[Kawasaki]SBK Rd.6 サイクス、第2レースで3位表彰台を獲得し総合首位をキープ!

サイクス、第2レースで3位表彰台を獲得し総合首位をキープ!バズも第2レースで5位に入り健闘した。

■ 2014年 スーパーバイク世界選手権第6戦マレーシア大会
■ 開催日:2014年6月8日(日)
■ サーキット名:セパン・サーキット(5.548 km)

初開催となる第6戦マレーシア大会が、6月6日から8日までの3日間、クアラルンプール近郊のセパンサーキットで開催された。熱帯地方に位置するマレーシアは、一年間を通じて平均最高気温が30℃を超え、6月の月間平均最高気温も33℃と厳しい条件になることが予想された。青空が広がった決勝日は、最高気温が36℃まで上昇する猛暑となった。路面温度も60℃に達し、今年もっとも厳しいコンディションの中レースが行われた。

レポート
第1レースでは、予選2番手から絶好のスタートを切ったサイクス(Kawasaki Racing Team)と、チームメイトで予選6番手から決勝に挑んだバズ(Kawasaki Racing Team)が、オープニングラップにリタイヤするという波乱の展開となってしまった。

転倒の原因は、スタート直後の混戦の中でバズがローズ(スズキ)と競り合いになり、フロントのグリップを失ったバズが転倒。ローズとそのアウト側にいたサイクスが、転倒したバズのマシンに巻き込まれるという多重クラッシュとなった。

気を取り直して挑んだ第2レースは、序盤にコース上にオイルが出て赤旗中断。16周のレースが10周に短縮されるという状況のなか、サイクスが優勝争いに加わって3位でフィニッシュ。中盤までサイクスとともにトップグループに加わったバズも、終盤はセカンドグループの中でし烈な4位争いを繰り広げ5位でフィニッシュした。今大会はともに優勝を果たせなかったものの、堅実なレース運びでNinja ZX-10Rのポテンシャルの高さを証明した。

前戦イギリス大会で今季2回目の完全Vを達成。絶好調で今大会に挑んだサイクスは、初開催となったセパンサーキットも着実に攻略した。初日のフリー走行は3番手。2日目のフリー走行も、好調なアプリリア勢に続いて3番手とポジションをキープ、スーパーポールではギュントーリ(アプリリア)とPP争いを繰り広げ、わずか0.106秒差の2番手と好調をアピールした。

予選を終えたサイクスは、「初日から順調で安定している。レースタイヤでもセッティングは進んでいるし、言うことはない。ライバルたちも安定して速いが、それほどの差はないし、今回も良いレースが出来ると思う」と自信を見せていた。しかし、第1レースではチームメイトの転倒の巻き添えとなり、その上右手を痛めてしまうという厳しい結果になった。しかし第2レースでは、万全な体調ではないものの我慢強い走りで3位フィニッシュ。第1レースの雪辱を晴らす堅実な走りで、総合首位をキープした。

チームメイトのバズは、初日のフリー走行で9番手とやや出遅れたが、2日目のフリー走行で5番手に浮上した。スーパーポールではさらにポジションアップを狙う走りだったが、痛恨の転倒を喫し、それ以降タイムを更新できなかった。それでも6番手に入り、好調さを感じさせていた。予選を終えたバズは「ミスをして転倒してしまったが、どのセッションでも前進することができた。決勝はもっと良い走りが出来るはず」と決勝に向けて自信をみなぎらせていた。

第1レースではチームメイトを巻き込んでリタイヤとなってしまったが、第2レースではやや強引だった走りを反省し、しっかりと走り切って5位でフィニッシュ。総合2位から4位へとポジションを落としたが、総合3位のレイ(ホンダ)と9点差。総合2位のギュントーリと18点差だけに、次戦サンマリノ大会での巻き返しに期待がかかる。

またEVOクラスでは、サロムが第1レースでクラス1位の9位、第2レースはクラス2位となる13位でポイントを獲得した。以下、グラルノーニ(MRS Kawasaki)が11位&14位。アンドレオッジ(Team Pedercini)が第1レースで12位。ラヌース(Team Pedercini)が第1レースで15位とそれぞれポイントを獲得した。

併催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)は、5台がトップグループを形成、予選4番手から決勝に挑んだソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)が3位でフィニッシュ。第2戦スペイン大会で優勝して以来、4戦ぶりに表彰台に立ち、総合7位から6位へとポジションを上げた。以下、Kawasaki 勢は、ロルフォ(Team GO Eleven)が4位。ヤコブセン(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が8位。総合2位につけるマリーノ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)は転倒リタイヤで総合3位へとポジションを落とした。

コメント
トム・サイクス(リタイヤ/3位)
「第1レースはリタイヤだったが、第2レースでは表彰台を獲得し総合首位をキープすることが出来てとても良かった。スーパーポールの後、マシンのセッティングを変更した。今朝のウオームアップでそれを確認したが、とても満足のいく状態に仕上がっていて、素晴らしいラップタイムを刻むことができた。良いレースが出来るという自信も生まれたよ。アプリリア勢との間にはまだギャップはあったけれど、ウオームアップを走った感じでは、少なくとも彼らにチャレンジできるんじゃないかと思った。しかし、第1レースで転倒したときに右手を痛め、第2レースは我慢の走りだった。完全な状態ではなくて、マシンをしっかりコントロールすることが出来なかったんだ。前の二人が逃げていくのを見るのはとても辛かった。もし自分の体調が万全だったら、もう少し彼らとバトルができたと思う。でも第2レースの前にチーフメカニックとベストを尽くそうと話し合った。そして、3位表彰台に立つことが出来た」

ロリス・バズ(リタイヤ/5位)
「第1レースはいいスタートを切ることが出来た。しかしローズが第1コーナーで僕のインに入ってきたので、彼を次の2コーナーでパスしようと思った。トムは誰にも接触しないように本当にハードなブレーキングをしていた。僕もそうしなければならなかったのだが、僕はフロントタイヤのグリップを失い転倒して、トムとアレックスを巻き込んでしまった。本当に申し訳ないと思う。第2レースでは、全力を尽くしてトップの3人についていこうとしたが、低速コーナーの立ち上がりでグリップが足りなかった。ここはほかのサーキットよりもその症状がひどかった。そして、その後のストレートが長いのでタイムにも影響した。しかし、ほかの部分で何とか遅れを取り戻し、中盤まではついていくことが出来た。赤旗のあとに少しセッティングを変更したけれど、あれ以上は無理だった。もしかしたら4位になれたかも知れないが、最終ラップはリヤのグリップをなくして、ストレートでエリアス(アプリリア)にパスされてしまった。最高の週末には出来なかったけれど、次のミサノでは良いレースにしたい」

デビッド・サロム(9位/13位)
「第1レースは大変だったが、EVOクラスで優勝することが出来たし、とても嬉しかった。コンディションがとても厳しかったが、目標を達成出来て良かった。今週もそうだが、シーズンを通して一生懸命頑張ってきた成果だと思う。チャンピオンシップポイントも増やすこともできた。第2レースではスタートでつまずいたけれど、チャンピオンシップをリードした形でレースを終えることができた。キャミア(BMW)にはついていけずEVOクラストップにはなれなかったけれど、ほかのEVOライダーとはいいバトルができた」

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