[DUNLOP]AMA MX Rd.1 450クラス ダンジーがオーバーオールウィン

■ 2014/5/24 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第1戦
カリフォルニア州サンバナディーノ/グレンヘレン・レースウェイ

450クラス ダンジーがオーバーオールウィン
ルーカスオイルAMAプロモトクロス選手権が、グレンヘレンに戻って来た。強烈なアップダウンと深いサンド路面を特徴とするこのコースは、以前から開幕戦や最終戦の舞台として幾多のドラマを生んできたが、2009年を最後にシリーズから外れていた。今大会は5年ぶりのナショナル開催となったが、ロサンゼルス近郊に本拠地がある多くのチームにとって、グレンヘレンは練習やテストの場として馴染みのあるコースだった。

今シリーズには450クラスのディフェンディングチャンピオン、ライアン・ビロポート(カワサキ)が全戦欠場する予定になっている。スーパークロスで負傷したヒザの手術と療養に専念するためだが、代役にはブレット・メットカーフ(カワサキ)が抜擢された。また250クラスでは、クリストフ・プーセル(ヤマハ)が3年ぶりにカムバック。公式予選ではそのプーセルが、250クラス最速の2分15秒518をマークした。450クラスではライアン・ダンジー(KTM)が、2分13秒644で1位だった。

450クラスのヒート1では、オープニングからジョシュ・グラント(ヤマハ)がトップに立ち、フィル・ニコレッティ(ヤマハ)、ケン・ロクスン(KTM)が続いた。2周で6秒のリードを築いたグラントだったが、3周目にロクスンが2位、ダンジーが3位に上がると差が詰まり、以後はトップ3と4位以下がはっきり分かれる形となった。

レース中盤には、4位争い中だったジェイムズ・スチュワート(スズキ)とトレイ・カナード(ホンダ)が接触して転倒。さらにジャスティン・バーシア(ホンダ)が、マシントラブルでリタイアする異変もあった。ファイナルラップでは、グラントとロクスンがテールトゥノーズの接戦を繰り広げたが、逆転には至らずグラント、ロクスン、ダンジー、メットカーフの順でフィニッシュした。

450クラスのヒート2では、ダンジーがホールショットを取ったが、1周目からロクスンが先行。3位以下にはバーシア、カナード、アイバン・テデスコ(スズキ)が続く。ヒート1の勝者グラントは、スタート17位と出遅れた。序盤はロクスンが4秒ほどリードしたものの、中盤以降はダンジーが接近し、チームメイトの間隔は1秒前後となった。そして迎えたファイナルラップ、猛然とスパートしたダンジーがロクスンを逆転し、総合優勝(3位/1位)をゲットした。

250クラス ジェレミー・マーティンがパーフェクトで初優勝を飾る
250クラスのヒート1は、ザック・ベル(ホンダ)のホールショットで始まった。だが直後につけたジェレミー・マーティン(ヤマハ)がオープニングラップ中にトップに出ると、早々とリードを広げた。負傷でスーパークロスシーズンの大半を棒に振ったベルにとってはこれが復帰戦だったが、序盤のオーバーペースがたたり徐々に後退。5周目にはコール・シーリー(ホンダ)が2位に浮上したが、マーティンは10秒以上の独走状態になっていた。

レース後半になると、スタート11位から追い上げてきたクーパー・ウェブ(ヤマハ)、同じく12位のジェイソン・アンダーソン(KTM)がシーリーの直後までポジションアップ。終盤には激しい2位争いとなったが、ラスト3周でウェブとアンダーソンがシーリーをかわした。独走優勝のマーティンに続き、2位ウェブ、3位アンダーソン。ヤマルーブ・スターレーシングが1-2フィニッシュを飾った。

250クラスのヒート2は、転倒者を救護するため赤旗再スタートとなった。ジャスティン・ボーグル(ホンダ)がホールショットを取ったが、マーティンが1周目からアタックして先頭に立った。2位以下にはブレイク・バゲット(カワサキ)、プーセル、ディーン・ウィルソン(カワサキ)が続く。ヒート1の勝者マーティンは、毎周1〜2秒ずつ後続を引き離し、独走態勢に持ち込んだ。

レース中盤になると、2位バゲットに後方から挽回してきたウェブとアンダーソンが接近。ヒート1と似たような展開となったが、ここではウェブだけがバゲットをかわして2位に浮上。アンダーソンは4位に定着したが、終盤に発生したマシントラブルでリタイアした。またアンダーソンの後ろを走っていたウィルソンも負傷によってリタイア。有力ライダーの受難が多いレースとなったが、マーティンが20秒以上の大差で優勝、2位にはウェブが入賞した結果、総合でもヤマルーブ・スターレーシングが1〜2位を独占する結果となった。

マーティンの初優勝には、スーパークロスでは不本意だっただけに計り知れない価値がある。今大会に限ってはスタートダッシュのマーティン、追い上げのウェブというパターンになったが、2台のヤマハが見せたスピードは、他社の名門チームに十分な刺激を与えたはずだ。

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