[HONDA]SBK Rd.6 決勝 レイが両レースで6位入賞。WSSではファン・デル・マークが今季2勝目を挙げる

レイが両レースで6位と苦戦。ハスラムは7位/11位でレースを終える

2014年6月8日(日) 決勝
会場:セパン・サーキット
天候:晴れ
気温:第1レース/32℃、第2レース/36℃
コースコンディション:ドライ 観客:3万4528人(3日間)

スーパーバイク世界選手権(WSB)第6戦マレーシア大会が、6月6日(金)から8日(日)までの3日間、セパン・サーキットで開催されました。セパン・サーキットは、1999年から、ロードレース世界選手権マレーシアGPの舞台となっている場所。今年からは、WSBのマレーシア大会が開催されることになりました。

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セパン・サーキットは、一周、5.548kmのロングコース。2本の長いストレートとバラエティに富んだコーナーがバランスよく配置されており、リズム感あふれるレイアウトです。セパンは熱帯地方のため、一年を通して30℃以上の最高気温が記録されます。WSBが開催される6月の平均最高気温は33℃です。決勝日は青空が広がり、最高気温は36℃まで上昇。路面温度も59℃まで上がり、ライダーにとってもタイヤにとっても、厳しい一日となりました。

そんな中、Pata Honda World Superbike Teamのジョナサン・レイとレオン・ハスラムは、初日からセットアップが決まらず、厳しい走行が続いていました。レイは初日のフリー走行で、トップから0.656秒差の8番手。2日目のフリー走行では、トップから1.072秒差の8番手でした。セッションをこなすにつれて、着実にタイムを上げていきましたが、トップとの差はなかなか縮まりませんでした。

一方のハスラムは、初日はトップから1.511秒差の11番手。2日目は1.530秒差となり、タイム差は広がりますが、10番手へとポジションを上げ、Pata Honda World Superbike Teamの両選手は、厳しい状況ながらも順当にスーパーポールへと駒を進めました。しかし、スーパーポールでも、思うようにタイムを短縮できず、レイはトップに1.512秒差の10番手と、今季最も厳しい内容で予選を終えました。ハスラムはトップに2.200秒差の11番手で、トップ10入りを果たせませんでした。

決勝でも、Pata Honda World Superbike Teamの両選手は、流れに乗ることができません。レイは、第1レースはトップから約31秒遅れの6位。レース序盤にコース上にオイルが広がったために赤旗中断となり、16周が10周に短縮して行われた第2レースでも、6位でフィニッシュしました。それでも、第2レースはセカンドグループでバトルを繰り広げ、マシンのセットアップで大幅に前進することに成功しました。

ハスラムは、第1レースはレイにピタリとついていき7位。第2レースは、4台によるし烈な8番手争いを演じ、11位でフィニッシュしました。レイ同様、ハスラムも悔しい結果となりましたが、次戦サンマリノ大会に向けて、意義のあるレースとなりました。

両レースで優勝したのは、マルコ・メランドリ(アプリリア)、2位にシルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)が入りました。なお、第1レースの3位はユージェーヌ・ラバティ(スズキ)、第2レースの3位はトム・サイクス(カワサキ)という結果でした。6戦を終えて、サイクスが総合首位をキープ。今大会の2レースで2位となったギュントーリが、総合2位に浮上しました。レイは総合2位から3位へと1つポジションダウン。サイクスとの差は22点となり、次戦イタリア大会での逆転に挑みます。ハスラムは、6戦を終えてトニ・エリアス(アプリリア)と同ポイントの10位。次戦イタリア大会では、第3戦オランダ大会の5位を上回る、今季ベストリザルトを狙います。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、フロントローから決勝に挑んだマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)と、ポールポジションのジュール・クルーゼル(MVアグスタ)、予選2番手のケブ・コグラン(ヤマハ)、そして2列目から好スタートを切ったケナン・ソフォーグル(カワサキ)、ロレンツォ・ザネッティ(Pata Honda World Supersport)の5台がトップグループを形成。レース後半には、グループから抜け出したファン・デル・マークとクルーゼルの一騎打ちとなりました。最終ラップに一度はクルーゼルにトップを譲ったファン・デル・マークですが、最終コーナーで逆転し、2連勝を果たしました。これでポイントランキングでは、ランキング2位のクルーゼルとの差を、33ポイントに広げました。

以下、3位にソフォーグル。CBR600RR勢はザネッティが5位。ラタパーク・ウィライロー(Core PTR Honda)が6位、ラファエレ・デ・ロサ(CIA Insurance Honda)が7位。ザクゥアン・ザイディ(SIC Racing Team)が9位、マルコ・ブッソロッティ(Team Lorini)が10位でフィニッシュしました。

