[HONDA]MotoGP Rd.8 フリー走行 マルケス2番手、ペドロサ3番手。Repsol Honda Teamの2人が好スタートを切る

第8戦オランダGPのフリー走行は、Repsol Honda Teamの両選手が好スタートを切りました。午前中のセッションは雲が多く、いつ雨が降り出してもおかしくない天候。そのため、ドライコンディションで少しでもセットアップを進めたいマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、小刻みにピットインを繰り返しました。このセッションでは4番手でしたが、着実にセットアップを進めることに成功しました。

その後、天候は回復に向かい、午後のセッションは青空が広がる絶好のコンディションとなり、気温は16℃から22℃へ上昇。路面温度も21℃から48℃へと大きく変わりました。このセッションでマルケスは2番手に浮上。アベレージもよく、2セッションともにドライコンディションになった初日を、有意義に過ごすことに成功しました。

マルケスは、MotoGPクラスのルーキーとして迎えた昨年の大会で、雨の多い不安定な天候に翻ろうされ、セットアップをほとんど進めることができないまま決勝を迎えましたが、その状態で2位になっています。今年はドライコンディションになった初日のセッションを有意義に使ったことで、8連勝に向けて一歩前進しました。

チームメートのダニ・ペドロサも、ドライコンディションになった初日を有意義に使い、3番手と好調なスタートを切りました。ペドロサも、昨年は不安定な天候に苦しみましたが、今年はドライコンディションになった初日のセッションで順調なスタートを切りました。1回目のセッションは、セットアップに集中して8番手。午後の2回目の走行では、3番手に浮上しました。今年は第4戦スペインGP後に右腕の腕上がりの手術を行いました。その影響でフランスGP、イタリアGPと万全な状態ではなく、表彰台を逃しました。しかし、前戦カタルニアGPでは3戦ぶり5度目の表彰台に立ち、完調をアピール。今大会は、マルケスとともに優勝候補と目されています。

昨年の大会でフロントローを獲得したステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、今大会に向けて闘志を燃やしていました。しかし、セッティングが決まらず、1回目10番手、2回目9番手と苦戦しました。2日目はセットアップを見直し、フロントロー獲得に向けて全力で挑みます。アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)も1回目9番手、2回目11番手と苦戦しましたが、「内容は悪くない」と2日目のポジションアップに気合が入っています。ブラドルとともにタイムを短縮し、ポジションアップに挑みます。

Hondaの市販レーシングマシン「RCV1000R」勢は、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が12番手と好調なスタート。以下、青山博一(Drive M7 Aspar)が16番手、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)が17番手、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が18番手と続きました。

Moto2クラスは、総合首位のエステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)がトップタイムをマーク。以下、1秒差以内に17台という接戦になりました。2番手にサム・ロース(Speed Up)、3番手にドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)と続き、総合2位のミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)が8番手、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(Paginas Amarillas HP 40)が12番手。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は18番手。長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は31番手でした。

Moto3クラスは、トップタイムをマークしたエレナ・バスティアニーニ(KTM)から1秒差以内に12台という接戦になり、総合3位のエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が4番手、総合5位で前戦カタルニアGPで初優勝を達成したアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が7番手、ジョン・マクフィー(SaxoPrint-RTG)が9番手、総合4位で左足を負傷しているアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が14番手でした。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「今日はすべて順調で、とてもハッピーな一日でした。昨年はとても苦労したサーキットでしたからね。今年はHondaにとってもヤマハにとっても、いいサーキットだと思います。昨年はヤマハの方がよかったと思いますが、今年はHondaも前進することができました。今日は、とても安定した走りができ、ペースもよくて、とても満足しています。今日走った感じでは、気温と路面温度が低かった午前中はあまりよくありませんでしたが、明日は十分戦えるレベルに仕上げることができると思っています」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「午前、午後ともにドライコンディションで走ることができて、とてもラッキーでした。午前中は涼しい気候でしたが、午後はとても気温が上がり、路面温度も上がって、セットアップをするのにとてもよい条件となりました。そのおかげでセッティングも進みました。明日のコンディションがどうなるかは分かりませんが、いい予選セッションになることを願っています」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 9番手)
「カタルニアテストはとてもポジティブだったし、今大会に向けて自信があったのですが、今日の結果は予想外でした。セッティングが決まらず、うまく走れませんでした。そのため、午後に向けてセットアップを大きく変えました。タイムは上がりましたが、9番手というポジションは期待していたものではありません。明日も引き続きセットアップに挑みますが、ジオメトリーのいいポイントを見つけられたら、前進することができると思います」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 11番手)
「ムジェロとカタルニアでもそうでしたが、今回も高速コーナーで苦しみました。それを改善するために、いろいろなセッティングにトライし、午後の走行ではフィーリングを改善することができました。11番手というポジションは、今日の自分の走りを反映していないと思います。実際はもっと速かったと思いますが、午後のセッションはクリアラップが取れず、タイムを出すことができませんでした。明日はタイムもポジションもよくする自信があります。今日はカタルニアのテストでトライした新しいブレーキパーツを試すという、とても重要なテストになりました。明日も引き続き前進できるように全力を尽くします」

