英国の名門「アリエル」が画期的システムで復活!

伝統的な2輪ブランド、「Ariel(アリエル)」が復活する。アリエルと言えば、20世紀の初頭から1950年代にかけて、スクエア4エンジン搭載モデルなどユニークなバイクを製造してきた、英国を代表する老舗メーカーのひとつ。

その名を受け継ぐイギリスの「アリエル・モーター・カンパニー」が新たに2輪モデル「Ace」の発売を発表した。この独創的なフォルムを持つニューバイクは、ホンダVFR1200のV4エンジンを独自のアルミ製トラスフレームに搭載するモデルである。

ユニークなのはユーザーの要望に合わせて、カスタムとフィッティングが施される点で、クルーザーから、ストリート、ネイキッド、スーパースポーツまで様々なタイプに仕立てることができる。また、ハンドルバー、フットレスト、ブレーキ&シフトレバー、シート高などのライポジも顧客に合わせて調節可能ということだ。

新生アリエルが目指すのは、徹底した高品質少量生産だ。コンポーネンツに関しても、写真に示された2タイプのようにサスペンションはオーリンズの最新版TTXタイプの他、雰囲気重視の向きには昔ながらのガーターフォークをアルミ素材で再現したシステムを用意。タンク容量も14リッターから21リッターまで選べ、キャスター角も25.1度を基本に21.8度から28.4度まで異なるシャーシが存在するなど、ハンドリングに関わるディメンションも変更可能だ。ホイールもアルミ鍛造の他、超軽量なカーボン製があり、電子制御ABS標準装備のブレーキシステムはニッシン製6ポットを基本にブレンボ製もセレクトできるなど、予算と好みによってまさにテーラーメイド感覚で自分の理想のバイクを作り上げることが可能なシステムになっている。

ちなみに、現行のアリエル社は1991年に起業した4輪のベンチャー企業が母体であり、かつての2輪メーカーとは別会社である。今のアリエルは、「Atom(アトム)」という名のライトウエイトスポーツカーを製造していることでも有名だ。これは「Ace」と同じスチール製トラスフレームにホンダ・シビックタイプRの2リッター高性能エンジンを搭載したフォーミュラカーのような過激なモデルになっている。

価格に関しては正式なアナウンスはないが、「Ace」は来年から年間100台から150台という規模で生産が始まり、すでに受注も開始しているそうだ。新しくもどこかノスタルジック。見ているだけでもワクワクする工芸品のようなバイクに魅せられるライダーも多いことだろう。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

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◆【新車】英アリエルがフルカスタマイズ可能な新モデルのAceを発表

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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