ゴンサルビスは先週末に行われたスウェーデン・グランプリ開催時に苦しめられたウイルス感染からほぼ回復しており、サンドコースに強いライダーとして、来月のベルギー・グランプリの舞台となる「本物」のサンドコース、ロメルへの短く軽いウォームアップと、ヒュヴィンカー攻略を楽しんでいた。ゴンサルビスはYZ450Fで総合9位となった。第2ヒートの6位はシーズン自己ベストであり、チーム入りしてからの最高位となった。

MXGPの選手権13戦を終えて、ファン・フォルベークは1位のカイローリと62ポイント差の2位、フィリッパーツは8位、またゴンサルビスは11位に就けている。 今年のヨーロッパラウンド残り2戦となる次戦は7月27日にロケトで開催されるチェコ・グランプリ。このコースはファン・フォルベークとフィリッパーツが得意としている。

MX2:シャリエがフィンランド・グランプリでトップ5フィニッシュ
FIMモトクロス世界選手権第13戦フィンランド・グランプリのMX2クラスでC・シャリエがヤマハライダーとして最上位の5位に入った。 シャリエのスタートは必ずしも良くなかったが、両ヒートとも序盤のアグレッシブな走りがトップ10入りに寄与した。シャリエはサンドコースに向けた適切なトレーニングの時間が不足していたがくじけることなく、第1ヒートでは6位のT・ガイセル(ホンダ)に迫った。J・ブートロン(KTM)とD・フェランディス(カワサキ)が黄旗提示中の追い越しによるペナルティを受けたため、シャリエの順位は4位に繰り上がることになった。第2ヒートではシャリエはレース終盤に疲労に襲われ、10位でレースを終えた。それでもヒート順位で今シーズンこれまでの最上位を記録し、総合順位でも今季のグランプリ・ベストリザルトとなった。

Kemea YamahaのP・ペトロフは12位となったが、本来であればさらに上位に入れるはずだった。第1ヒートの第1コーナーで発生した多重事故に巻き込まれたペトロフは、大きく先行したトップグループを追って最後尾からの追い上げを強いられ、15位でフィニッシュした。しかし、ペトロフのポテンシャルは第2ヒートで示された。スタートで遅れたペトロフはライバルたちを次々と抜き去り、シーズン自己ベストタイの6位でチェッカーフラッグを受けたのだ。 チームメイトのL・スタイクは第1ヒートの第1コーナーで転倒したところに後方から来たV・ゴロフキン(KTM)が衝突。ペトロフが救出される間、このセクションは2周に渡って黄旗が提示された。搬送されたスタイクは肩関節を痛めていることが初診で示された。

Bike it Yamaha CoswortのM・アンスティは、今大会のスコアボードに登場することはなかった。第1ヒート、まずまずのスタートを見せたアンスティはJ・ティクシエ(KTM)と5位前後を争っていたが、転倒して頭を強打。アンスティに大事はなかったものの、顔の右側が腫れ上がり、出血。眼窩(がんか)が腫れ上がりはじめ、見ることが困難になった。

ペトロフは依然、MX2クラスのポイントランキングで11位に就け、ヤマハライダーの中で最上位に位置している。アンスティはこれと僅差の13位。

コメント
■MXGP:J・ファン・フォルベーク選手談(2位/10位:総合4位)
「一日を通していい感じだった。第1ヒートはスタートが良く、ずっとトニー(カイローリ)と一緒に走っていた。第2ヒートもスタートは良くて再び2位に就けたけど、トニーには引き離されたので、また2位をキープすることにしたんだ。次に何が起こったのかわからない。自分の限界を超えたライディングはしていないし、スムーズに走っていたんだ。どういう風に転倒したのかわからない。かなり早く立ち直ったけど、頭を打っていたのとラジエターが邪魔して左にターンできなくなっていた。 ピットインして順位を大きく後退させたよ。自分自身を取り戻すのに数周を要したけど、自分に言い聞かせたんだ。ハンドルバーが曲がっていても、バイクがダメージを受けていてもやれるってね。10位フィニッシュはOKだ。ひどいGPだったね。第2ヒートであとふたつポジションが上だったら、再び表彰台に上がれたんだ。ピットインでロスしたタイムがあまりにも大きかった。自分が怪我をしていないが、これは重要なことだ」

■MXGP:D・フィリッパーツ選手談(9位/9位:総合8位)
「いい感じだ。この難しいコースで総合8位に入り、選手権ランキングでトップ10内をキープしているというのはプラス要因だ。砂の状態は昨日の方が良かったと思う。今日はほとんど危険という状態で、これに対しては対応策を見出すことができなかった。第1ヒートはおとなしく走っていた。長い一日になることはわかっていたからね。9位だったけど、これはOKだ。第2ヒートはスタート時に誰かが僕のフロントブレーキにひっかかったので、うまく飛び出せなかったけど、第1コーナーではイン側につけてうまく抜けることができた。再びカロとバトルして、いいレースだった。ストライボスが僕らを捉えた時、僕は下りで大きなミスを冒してしまった。心臓が限度を超えてしまったので、3ラップに渡って離れていなければならなかった。今年まだレースが残っているので、どうしても転倒したくなかったんだ。いずれにしても、今日得たポジションあたりに居るのは良いことだ」

■MXGP:R・ゴンサルビス選手談(13位/6位:総合9位)
「昨日は良くて、今日のゲートで良い位置に就けることができた。土曜日と同じようなスタートをしたかったけど、わるくないけど同じではなかった。第1ヒートではクラッチのセッティングに小さなトラブルを抱えていて、調整し続ける必要があった。腕が上がってしまって順位を落としてしまったけど、これにはフラストレーションが溜まった。前を走る速さがあるのはわかっていたからね。第2ヒートに向けた戦略についてメカニックと話して、序盤はもっと慎重に行くことにした。自分のライディングスタイルに焦点を当てて、コーナーでのスピードを上げることに集中したんだ。それで後半に向けてエネルギーを使ったわけだ。未だに病気の影響が残っているけど、この第2ヒートについてはずっと満足している。チームの協力にはいくら感謝してもしきれないよ。これからチェコに向かって移動するけど、もっと良い結果が得られるといいね」

■MX2:C・シャリエ選手談(4位/10位:総合5位)
「サンドコースはあまり走っていなかったし、ベルギーでサンドコースを走ろうとしたときには天候が良くなかったので、かなり満足している。今日はスタートが良くなかったけど、序盤にかなり多くのライダーをパスすることができたので、これには満足している。このタイプのコースに対する自分の感触は良くないけど、ハードにプッシュすることができたし、よろこんでいる。レース終盤には体力的にキツかった。100%の状態だったら、両ヒートともトップ5を維持できていたことはわかっている。次のコース、ロケトが好きなんだけど、特にスタートが下り坂なので、僕の83キロの体重があまり問題にならない点がいい!」

■MX2:P・ペトロフ選手談(15位/6位:総合12位)
「土曜日に4位に入ってこの週末は良いスタートがきれた。レースに自信を持っていたけど、残念ながら第1ヒートの第1コーナーで起こった転倒事故に巻き込まれてしまった。最後尾からスタートし直さなければならず、しかもシフターが曲がっていた。これを直すために2度止まらなければならなくて、15位までしか挽回できなかった。第2ヒートのスタートは良くなかったけど、今度は序盤に何人かのライダーを抜き去った。6位まで上がった時点で、それより前とのギャップが大きくなりすぎていたけど、バイクに乗った感触がすごく良かった。速さはあるから良い結果を得るには、あとは自分次第だね」

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