■スコット・レディング(MotoGP 12番手)
「午前中のセッションはとてもよかったですし、午後のセッションも悪くはありませんでした。このコースは高速コーナーが多く、どこでもスピニングしていたし、どこでもウイリーしていました。朝のセッションでは、ブレーキングで止まりきれず何度もコースアウトして、そのたびにすごくスピードが出ていることを実感して、怖い思いをしました。今日はセクター1で苦戦しましたが、それ以外は、それほど悪くありません。明日は、フロントのチャタリングとリアのトラクション不足を解消したいと思います。今日は全体的にとてもよい一日でした」

■青山博一(MotoGP 16番手)
「前戦カタルニアGPよりはいい感じでスタートを切ることができました。今回はギアなどセットアップをちょっと変えてみました。それがよかったです。午後は新しいフロントフォークにトライしましたが、セッティングをしない状態でもすごくフィーリングがよくて、気持ちよく乗れました。明日は、このフロントフォークのセッティングに集中したいですし、そうすればもっと楽にいいタイムが出せると思います。そのためにも、明日はなんとしてもドライコンディションになってほしいです。今日は1分35秒台でしたが、明日は34秒台を目標にがんばります」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 17番手)
「午前から午後にかけて多少セッティングはよくなりましたが、もっとよくなることを期待していました。アッセンはテクニカルなコースなので、もっとがんばらなければなりません。しかし、今日は2セッションともにドライで走れたので、たくさんのデータを得ることができました。明日は、やらなければならないことがたくさんあります。このコースはフィジカル面でカタルニアより大変ですが、まだ完治していない右手首のフィーリングはよかったです。カタルニアGPでもスロースタートでしたが、決勝ではいい走りができました。今回もそうなってしまいましたが、決勝でいい走りができることを願っています」

■エステベ・ラバト(Moto2 1番手)
「今日は、まだ全力で攻めていませんが、タイムを出すのは簡単ではありませんでした。特にコース終盤でタイムをロスしているので、この部分を改善しなければなりません。今週はとても厳しいレースになると思うし、いつも通り、明日も全力でセットアップに集中しなければなりません」

■サム・ロース(Moto2 2番手)
「今日は最初のセッションからよくて、タイムも安定していました。先週のアラゴンテストが今日のリザルトにつながりました。2レース前のイタリアGPでは予選2番手といい走りができましたが、スタートがよくなくて安定したタイムも出せませんでした。今回はこの調子をキープして、予選、決勝でいい走りをしたいです。そのためにも、安定したタイムで走れるようにしなければなりません」

■ドミニク・エージャーター(Moto2 3番手)
「朝の走り出しからよくて、午後のセッティングではタイムを更新することができました。今日は、ソフトとハード両方のタイヤテストを行い、空気圧やセッティング違いなどにトライして、アベレージもよくなりました。カタルニアGPのあと、カタルニアとアラゴンでテストをしてマシンの状態がよくなったことも、今日の走りにつながりました」

■中上貴晶(Moto2 18番手)
「先週のアラゴンテストの状態で走り出したのですが、全体的にやわらかすぎて、気持ちよく走れませんでした。高速コーナーでは振られるし、ブレーキングの安定性もなく、コーナーの進入も気持ちよくありませんでした。一日を通じて、攻められる状態にはなりませんでした。タイヤはハードの方がよかったです。明日もハードでセッティングを進めていきます」

■長島哲太(Moto2 31番手)
「午前中はコースを覚えるためにフロントにハード、リアにソフトを入れて走り続けました。その後、フロントにソフト、リアにハードを入れたのですが、ハードではフィーリングが悪く、前後ともにソフトがよかったかもしれません。午後もソフトで走り続けましたが、思ったほどタイムを詰められませんでした。コース前半のスローセクションは悪くないと思います。しかし、後半のハイスピードセクションでは全体的にスピードを乗せられず、苦戦しました」

■アレックス・マルケス(Moto3 7番手)
「今日はセッティングが決まらず、ちょっと苦戦しました。加えて、最後のアタックはクリアラップが取れず、思ったほどタイムを更新できませんでした。しかし、それほど悪いポジションではありませんでした。明日はトップとのタイムを縮めてポジションを上げなければなりません。引き続きセットアップに集中します」

■アレックス・リンス(Moto3 14番手)
「カタルニアGPの予選で左足を痛めましたが、今日はまずまずのスタートを切ることができました。痛みを軽減するために、今日は通常より大きなブーツを使用したのですが、それが大きな助けになりました。しかし、ケガからそれほど時間が経っていませんし、ちゃんと走れるまでには、もう少し時間がかかりそうです。今日はHondaライダー全員が苦戦していました。明日はよくなるようにがんばります」

関連記事

編集部おすすめ

  1. 冬の美浜町を楽しめるチャリティーイベント いろいろな乗り物に乗ったサンタクロースが愛知県の…
  2. 話題のニューモデルが集合! カワサキモータースジャパンは12月9日から10日の二日間、大阪…
  3. 【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】 カワサキ往年の名車、Z1をオマージュした新…
  4. ヤマハ発動機は、フロント二輪※1のオートマチックコミューター「TRICITY(トリシティ)1…
ページ上部へ戻る