[YAMAHA]MotoGP Rd.6 2日目 J・ロレンソがフロントロウを獲得

■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2014年5月31日(土)予選結果
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245 km)
■気温:23度
■路面温度:40度
■PP:M・マルケス(1分47秒270/ホンダ)

モビスター・ヤマハ・モトGPのJ・ロレンソが予選3位を獲得。チームメイトのV・ロッシは10位に留まり、グリッド4列目からのスタートとなった。

ロレンソはいつものように、セッションスタートと同時に真っ先にピットを離れてコースイン。すぐさま48秒台の壁を破り、1分47秒605をマークした。その後、M・マルケスとA・イアンノーネがこれを上回り、ロレンソは3位に後退したが、トップとの差はわずか0.167秒。セッションの残り8分でピットに戻り、素早いピット作業で1分以内にコースに復帰すると、最後のタイムアタックでさらに記録を更新して1分47秒521とした。最終的なトップとの差は0.251秒。

一方のロッシも早々にピットを離れ、最初のタイムアタックで1分47秒791を記録して暫定3位。しかしその後は徐々に順位を下げ、トップから0.521秒離されて5位となったところでピットイン。フロントタイヤを柔らかめのものに交換し、通常よりも長めの作業を要してコースに戻ったときには残りあと5分となっていた。そのなかでソフト・タイヤの効果を生かしきれないままセッションが終了。結局、ラップタイムを更新することができず、トップからコンマ5秒以上離されて10位となった。

P・エスパルガロが予選5位を獲得
モンスター・ヤマハ・テック3チームのP・エスパルガロは、Q2終盤で転倒があったにもかかわらず予選5位を獲得する大健闘。午前中に行われたフリープラクティスでも非常に好調な走りを見せており、序盤からペースを上げると1分48秒373で8番手。これで直接Q2へ進出し、1分47秒612を記録してグリッド2列目を確保した。トップとの差は0.342秒。セッション終盤、タイヤ交換を終えて2度目のタイムアタックを始めようという矢先に転倒してしまったため、それ以上のタイム更新はならなかったが、明日の決勝には強い意欲と自信を見せており、上位入賞とポイント獲得を目指している。

エスパルガロのチームメイトのB・スミスも予選7位と健闘。昨日までに順調に作業をこなして自信をつけてきたスミスは、Q2でもアグレッシブな走りを見せて1分47秒618を記録。自らの昨年のタイムを1秒以上、上回った。トップとの差はコンマ4秒で、上位12台が1秒以内のなかにひしめき合っている。スミスは明日もまた、サテライト・トップの座を目指して戦う。

NGMフォワード・レーシング、予選で苦戦
NGMフォワード・レーシングのA・エスパルガロとC・エドワーズは、それぞれ12位と18位。

エスパルガロはFP4で転倒。Q1で1分48秒580のタイムでQ2に進出し、1分48秒218を記録して12位を獲得した。一方のエドワーズは、電子制御システムのセッティング向上を目指して作業を続けながらのタイムアタックで12位。しかしプラクティスのなかでは期待したような成果を得ることができず、明日のウォームアップに課題を残した。

コメント
モビスター・ヤマハ・MotoGP
■J・ロレンソ選手談(予選3位/1分47秒521/9周)
「このコースでは、スタート直後の混乱を避けて上位グループについていくためには、フロントロウからのスタートが非常に重要になる。だから3位という結果には満足しているよ。しかもイアンノーネはエクストラ・ソフトを履いていて、それだけでコンマ2、3秒は変わるので、そのことを考えれば、僕が2位のようなものなんだ。ラップタイムは十分によかったと思っているけれど、それよりも安定性と、ここまでの作業の経過にとても満足している。体調のほうもどんどん良くなってきているので、今はとってもハッピー。昨年とは状況が変わっているので、より厳しい戦いになるだろうが、少しずつ慣れて強くなってきていると思う」

