[YAMAHA]MotoGP Rd.8 初日 ロレンソ4番手、ロッシ7番手。A・エスパルガロがサーキットベストを上回り初日トップ

■大会名称:MotoGP第8戦ダッチTT
■開催日:2014年6月26日(木)フリー走行総合結果
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度
■路面温度:39度

アッセンTTのレースウイーク初日、心配されていた雨は降らず、明るい太陽に恵まれた暖かい一日となった。そのなかでモビスター・ヤマハ・MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは、午前中のフリープラクティス第1セッションから早々にペースをつかんで好調な走りを披露。お気に入りのコースをエンジョイしながらコンスタントに上位をキープし、ロレンソがトップから0.206秒差の3位、ロッシは0.444秒差の6位につけた。

午後からの第2セッションもほぼ同様の展開で、ロレンソは最終的にトップから0.459秒差の総合4位。一方のロッシは2種類のセッティングを試しながら、トップから0.633秒差の総合7位でこの日の走行を終えた。

モンスター・ヤマハ・テック3のB・スミスは、午前中の第1セッションで5位につける好調ぶり。午後になるとコース上空から雲が消え、明るい太陽に照らされて気温も上昇したなかで、スミスはさらにコンマ6秒以上更新。ベストタイムは第2セッションの最終ラップに記録されたもので、3位からコンマ2秒差の6位獲得となった。明日の予選に向けて準備を整え、決勝ではサテライト勢のトップを目指す。

チームメイトのP・エスパルガロにとってはYZR-M1で初めてのアッセンだが、フリープラクティス第1セッションでいきなり1分34秒530という好タイムを記録してトップを獲得。このタイムは昨年のポール・タイムにコンマ1秒差と迫るもので、しかもトップスピードでも312.7km/hの最速をマークした。第2セッションでも自信あふれる走りを見せて1分34秒408まで更新。チームメイトのスミスにわずかコンマ1秒届かず8位となった。初日にして、すでにスピードは十分。明日の予選でまた、グリッドの好位置獲得を狙うための準備は整った。

NGMフォワード・レーシングのA・エスパルガロが、伝統あるアッセンのコースで最高のパフォーマンス。1分33秒653という好タイムでトップに立ち、同時に、2012年にC・ストーナーが記録していたラップレコード(1分33秒713)を塗り替えた。

今回で150回目のグランプリ出場となるエスパルガロ。セッティングが順調に仕上がり、フリープラクティス第1セッションでは弟のポル・エスパルガロに続く2位。第2セッションでさらに調子を上げると、タイヤにソフト・コンパウンドを履いてもハード・コンパウンドを履いても好タイムを記録し続けた。

エスパルガロのチームメイトのC・エドワーズは今回もマシン・セッティングに専念しながら徐々にペースを上げ、最終的には1分35秒590で15位となった。

コメント
【モビスター・ヤマハ・MotoGP】
■J・ロレンソ選手談(初日総合4番手/1分34秒148)
「午前中は気温が低かったので、フロントに使用したソフト・コンパウンドのタイヤに問題はなかったけれど、暑くなった午後はフロントに十分な荷重をかけられないなど、いくつか難しいところが出てきた。明日はフロントにもっと荷重かけられるようにして、リアへの影響を抑えていきたい。マシン自体は安定さを増してペースも上がってきているが、まだ完ぺきではない。あとコンマ数秒を伸ばすために、さらに調整が必要なんだ。明日も天気が良ければ問題を解決することができるだろう。少なくともあと0.2秒から0.3秒は必要なので、晴れてくれることを期待しているよ」

■V・ロッシ選手談(初日総合7番手/1分34秒286)
「7位になってしまったけれど、上位はみんなとても接近しているんだ。実際、僕もそんなに悪くなくて、とくに終盤でマシンにモディファイを加えたあとはラップタイムも上がってきた。ただ、3、4周も走るとリアの挙動が大きくなってしまってペースを落とさなければならなくなるので、これに関してはまだまだ作業が必要だ。明日の課題はここ。マシンの状態をさらに改善して午後からの予選に備え、5位以内を狙いたい」

■M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター
「初日を順調にスタートすることができた。作業も順調に進み、セッティングのベースが出来上がった。ペースもいいし、タイヤの耐久性も悪くない。もちろん、まだまだ調整すべきところは残っているが、全体的にはかなりよく仕上がっていると言っていいだろう。しかし、今日のことは、ほとんど意味がなくなってしまいそうだ。というのも明日以降は雨が予想されるからだ。でも雨は我々だけでなく全員に降る。だから、みんなでまたゼロからスタートしよう。ベストを尽くす準備はできている」

【モンスター・ヤマハ・テック 3】
■B・スミス選手談(初日総合6番手/1分34秒286)
「アッセンでのウイーク初日。全体的にはとても満足しているよ。セッティングもスピードも、前回のカタルニア後のテストのなかで得たものをそのまま生かすことができたので、スタート早々からペースが上がり、とても気持ちよく乗ることができた。調整もあまり必要なかったんだけれど、それでも、カタルニアとは違うこのハイスピード・コースに合わせて、より安定性を高めるためにマシンの前後についていくつかのセッティングを試した。このあとデータを分析し、明日に備えてさらに何歩か前へ進みたい」

■P・エスパルガロ選手談(初日総合8番手/1分34秒408)
「とても順調にウイークをスタートすることができた。とくに、MotoGPマシンで初めて走るこのコースで、その第1セッションでトップに立つことができた喜びは隠すことができない。そしていつかは、日曜の午後までこのポジションをキープできるようになるため、これからも努力していきたいと思っている。今日の走行のなかで最も評価できるところは、リズムがとても良くて、どのラップも安定してベストラップに近かったということ。つまり、マシンや僕自身から最後の力を振り絞った結果のワンラップではなくて、コンスタントにハイペースを維持できたことが良かったと思う。しかもセッションを通じて単独走行のような形になっていたので、初めてのコースでラインを把握するのが難しいなか、ここまでできたことに満足しているし、明日以降さらに伸びる可能性があることを実感できた」

【NGMフォワード・レーシング】
■A・エスパルガロ選手談(初日総合トップ/1分33秒653)
「アッセンが大好き。でも初日からこんなに速く走れるとは思っていなかった。この伝統のコースで、そのベストラップの記録を更新できたことは最高の喜びだ。タイヤはソフトでもハードでも、いいリズムをキープすることができているので自信になる。明日は、決勝のオプションのひとつになるソフト・タイヤでさらに煮詰めていきたい。明日の目標はフロントロウ獲得。前回のカタルニアから好調が続いているので、明日以降もこの方向性をキープしていく」

■C・エドワーズ選手談(初日総合15番手/1分35秒590)
「フロントの荷重を増すために、新しいトライも含めていくつかの変更を行った。その結果、セッティングが少し改善されて、いくらか乗りやすくなったが、実は最も大きな変化は僕自身のほうにある。このコースではワールド・スーパーバイクとMotoGPで20年近い経験があるので、ブレーキング・ポイントはすべてわかっている。しかしだからこそ、何か新しいチャレンジが必要なんだ。初心に戻って新たなスタートを切り、できる限り大きな成果を求めていきたい」

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