[HONDA]MotoGP Rd.7 予選 ペドロサ、今季初ポールポジションを獲得

ペドロサ、今季初ポールポジションを獲得。マルケスは3番手
Repsol Honda Teamの2人がフロントローから決勝に挑む

第7戦カタルニアGPの予選は、Q2に進出した12名の選手のタイム差が1.039秒という厳しい戦いとなり、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季初のポールポジション(PP)を獲得、2番手にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、3番手にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、ホームGPに闘志を燃やすスペイン勢がフロントローを獲得しました。

タイヤテストなどセットアップに集中した初日に9番手だったペドロサは、3回目のフリー走行で一気に0.924秒タイムを更新、総合5番手で「Q2」に進出を決めました。その後、予選前に行われた4回目のフリー走行では、マルケス、ロレンソに続いて3番手。着実にセットアップを進め、上り調子をアピールすると、予選ではだた一人1分40秒台に入れる1分40秒985をマークしてPPを獲得しました。昨年のカタルニアGP以来、ちょうど1年振り。これでカタルニアGPでは2年連続でPPを獲得しました。また、08年以来のカタルニアGP優勝に挑みます。

初日4番手、2日目のフリー走行で総合2番手で「Q2」に進出したマルケスは、予選前のフリー走行でトップタイムをマーク。開幕から7戦連続PP獲得の期待が膨らみました。そして、最初のアタックで1分41秒135をマークして首位に浮上。その後、2度目のアタックに挑みましたがタイムを更新できず、この時点でペドロサに抜かれて2番手となります。そして3度目のアタックで逆転を狙ったマルケスでしたが、1コーナーで転倒、タイムを更新できず、3番手となりました。「ブレーキングで突っ込みすぎた」と言うマルケス。ホームGPでPP獲得は果たせませんでしたが、決勝ではペドロサとの優勝争いと開幕7連勝が期待されます。

初日3番手と好調なスタートを切ったステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、2日目も好調な走りを見せました。3回目のフリー走行ではトップタイムをマークして「Q2」に進出。予選前の4回目のフリー走行でも僅差の5番手につけると、予選ではPPのペドロサから0.235秒差の4番手。2列目から決勝に挑むことになりました。

初日11番手と苦戦のアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、2日目もよい状態を見つけられませんでした。午前中3回目のフリー走行では総合11位に終わり、「Q1」からの繰り上げに闘志を燃やしたバウティスタは、このセッションでトップタイムをマークして「Q2」へと進出します。さらに上位を狙った「Q2」では転倒を喫し、12番手という厳しいグリッドから決勝に挑むことになりました。

市販レーシングマシン「RCV1000R」勢は、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が14番手、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)が16番手、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が18番手、青山博一(Drive M7 Aspar)が20番手から追い上げのレースに挑みます。

Moto2クラスは、総合首位のエステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)がすべてのセッションでトップタイムをマーク、2戦連続今季5度目のPPを獲得しました。Moto2クラスは、毎戦、大接戦となっていますが、今大会はラバトがライバルを圧倒しました。そして、0.571秒差でチームメートのミカ・カリオが2番手、マーベリック・ビニャーレス(Paginas Amarillas HP 40)が3番手と続きました。今大会は、ラバトのラップタイムがよかったために、トップから1秒差以内に6台という結果になっていますが、2番手のカリオから1秒差以内に21台という相変わらずの大接戦となっています。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、セッティングが決まらず25番手、長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は31番手でした。

Moto3クラスは、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が初PPを獲得。チームメートのアレックス・リンスとHonda勢の2人がフロントローから決勝に挑みます。リンスはセッション中に転倒し、医務室に運ばれました。左足に小さな骨折があるものの、決勝に出場する予定です。総合4位につけるエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が8番手、ジョン・マクフィー(SaxoPrint-RTG)が10番手から決勝に挑みます。