■V・ロッシ選手談(予選10位/1分47秒791/7周)
「予選で大きなミスをしてしまったんだ。リアタイヤの交換と同時にフロントタイヤも交換することにした。その決断が間違っていた。交換したソフト・コンパウンドのフロントのフィーリングが悪く、ラップタイムを更新できないままセッションが終わってしまった。それ以外のところでは何も問題がなくて、ペースもマシンのフィーリングもとてもよかっただけに残念。このようなミスをしなければ、フロントロウを獲得するだけのポテンシャルはあったはずなんだ。明日の決勝は4列目からのスタートとなるので、すべてが厳しく、難しくなってしまった。今回は僕にとって、記念すべき300回目のグランプリで、しかもそれがここムジェロでめぐってきた! だからどんなに厳しい状況だとしても、全力をかけて、いいレースにしたいんだ。予選10位にはがっかりだけど、まだ何も失ってはいない。厳しいけれど、きっと素晴らしいレースができると信じているよ!」

■M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、マネージング・ディレクター談
「ホルヘのフロントロウには大きな意味がある。これはここまでのハードワークと、プラクティスを自信をもって走り続けてきたことの結果なのだ。ペースが非常によく、フリープラクティス最終セッションではユーズド・タイヤでも十分な強さを見せてくれた。その一方で、バレンティーノのほうはグリッド4列目と厳しい状況となってしまった。コーナーでの旋回性を向上させようと、予選セッション中盤、フロントタイヤをハードからソフトに交換することにした。しかし路面温度との関係もあり、そのソフト・タイヤの効果を発揮することができなかったのだ。プラクティスまでは彼も非常にいいペースで走っていたので、決勝では上位復活を狙ってベストを尽くす」

モンスター・ヤマハ・テック 3
■P・エスパルガロ選手談 (予選 5位/1分47秒612/4周)
「5位という結果にとても満足している。転倒のあと、僕のタイムを上回るライダーがいなかったことはラッキーだったね。もっともっとタイムを上げていきたいと思っていたところなので、転倒してしまい、それができなかったのは残念だった。走り自体はとても良かったと思っているし、上位はかなり接近しているので、わずかなタイム更新でも順位を上げるチャンスがあったはずなんだけれど…。転倒に関しては、僕が熱くなりすぎてニュータイヤでペースを上げすぎたことが原因。とても初歩的なミスだ。タイヤを暖めようとちょっとプッシュしたら高速コーナーで転倒してしまったんだ。そのなかでも予選5位、セカンドロウを獲得できたことはとてもうれしいし、僕自身、カタールでの怪我から少しずつ自信を取り戻してきたところで、今はとてもハッピーだよ。チームとともに作り上げてきた僕らだけのマシンは、とてもフィーリングの良いものになっている。明日は、とくにスタートで厳しい戦いが展開されることになるだろうが、マシンのフィーリングがいいので積極的に挑んでいけるだろう」

■B・スミス選手談(予選 7位/1分47秒681/8周)
「予選はいい走りができた。また午前中のフリープラクティス第3セッションでも、マシンのフィーリングがとても良かったので順調に作業を進めることができた。ただFP4では、気温やコースコンディションが変化し、それに合わせてマシンを変更していかなければならなかったため少し苦労したんだ。予選セッションでは、テック3チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、セッティングを変更するとすぐに効果が現れ、楽に47秒台を記録することができた。あとはコースの第3セクション、とくにアラビアータ1と2での走りをもう少し改善したいと思っていて、そこはセッティング変更も必要になりそうだけれど、セクションの第1と第2に関しては十分に満足しているよ。乗るたびに強くなる感じで楽しい。明日の決勝もとても楽しみにしているんだ」

NGMフォワード・レーシング
■A・エスパルガロ選手談(予選12位/1分48秒218/7周)
「午前中は、ル・マンで発生した問題を解決するため電子制御システムに関する作業を行った。そのあとFP4で転倒してしまったため、スペアマシンを使わなければならなくなり、フィーリングも変わってしまったんだ。このあとも引き続きセッティング作業に取り組んでいくけれど、明日のレースはかなり厳しいものになるだろう。ムジェロは体力的にも厳しいコースで、1,141mもあるストレートではトップスピードで苦労することになりそうだ。それでも、僕らはいつものようにベストを尽くし、最上の結果を目指すだけ」

■C・エドワーズ選手談(予選18位/1分49秒780/7周)
「非常に悔しい。電子制御システムについて作業を行ってきたが、期待したような結果が得られない。昨日の出発点に戻って改めてセッティングに取り組んだが、改善は見られなかった。明日のウォームアップでもうひとつ、リア・サスペンションについて試したみたいと思っていることがあるので、それによって一歩でも前へ進めるよう期待している」

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