[HONDA]WMX Rd.10 決勝 バブリシェフとジョエル、イタリアでケガに苦しむ

ミラノの北東に位置するマッジョーラ・サーキットでのイタリアGPが、観客の熱気にあふれる中で、開催されました。Team HRCのイブジェニー・バブリシェフと、J-Race Racing Teamのジョエル・ローランツにとっては、大きなケガを負う厳しいレースとなりました。

バブリシェフは、レース2で起きたアクシデントにより、左腕の2ヵ所を骨折した可能性があったため、病院へ搬送されました。ローランツは、土曜日の練習走行の際に、最初のダブルジャンプでクラッシュ。脊ついの17番目と18番目を骨折し、病院へヘリコプターで搬送されました。手術を終え、現在休養に入っていますが、3週間ほど休む必要があるとの見込みで、容体が心配されています。

バブリシェフとTeam HRCは、イタリアで行った3日間のテストで、サスペンションのセットアップとエンジン形状の改良を行い、自信を持ってイタリアGPに臨みました。

バブリシェフは、土曜日の予選レースでは余裕ある走りをみせ、4位を獲得します。CRF450RWを駆り、レース1では5位を記録。上位を狙う中でミスを犯して転倒したものの、クレメント・デサール(スズキ)がミスを犯したことにより、ポジションアップ。さらに、トミー・サール(スズキ)を抜き、レース1を終えました。

レース2では、3つ目の左ターンで目の前のライダーがミスをしたことにより、失速を余儀なくされます。左足を下げてターンしていたところに、うしろから別のライダーが入り込み、バブリシェフはトラックの側面に押し込まれてしまいました。

骨折の疑いがあったため、バブリシェフは緊急検査に入りました。月曜日には、ピンを挿入する手術とその後のリハビリが必要となる可能性があります。MXGPのポイントランキングでは、バブリシェフは現在8位。チームメートのマキシミリアン・ナグルは9位で、次戦には左手のケガからの復帰が期待されます。

MXGPは、レース1・2のそれぞれを制したアントニオ・カイローリ(KTM)が優勝。ジェレミー・バン・ホービーク(ヤマハ)と、ケビン・ストリボス(スズキ)もこのレースの表彰台を獲得しました。

MX2クラスでは、Team Gariboldiのティム・ガイザーが、ファクトリーマシンCRF250RWで総合5位に入りました。レース1で快調な走りをみせ、1ラップ目の10番手から、終盤、ロマン・フェーブル(Husqvarna)の転倒などにより順位を上げ、4位でフィニッシュしました。レース2ではいいスタートを切ることができませんでしたが、3位争いをする集団5人の中で戦い、5位でフィニッシュ。

ポイントスタンディングで、ガイザーは現在6位。5位との差は、45ポイントです。MX2の総合優勝は、ジェフリー・ハーリングス(KTM)。続いて、アルノー・トヌス(カワサキ)、ジョルディ・ティクシー(KTM)という結果でした。

Team HRCは、数日間の準備をした後、第11戦に臨みます。トイチェンタルでのドイツGPは、6月21日(土)・22日(日)に行われる予定です。

■コメント
ロジャー・ハーベイ|Team HRC ゼネラルマネージャー
「バブリシェフは病院に搬送されました。担当医師からは、けい骨とひ骨に骨折の疑いがあり、少しの痛みがあると聞かされました。我々は手術に向けた話し合いをこれから行うところで、おそらく手術ではピンかプレートを入れることになりそうです。バブリシェフには、ベストな環境で休養してもらい、経過を見ながらベルギーGPでの復帰を目指していきます」

ティム・ガイザー(4位/5位 総合5位)
「今日の走りは好調で、何人も抜くことができました。レース2では、レース1よりは少しいいスタートが切れましたが、スタートは今後も取り組まなくてはならない課題であると感じました。トップ10からの追い抜きは、とても厳しく感じました。どうにか5位を獲得できて、全体的には悪いレースではなかったと思います。Hondaのマシンは優れていると思いますが、我々はこれからも改良していく必要がありそうです」

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