[YAMAHA]MotoGP Rd.9 初日 モビスター・ヤマハ・MotoGPは堅実なスタート

■大会名称:MotoGP第9戦ドイツGP
■開催日:2014年7月11日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ドイツ/ザクセンリンク(3.671km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度
■路面温度:37度

ドイツGPのフリープラクティス初日、モビスター・ヤマハ・MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは第1セッションからリズムをつかんで着実な走り。ロレンソは何度かトップタイムをマークしたあと、最終的には0.253秒差で2位。一方のロッシもトップから0.296秒差で3位につけた。

第2セッションになると時おり雨がぱらつくコンディション。そのなかでロレンソはコンスタントに1分22秒台をキープし、最終的にトップから0.327秒差の総合3位とした。ロッシはフロントに硬めのコンパウンドを使用してセッティング作業に集中。そのため午前中のタイムを更新することができず、総合6位で終了した。トップとの差は0.425秒。

モンスター・ヤマハ・テック3のP・エスパルガロは、フリープラクティス初日で総合8位。午前中に行われた第1セッションでは4位獲得と好調ぶりを発揮し、勢いをそのままに臨んだ第2セッションでは、トップスピードでヤマハ勢最速の290km/hを記録。ラップタイムでは1分22秒569をマークして、フロントロウまでコンマ2秒と迫る健闘を見せた。

エスパルガロのチームメイトのB・スミスは、フリープラクティス第1セッションで2度の転倒。幸い大きなけがはなく12位で終了した。遅れを取り戻そうと果敢に臨んだ第2セッションでは1分22秒719を記録してフロントロウにコンマ3秒差。総合順位では11位につけた。13位までがコンマ7秒のなかにひしめく接近戦のなかでスミスは自信を維持しており、明日の予選では2列目までを狙う。

NGMフォワード・レーシングのA・エスパルガロが、フリープラクティス初日の両セッションでトップタイムをマーク。レースウイークでは初めてフォワードのシャシーを試し、非常に大きな効果をあげた。エスパルガロは2台のマシンの一方にヤマハ製シャシーを、もう一方にフォワード製シャシーを装着して比較。この方法が好タイムに結びついたため、明日も同様の作業を続ける予定。

エスパルガロのチームメイトのC・エドワーズは、タイトコーナーと短いストレート(700m)を持つコースの特徴に合わせてマシン・セッティングに取り組み19位。明日の課題はフロントのフィーリングを改善して本来の走りを取り戻すこと。

コメント
【モビスター・ヤマハ・MotoGP】
■J・ロレンソ選手談(初日総合3番手/1分22秒368)
「とても順調だったよ。午前も午後もずっと3位以内をキープすることができた。マシンがとてもよく走ってくれて、カタルニアやオランダよりも安定している。ペースもいいし、ブレーキングも問題ない。あとはちょっとした調整だけで、フロントロウを狙っていけると思う。僕自身のコンディションも今までで最もいい状態になっているので、自信を持って走れている」

■V・ロッシ選手談(初日総合6番手/1分22秒466)
「第2セッションでタイムを更新することができなかったのは残念。午前中はとても好調で、マシンのフィーリングもよく3位を獲得。午後は気温が上がったのでフロントに硬めのコンパウンドを使用したら、それに合わせたセッティングがうまくいかなかったんだ。アンダーステア気味で曲がりにくくなり、その影響でタイムも伸びなかった。明日までに原因を把握して改善しなければならなくなってしまったので、ちょっと心配しているところ。硬めのタイヤでのセッティングを改善していくことが明日の課題。予選セッションでトップ10に入るため、チームとともにベストを尽くすよ。また今回から僕は、2本出しの新型エキゾーストを使用している。今までのものと大きな違いはないんだけれど、ボトムからスムースになっているので気に入っている。これについても、さらに改善していくことができるだろう」

■M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター談
「ホルヘが本来の強さを取り戻し、持ち前の、やる気あふれる走りを見せてくれた。前回のアッセンではつらい思いをしたが、今回は非常に集中していてスピードもある。両セッションとも好調で、安定して速さをキープできたので、明日以降も大いに期待が持てる。バレンティーノのほうも午前中は好調だったが、午後は、わずかなセッティング変更を行い、硬めのフロント・タイヤを履いたことでマシンの状態が変わってしまった。時間内に問題を解決することができなかったためタイムを更新することができなかったが、今夜も作業を続け、またホルヘのほうのセッティングもさらに磨いて、明日のフリープラクティス第3セッションに備えたい」

【モンスター・ヤマハ・テック 3】
■P・エスパルガロ選手談(初日総合8番手/1分22秒569)
「総合的に見て、今日の結果には非常に満足している。ザクセンリンクはコース幅が狭い特別なコースで、ラインをつかむのがとても難しい。そのなかで第1セッションのスタートからフィーリングが良く、そこからさらに着実に前進していったんだ。第1セッションでは第1セクションと第2セクションで遅れていたが、午後には原因を究明して解決。ところが今度は別のところがうまくいかなくなってしまった。それでも、ベストラップの周回でいくつかミスをおかしたにもかかわらずタイムは上がり、またユーズド・タイヤでのペースが最速に近づいた。このあとはデータを分析して、今日試したモディファイ箇所の良い部分をすべて取り入れられるようなセッティングを探し出したい。通常、2日目にはマシンのフィーリングが格段に良くなるので、今回も自信は十分。明日の予選は激しい接近戦になるだろうが、上位争いを目指していく」

■B・スミス選手談(初日総合11番手/1分22秒719)
「午前中で2回も転倒した。激しいクラッシュだったので、けがをしないで済んだのはラッキーだったとしか言いようがない。そのなかで唯一の問題は、昨年のムジェロで負傷した指をまた少し傷つけてしまったことだけれど、それも大したことはない。フリープラクティス全体を振り返れば、あまり納得のいくものではなくて、昨年よりもタイムでは確実に速くなっているのにマシンのフィーリングが不十分。加えて、フルバンクしたときの僕自身の信頼感にもまだ改善の余地があるだろう。このような厳しい状況のなかだけれど、ラップタイムではトップからそれほどひどく離されたわけではないし、左コーナーが難しいこのコースでセッティングに時間がかかるのは当たり前。明日は必ず前進できるし、予選でいい位置を確保できると確信しているよ」

【NGMフォワード・レーシング】
■A・エスパルガロ選手談(初日総合トップ/1分22秒041)
「好調をキープしている。カタルニア、オランダに続いて今回も、コンスタントに良くなってきていると思う。そして今日は第2セッションでフォワード製シャシーをテストし、そのフィーリングがとても良く満足できた。22ラップも走ったあとのタイヤで3番目に速いタイムを記録し、フィーリングもとても良かったんだ。ザクセンリンクはレイアウトが特別なので、ここだけじゃなくて他のサーキットでも試さなければいけないけれど、今のところはとにかくとても好調。明日もこの方向性で作業を続け、もしもすべてが予定通りにうまくいけば、予選でも使ってみたいね。ザクセンリンクのライディングを楽しんでいる。いいペースで走れているので、明日はさらに前進できるはず」

■C・エドワーズ選手談(初日総合19番手/1分23秒327)
「最終結果には満足していないけれど、マシンのフィーリングは悪くないんだ。問題はフロントの感触が不十分なこと。マシンのポテンシャルをすべて引き出すために若いライダーたちがどんなライディングスタイルで走っているのか、研究しなければならない」

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