[SUZUKI]SBK Rd.8 アレックス・ローズが第2レースで4位獲得の大活躍

7月6日、ポルトガルアルガルベのポルティマオサーキットで開催された2014eni FIM世界スーパーバイク選手権シリーズ第8戦、ボルトコム クレセント スズキのアレックス・ローズが第2レースで堂々の4位となる健闘を見せた。

その第2レースは雨天が影響し、第1レースの20ラップから18ラップに短縮されておこなわれた。11番グリッドからスタートしたローズはウェットコンディションの路面にスピンを余儀なくされ、スタート後の第1コーナーで13番手となってしまうが、その後2ラップを終えて9番手に浮上すると、ヨシムラによってエンジンチューンされたスズキGSX-R1000と共に冷静に追い上げ体制へと入った。

やがて雨足が弱まるにつれてローズのペースも上がり、12ラップ目にはトップグループにいたアプリリア勢2台が接触して順位を落としたことで、6番手となったローズは接近する計4台で熾烈な3位争いのバトルを展開した。そして15ラップ目には4番手に浮上し、このまま追い上げれば3位表彰台の可能性も見えたが、ローズ自身に惜しいミスがあり5番手へと後退、それでもラスト2ラップでL・ハスラム(ホンダ)をかわし、4位でフィニッシュした。

ドライコンディションの第1レースでもローズは6位となり、確実にポイントを獲得した。第1レースは鮮やかなスタートからオープニングラップを終えて7番手、レース前半は10番手となるシーンもあったが、11ラップ目に他の2台の転倒で白旗が振られローズは8番手となり、終盤でさらに追い上げ6位でチェッカーを受けた。

一方、チームメイトのユージン・ラバティは第1レース8位、第2レースは9位とし、ポイントランキングを8位に上げて今大会を終了した。第1レースでは終盤で6番手につけたものの、最終ラップでバックマーカーとの接触があり8番手に後退したことが悔やまれた。さらに雨のレースとなった第2レースでは、7番グリッドスタートのラバティは不本意なスタートにより13番手に後退するが、その後は粘り強い走りで、ラスト2ラップで最速ラップをマークし9位まで追い上げた。

決勝日は曇り空、気温21度で観戦には程よい気候だったが、第2レースは雨雲に覆われ雨のレースとなった。第1レースはT・サイクス、EVOクラスでD・サロムのカワサキ勢が、第2レースはJ・レイ(ホンダ)、EVOクラスはS・バリエ(BMW)がそれぞれ制した。

ボルトコム クレセント スズキは、次戦7月13日におこなわれるWSB第9戦に向け、アメリカのラグナセカへと移動する。

コメント
■アレックス・ローズ(第1レース/6位 第2レース/4位)
「昨日の予選で転倒したために今日は4列目からのスタートになりましたが、6位と4位という結果を出すことができて良かったです。第2レースは、もしミスがなければポディウムにも上がれた展開でしたが、それでも4位まで追い上げることができたことで満足しています。マシンについても、どういった改善をすればさらに良くなるかが解り、今後のための多くの情報を得ることができました。これもチーム全員のおかげです。昨日のクラッシュのあと、チームは午前1時半までかかって修理をしてくれました。本当に感謝しています。彼らにポディウム登壇をプレゼントできればもっと良かったのですが、来週のラグナセカでまた頑張りたいと思います。ラグナセカは初めてですが、全体にタイトでコーナーテクニックが問われるコースと聞いているので、得意とするコースなのではと今からとても楽しみです。」

■ユージン・ラバティ(第1レース/8位 第2レース/9位)
「スーパーポールと決勝2レース以外のセッションでは、いつもトップ4に入るタイムだったのですが、第1レースは非常に残念な結果でした。霧雨が降っていたこともあって慎重になり、思い切った走りができないまま終わってしまったという感じです。ラストラップでバックマーカーに阻まれ、6番手から8番手になりましたが、6位も8位も自分にとっては不満な結果に変わりはありません。第2レースはスタートから調子が出ず、終盤には少し良くなったもののペースは上がらないままでした。ポディウムを狙っていただけに、8位と9位ではまったく悔いの残るレースです。」

■ポール・デニング監督
「今回は嬉しい部分と残念な部分とが入り混じって複雑な心境です。今朝のウォームアップでの調子も良く、ドライコンディションのままならば好結果が期待できましたが、思ったような展開になりませんでした。燃料セッティングや路面温度、天候などの条件は朝の時と同じだったので、タイムも同様に出るはずですが、何故なのか解りませんでした。良い結果を出すためには、スタート後の数ラップの展開に照準を合わせたマシンセッティングが大変重要です。ユージンもアレックスも第1レースの終盤で必死に追い上げましたが、それではすでに時遅しで、ポディウム獲得はどうしても難しい。

第2レースはこれまでの好天から打って変わってウェットとなりましたが、アレックスが一時は13番手だったにもかかわらず4位まで追い上げたのは驚きました。トップ3にも離されず、ポディウムにあともう一歩という素晴らしい走りでした。ユージンについては、第2レースがウェットだったとはいえ前半でまったくペースが上がらず、しかしそのうちに最速ラップで4番目のタイムを出しましたが、何故あのような走りになってしまったのか不可解ともいえる印象でした。ウェットであれドライであれ、予選でもっと良い順位を獲得して、決勝ではレース前半にトップグループに加わる展開をしなければ勝ち目はない。そのための方法を見つけるのは簡単ではありませんが、チーム一丸となって取り組んで行きます。」

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