■コメント
ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
「今日は家族やホームのファンの前でポールポジションを獲得でき、とてもうれしいです。また、今年初めてのポールポジション獲得なので非常にうれしいです。予選ではマシンの感触はよかったです。明日はポールポジションからいいスタートを切りたいです。とても暑くなると思うので、レース中はタイヤマネジメントが重要になります。明日は全力を尽くします」

マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「今日は今シーズン初めてのミスをしてしまいました。自分のせいだったので、チームに謝らなければなりません。今日の計画は完ぺきに進んでいましたが、最後のタイヤで走っていた時にブレーキングが遅すぎました。最後のアタックだということは分かっていたので、そのまま突っ込んでしまいました。最良の選択ではありませんでした。その周回はあきらめればよかったのですが、ホームGPだったので、いつもより力んでしまいました。明日は優勝争いをするためのいいセットアップがあるので、あのコーナーではあんな無理はしません」

ステファン・ブラドル(MotoGP 4番手)
「この2日間はとてもポジティブでした。2列目を獲得できてとてもうれしいです。ペースがかなりいいことをすべてのセッションで証明することができました。トップライダーたちとはそれほど離れていません。予選前にサスペンションを少し調整しました。とてもよくなりました。タイヤの選択も決まりました。予選ではマルケスとバウティスタに黄旗がでました。また、ほかのライダーの転倒で、僕のパフォーマンスに少し影響が出ました。2度目のタイムアタックの時は、1コーナーでペドロサにブロックされてしまいました。フロントローには並べませんでしたが、ムジェロの残念なレースのあとなので、こうして前方のグリッドに戻ることができてうれしいです」

アルバロ・バウティスタ(MotoGP 12番手)
「大きな転倒でした。まだ痛みがあります。特に胸と右足首が痛いです。幸いにも、どこも折れていませんでした。すべてが思ったようにいきませんが、今日は昨日よりよかったです。フリープラクティス(FP)3では、トップライダーたちとそれほど離れていませんでした。直接、Q2に進めなくて残念でした。落ち着いて、Q1を走りました。そしてQ2では、最初のアタックで転倒してしまいました。タイヤはQ1で使ったものでした。仕方がありません。もう一台のマシンでコースに戻る時間が最後にありましたが、タイムは更新できませんでした。まだ100%ではありませんが、レースへ向けて自信はあります。ペースはほかのライダーとはそれほど離れていません。いつものようにベストを尽くします」

スコット・レディング(MotoGP 14番手)
「予選のタイムにはとても満足していますが、Q2に進めなかったのが残念でした。2本のロングストレートでタイムをロスしています。とにかく今は、レースに向けて取り組まなければなりません。チャンピオンシップのためにも、なるべくポイントを稼がなければなりません。今日はRCV1000R勢でトップタイムでした。これが目標だったし、決勝でもそうなるようにがんばります。明日に向けてタイヤの選択は決まっていません。もしかしたら、レースディスタンスを考えて、ハードタイヤを使わなければならないかもしれません。それでも全力を尽くしてがんばります」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 16番手)
「手首の調子がだんだんよくなってきているので、違和感もなく予選セッションを走ることができました。明日は暑くなると思うし、手首もまだ完ぺきな状態ではないので厳しいレースになると思います。でもレースウイークを通してがんばってきたように、なるべくたくさんのポイントを獲得したいと思います。今朝目覚めたときは、かなり調子がよく、手首は今のところ痛みはありません。明日のウォームアップではいくつかアイデアがあるので試してみたいです」

カレル・アブラハム(MotoGP 18番手)
「予選は集団の中で走ることになり、なかなかクリアラップが取れない難しい状況でした。そういう状況の中でなんとかアタックすることができました。もちろん、この順位には満足していませんが、ラップタイムはそれほど悪くないし、タイムはとても接近しています。マシンの状態も悪くないし、まずまずの一日となりました。明日はいいレースになることを願っています」