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コメント

ジョナサン・レイ(スーパーバイク 6位/6位)
「こんな結果になるとは思っていませんでしたし、非常に厳しいレースウイークでした。しかし、こうした状況でも着実に前進できたということでは、実りのあるレースでした。特に第2レースでは、この暑さの中で、レースウイークを通じて最もいいラップを刻めました。しかし、エンジンブレーキシステムは調整がとても難しく、サーキットや路面コンディションの変化に対して敏感すぎるため、フラストレーションがたまりました。タイヤのグリップがいいレース序盤は、コーナーの進入でも全く問題ありませんでした。しかし、レース終盤にかけてリアのグリップの低下が著しく、チャタリングもひどくなりました。今大会は、マシンのポテンシャルを十分に引き出せませんでしたが、このサーキットを走るのはとても楽しかったです。次戦のミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは大好きなサーキットなので、とても楽しみにしています」

レオン・ハスラム(スーパーバイク 7位/11位)
「気温が高かったからなのか、それとも路面のグリップが低かったからなのかは分かりませんが、とても厳しいレースでした。今大会は、いくつか異なる車体のセットアップを試し、確実によくなる方向でした。しかし、技術的にいくつか問題があり、自分もジョニー(ジョナサン・レイ)も、決勝レースに向けて理想とする状態にはならず、厳しい走りを強いられました。残念な結果でしたが、今大会で得られたことが、次戦のミサノに生かせることを期待しています」

マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 優勝)
「初めてマレーシアを訪れ、すばらしいレースウイークになりました。サーキットは最高ですし、マレーシアという国も好きになりました。今大会は、最初の走行から気持ちよく走れました。2日目のフリー走行では、決勝に向けてとてもいいペースを刻むことができました。予選は3番手でしたが、スタートがよく、1コーナーのブレーキングがちょっと早すぎたため、(ケナン)ソフォーグル選手と(ジュール)クルーゼル選手に先行を許しましたが、彼らをマークすることができました。6〜7周したところで彼らをパスして、1秒のリードを築きました。それからは、ギャップをキープすることに集中しました。最後はクルーゼル選手とのバトルになりました。最終ラップで、彼が後ろにいることは気づいていました。第9コーナーで抜かれましたが、最終コーナーで前に出られて、優勝できました。コーナーの立ち上がりはあまりよくありませんでしたが、先にフィニッシュできました。マシンは最高でした。すばらしいマシンに仕上げてくれたチームに感謝します」

ロレンツォ・ザネッティ(スーパースポーツ 5位)
「いつも表彰台に立つことを目標に戦っていますし、今日の結果には満足していませんが、チャンピオンシップを考えれば、とてもよかったと思います。金曜日はマシンが完全ではなく、不思議なフィーリングでした。それが土曜日になってよくなったのですが、決勝では、マイキー(ファン・デル・マーク)とクルーゼル選手についていくだけのペースはありませんでした。決勝では、タイヤのグリップがよかった6〜7周目までは、トップグループについていけました。しかし、それで精一杯でした。そのうちにリズムを失い、ついていけなくなったため、今日はチャンピオンシップのこと考えて、走りきろうと決めました」

ラタパーク・ウィライロー(スーパースポーツ 6位)
「車体のフィーリングは最高でした。しかし、今日はエンジンに伸びがなく、前のグループに追いつけませんでした。コーナリングが最高でしたし、ブレーキングもよかったと思います。それだけに、もっと上のポジションでフィニッシュできれば、もっと喜べたと思います」

ラファエレ・デ・ロサ(スーパースポーツ 7位)
「今朝のウォームアップではとてもフィーリングがよかったため、7位という結果は悔しいです。決勝では、セカンドグループに加わるのがやっとでしたし、表彰台や優勝争いはとても考えられませんでした。今回は予選でミスをして13番グリッドからのスタートとなったことで、セカンドグループを抜け出すのにとても時間を必要としました。自分のタイムがトップグループに加われるものだったので、とても残念でした。しかし、ポイントを獲得できたので、そう悪いレースではありませんでした」

ザクゥアン・ザイディ(スーパースポーツ 9位)
「今日はトップ10でフィニッシュすることができ、とてもラッキーでした。マシンはとてもよく、いいレースができました。大勢の地元ファンの前で、スタートからフィニッシュまで全力を尽くしました。レース序盤は、トップ10でフィニッシュできるなど、とても考えられませんでした。しかし、ファンの声援のおかげで最後までがんばることができました」

リカルド・ルッソ(スーパースポーツ 12位)
「今大会は、サスペンションのセッティングに苦しみ、エンジンパワーをうまく路面に伝えられず、レースウイークを通じて厳しい走りを強いられました。決勝では、17番グリッドから12位でフィニッシュすることができましたが、最後までいい状態にはできませんでした」

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