[HONDA]SBK Rd.9 決勝 レイ2戦連続表彰台獲得。総合3位に浮上

スーパーバイク世界選手権(WSB)第9戦アメリカ大会が、7月11日(金)〜13日(日)の3日間、米国カリフォルニア州のラグナセカ・レースウェイで開催されました。ラグナセカは昨年、9年ぶりにWSBの舞台として復活しました。昨年は、土曜日に予選と第1レース、日曜日に第2レースを行う変則スケジュールでしたが、今年は通常のスケジュールになり、日曜日に2レースが行われました。

8戦を終えて総合4位につけるジョナサン・レイ(Pata Honda World Superbike Team)は、昨年ケガのために出場しておらず、今年が初めての経験となります。ラグナセカは、アップダウンに富んだサーキットで、コークスクリューは世界的に有名なコーナーです。昨年の大会は、ラグナセカを初めて走る選手がほとんどでしたが、2年目となる今年は経験している選手が多く、初日からレベルの高い走りとなりました。

その中で、レイは「ラグナセカを初めて走るのですごく興奮しています。イギリスのサーキットに似ているし、とても楽しみです」と語っていましたが、その言葉通り、初日1回目の走行で5番手につけて周囲を驚かせ、2回目も7番手につける非凡な走りをみせました。

レイは、チャレンジングなサーキットが多い英国スーパーバイク選手権時代も、思いきりのいい走りでファンを魅了してきました。アップダウンに富み、ブラインドコーナーの多いラグナセカは、まさに英国スタイルのサーキットですが、初日から元気いっぱいの走りをみせるレイに注目が集まりました。2日目のフリー走行でも総合7番手をキープして「スーパーポール2」に進出。そして、ソフトタイヤを履いてのアタックでは、さらに上位を狙いましたが、最終コーナーで転倒を喫し、10番手に終わりました。

パッシングポイントのないラグナセカで、10番グリッドは厳しい位置ですが、第1レースはオープニングラップで6番手に浮上するとダビデ・ジュリアーノ(ドゥカティ)、トニ・エリアス(アプリリア)、アレックス・ロウズ(スズキ)、そしてチームメートのレオン・ハスラムらと4番手争いの集団を形成し、し烈な戦いの中で6位フィニッシュを果たしました。

第2レースは、2度の赤旗中断となる大荒れのレースとなりました。1回目は10周目のコークスクリューで転倒車が出て赤旗中断。7周で再開された2回目のスタートは、最終コーナーを立ち上がってのメインストレートで転倒事故があり、再び赤旗中断。選手にとっては、集中力が要求される戦いとなりましたが、赤旗中断となった時点で7番手につけていたレイは、グリッドを上げて再スタートに挑むことができました。7周のスプリントレースとなった3回目のスタートでは、好位置から順位を上げて3位に浮上。初体験となるラグナセカで表彰台に立ちました。この結果、ポイントランキングで総合4位から3位に浮上し、残り4戦でのチャンピオン争いに期待をつなぎました。

ハスラムは、昨年、左足のケガが回復してきた状態でラグナセカのアメリカ大会に挑み、リタイア/11位という結果を残しています。04年の大会でもラグナセカを経験しているハスラムは「ラグナセカは大好きなコース。リズミカルで最高に楽しいです。昨年は体調が万全ではなかったので、今年はすごく楽しみにしています」と語っていました。

この数戦、ハスラムは調子を上げています。上り調子で迎える大好きなサーキットなだけに、モチベーションの高い大会となりました。そして、初日のフリー走行で8番手、2日目も8番手をキープすると、「スーパーポール2」では7番グリッドを獲得しました。

迎えた決勝、第1レースは、レイとともに4番手争いのグループに加わって7位。2回の赤旗中断となった第2レースでも7位。3位争いをするレイのわずか後方で、ロリス・バズ(カワサキ)とし烈な6位争いを繰り広げての7位でした。今大会のハスラムは、フロントのセッティングが決まらず、アップダウンの多いサーキットだけに、ブレーキングに苦労しました。そのため、表彰台争いに一歩届きませんでしたが、大きなステップを刻む大会となりました。

この大会を終えて、スーパーバイク世界選手権は1カ月半のサマーブレイクに突入。9月に行われる第10戦スペイン・ヘレス大会に向けて休養を取ることになります。

コメント
■ジョナサン・レイ(スーパーバイク 6位/3位)
「振り返れば、第1レースでもっと力強い走りをするべきだったと思います。でも、昨日のスーパーポールで転倒し、グリッドが悪かったので仕方ありません。第2レースも厳しい戦いとなりましたが、赤旗中断でグリッドポジションを上げられることになって、本当に助かりました。今日のマシンは、かなりよかったです。第2レースでは、1周目からトップ争いができると思いました。しかし、ラグナセカはパスするのがとても難しく、抜くためには思いきった走りが要求されます。でも、こういう走りは大好きですし、とても楽しいレースでした。そして、なによりも表彰台に立てて、とてもうれしいです。昨年のポルトガルの勝利よりもうれしい気持ちになりました。これから夏休みに入ります。シーズン後半がとても楽しみです」

■レオン・ハスラム(スーパーバイク 7位/7位)
「第1レースでは、いいスタートを切ったのですが、フロントのグリップにとても苦しみました。トップ5争いになんとかついていきましたが、残り6周か7周でペースをキープすることができませんでした。第2レースではリアのセッティングを調整しただけで、ほかはなにも変えていません。しかし、スタートが3回もやり直しになり、どういうわけか、グリップがだんだん落ちていきました。昨日、20ラップしたタイヤよりも1秒以上遅いペースでした。マシンは同じでしたし、レースタイヤでいい走りができるようになっていただけに、その理由を分析しなければなりません。再スタートのときに新品タイヤを入れましたが、それでもペースが上がらなかったのは不思議だし、残念でした」

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