[YOSHIMURA]JRR Rd.4 JSB1000 津田、120マイル耐久で3位入賞!

■日程 2014年6月28日
■サーキット スポーツランドSUGO宮城
■ライダー 津田 拓也
■予選 4位
■決勝 3位

例年、8月最終週に行なわれていた菅生大会が、今年は6月最終週に移動しての全日本ロードレース第4戦。レースは昨年に続いてセミ耐久となり、距離が昨年の100マイル(約163Km=43周)から120マイル(約195km=52周)に延長されての一戦となった。給油もタイヤ交換もあるセミ耐久レースのため、レースにはライダー2人までが登録できるが、ヨシムラスズキシェルアドバンスは津田拓也ひとりでエントリー。ロングランで、燃費対策ができ、さらにピットワークがあるレースということで、7月末に開催される鈴鹿8時間耐久レースへの格好のデータ取りができる前哨戦となる。

午前、午後のセッションともドライコンディションで行なわれた金曜の合同走行では、津田は1分28秒360で6番手タイムをマーク。
120マイルを走る耐久レースということで、タイヤライフのセーブや燃費データを考えながらの走行となった。
土曜の公式予選は、一転してウェットコンディション。60分の予選セッションは、雨が降ったり止んだりというコンディションで、コースには雨だまりもできてしまう悪条件。それでも、終盤にかけて各トップライダーのタイムアタック合戦が熾烈となる状況となった。このセッションで津田は、ロングランでウェット走行の燃費データ取りやタイヤチョイスを行ないながら、セッション終盤にタイムアタック。

津田はコース前半でトップタイムをマークして自己ベストタイムを更新するが、スローペースのライダーにタイムロスし、4番手タイムで終了。ポールポジションこそならなかったが、順調に決勝レースの準備を進められていた。

「前にライダーは見えていて、それでもなんとかクリアできると思っていたんですが、急に差が詰まってしまって、シケインで引っ掛かってタイムロスしてしまったんです。コンマ4秒ぐらいロスしたので、ポールポジションまで行けたかもしれないですね。グリッドは4番手となりましたが、ウェットでもうまくマシンをセッティングできたと思います。」(津田)

迎えた日曜は、朝から雨模様。朝のフリー走行もウェットコンディションとなり、津田は5番手でセッションを終了。
JSBクラスに先立って行われたJ-GP3、ST600ともウェットレースとなり、昼のインターバルをはさんで開始時刻を迎えた頃、雨足が突然つよくなり、レースは開始時刻を遅らせてコンディション待ち。
結局、再三にわたって開始時刻が変更となり、13時10分に開始予定だった決勝レースが、雨足の弱まるのを待って15時50分過ぎに行なわれることとなった。レース周回数は52周から40周に減算され、ガソリン給油義務も解除されてのレースとなってしまった。

ル・マン式スタートで始まったレースは、6番手グリッドからスタートした加賀山選手(スズキ)がホールショットを奪い、津田は柳川選手(カワサキ)、中須賀選手(ヤマハ)、高橋選手(ホンダ)、山口選手(ホンダ)らに続いてオープニングラップを消化。レースは序盤、加賀山選手をかわした柳川選手がトップとなり、中須賀選手、高橋選手らがトップグループを形成。やがて柳川選手が転倒で戦線を離脱すると、トップグループは中須賀選手、加賀山選手、高橋選手がトップ3。津田は一時5番手まで浮上したものの、1コーナーでオーバーランを喫したこともあり、藤田選手(ヤマハ)、渡辺選手(カワサキ)らとセカンドグループを走行。レースは終盤を迎えていく。

30周目前後でガソリン給油やタイヤ交換でピットインするライダーが出始める中、トップグループでは32周目に中須賀選手がピットイン。すると直後に、コースにオイルが漏えいしたことでセーフティカーが介入し、津田は加賀山選手、高橋選手に続く3番手でスロー走行を開始。そのまま、レース終盤のポジション争いが注目されたが、コース上のオイルが危険と判断され、レースはそのまま赤旗中断。規定周回数をクリアしたことでそのままレースは成立し、津田は3位でフィニッシュという裁定が下された。全日本ロードレースはこれで前半戦を終了し、ヨシムラスズキシェルアドバンスの次回レースは鈴鹿8時間耐久レースとなる。

津田 拓也 選手
「ギア抜けやオーバーランがあってポジションも上げられず、レース中のペースもなかなか上げられませんでしたが、実はマシンを燃費仕様として給油なしでレースを走り切る準備をしていたので、ある意味、想定内のペースになってしまいました。燃費に関しては完全に走りきれる計算をチームで立ててくれていたので、ピットインなしで終盤に勝負に出る戦略が、さぁこれから、ってところでレースが終わってしまった感じでしたね。レースは雨足こそ弱まっていましたが、コースはフルウェットで、こんなコンディションでレースをしたことはなかったんですが、うまくペースを見つけることはできました。本当ならばトップグループについていくレースをしなきゃいけなかったんですが、セミ耐久という戦略もあって、とにかくコンディションに翻弄されたレースでした。トップグループに離されてしまっていたので、3位入賞の実感はありませんが、粘り強く走り切った結果だと思います。」

加藤 陽平 監督
「金曜の合同走行は6番手、予選は4番手という結果でしたが、うまく流れを作って決勝レースまでいい準備ができていたと思います。予選では最後の最後にタイムロスしてしまいましたが、ポールも見えていたし、あまり心配はしていませんでしたね。レースは序盤にペースが上がりませんでしたが、40周の長丁場で後半に勝負できるマシンに仕上がっていたと思います。当初は周回数が46周とされて、それでも無給油で行こうと考えていましたから、それだけ燃費データに関してはしっかり取れていました。燃費を絞った分、マシンが走らなくて津田には辛い思いをさせてしまいましたが、終盤に他チームがピットインするような展開になったら上に行く、そんな戦略でした。とにかく天候に悩まされましたが、臨機応変に対応できたこその3位だったと思います。」

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