青山博一(MotoGP 20番手)
「今日は全然だめでした。特にFP4で試したセッティングがよくなく、時間がないままQ1に挑むことになり、タイムも出せませんでした。FP4ではサスペンションのスプリングを替えたのですが、グリップしなくなりました。コーナーの立ち上がりでもマシンが振られるようになり、タイムをロスしていました。残された時間は決勝前のウォームアップしかないのですが、方向性が分かったので、明日、もう一度トライしてみたいと思っています」

エステベ・ラバト(Moto2 ポールポジション)
「ここまでのところ順調なので、とてもうれしいです。もちろんホームGPなので勝ちたいと思っていますが、簡単ではありません。ポールポジションからスタートできることはいいことですが、カリオとビニャーレスはとても強いライダーなので、明日も前にくると思います。今夜、がんばってマシンをもう少し改善させて、いつものように優勝に向けてがんばりたいです」

ミカ・カリオ(Moto2 2番手)
「今日の予選結果には満足していますが、ティト(エステべ・ラバト)とは、少しまだ離れています。一歩一歩近づいていますが、彼は0.5秒先にいます。気温が上がり、グリップが悪いと僕のマシンは影響が大きそうです。今日のラップタイムは、限界で走って出しました。マシンはあちこちでスライドしていました。これまでは序盤がよく、ティトは対象的に最初の数周がそれほど速くありませんでした。もし今回もそうであれば、彼のリズムを崩すことができるかもしれないし、そこから何ができるかを考えたいです。明日はもう少し気温が下がって、走りやすくなることを願っています」

マーベリック・ビニャーレス(Moto2 3番手)
「ホームGPで今季ベストグリッドを獲得できてとてもうれしいです。Moto2クラスではフロントローからスタートするのがとても重要です。明日は厳しいレースになります。地元ファンの前で、いつも通りベストを尽くします」

中上貴晶(Moto2 25番手)
「リザルト通り、かなり厳しい状況です。1日目を終えて方向性が見えたと思っていたのですが、2日目に後退してしまいました。FP3で転倒して、そのため、予選に向けてセッティングを大きく振ったのですが、それが全く機能せず、タイムを上げられませんでした。今回はイタリアGP後のテストで試した剛性の高いスイングアームで走り始めました。しかし、スリッピーでバンピーな路面に合わず、スライドコントロールが難しく、FP3で転倒したこともあって、予選はスタンダードに戻しました。さらに、セッティングを大きく振ったのがよくありませんでした。厳しいです。明日のウォームアップでできる限りのことをして決勝に挑みます」

長島哲太(Moto2 31番手)
「思っていたよりもタイムを縮めることができませんでした。しかし、いろいろ試せたし、有意義な一日でした。今日はこのチームで走った過去のライダーのデータといろいろ比較して、自分の足りない部分を知ることができました。明日の決勝は、今回学んだことを生かせるようにしたいです」

アレックス・マルケス(Moto3 ポールポジション)
「今日はたくさんのライダーがコース上で待っている状態だったので、とても難しかったです。少し危なかったですが、今日は初めてのポールポジションに向けて戦えると思ったので、集中力をキープしました。セッションの終盤は全力を尽くしました。スペースを見つけたとき、完ぺきではありませんでしたが、いいラップを刻むことができました。明日へ向けていいペースです。今日は中古タイヤで速く走ることができました。明日はいいレースをしたいです。天気が持つことを願っています」

アレックス・リンス(Moto3 3番手)
「大きな転倒をして、サーキットのメディカルセンターに運ばれましたが、大丈夫でした。左足に小さな骨折が3カ所あると診断されました。幸い深刻なものではなく、小さな骨折なので明日のレースはおそらく出られると思います。念のため、CTスキャンを撮るために病院に運ばれましたが、不安もなく体調も悪くありません」

エフレン・バスケス(Moto3 8番手)
「セッション序盤は、大勢のライダーがコース上で待機している状態で、とても厳しいものでした。しかし、今大会はポールポジションを取れると思っていたし、集中して走り続けました。そしてセッション終盤にいいラップを刻むことができました。ポールポジションを獲得することはできませんでしたが、レースタイヤでいいラップを刻めているので、明日の決勝が楽しみです」

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