[Kawasaki]SBK Rd.5 サイクス今季2回目のダブルウィン!

■ 2014年 スーパーバイク世界選手権第5戦イギリス大会
■ 開催日:2014年5月25日(日)
■ サーキット名:ドニントン・パーク(4.023 km)

サイクス今季2回目のダブルウィン!バズも両レースで2位に入り、Kawasaki Racing Team が今季2度目の1-2フィニッシュを達成!!

第5戦イギリス大会が、5月23日から25日までの3日間、ノッティンガム近郊のドニントンパークで開催された。昨年もこのサーキットでダブルウィンを達成したサイクス(Kawasaki Racing Team)が2年連続、今シーズン2回目となるダブルウィンを達成した。

レポート
雨になった予選では、路面コンディションに合わせてセットアップを重ねたものの7番手に終わった。そのため、3列目という厳しいグリッドから決勝に挑むことになったが、両レースともに素晴らしい追い上げを見せた。

第1レースは、7番手グリッドからまずまずのスタートを切るも、1コーナーの混雑とオープニングラップに発生した一時的なマシントラブルのため11番手へとポジションを落とした。この時点で、このレースでサイクスが優勝するのは厳しいと感じた者は多いが、それからの追い上げが素晴らしかった。序盤は全員がフレッシュタイヤのために簡単にはパスはできなかったが、トラブルが解消されると次第にペースも上がり着実にポジションを上げることに成功する。ドニントンパークは、コース前半がハイスピードセクション。コース終盤はシケインとヘアピンが連続するために、厳しいブレーキング競争となる。そのため、逃げ切ることも追い上げることも難しいサーキットだが、周回を重ねる毎にサイクスは着実にトップグループに迫った。

この日は、レース中盤までトップグループが10台という大混戦。その中でいくつかのグループに分かれていくという展開となったが、サイクスはチームメートでトップを走るバズ(Kawasaki Racing Team)、ジュリアーノ(ドゥカティ)、ローズ(スズキ)の優勝争いに追いついた。その中からジュリアーノが転倒で戦列を去りサイクスが3番手へ。さらにローズを交わし、終盤の17周目にはバズに続いて2番手に浮上。これでKawasaki Racing Teamの1-2体制となった。

終盤はKawasaki Racing Team の二人のサイドバイサイドの優勝争いとなり、前半の高速セクションでバズが先行すれば、後半のヘアピンでサイクスが逆転という手に汗を握る戦いとなり、サイクスが真っ先にチェッカーを受け、バズが2位でフィニッシュした。

第2レースも同じような展開となり、中盤にはギュントーリ(アプリリア)、そしてサイクスとバズの3台がグループから抜け出してトップグループを形成。その中からサイクスが抜け出して完全Vを達成。2レースともにバズが2位になるというレースだった。

第2戦スペイン大会以来、3戦ぶり今季2回目の完全Vを達成したサイクスは、素晴らしい追い上げを見せた第1レースを、「これまでのキャリアの中でのベストレース」と語り、前戦イタリア大会終了後レイ(ホンダ)に奪われていた総合首位の座を奪還、そして第2レースの優勝でレイに26点差の大量リードをつけ、2年連続タイトル獲得に向けて大きく前進した。これで開幕から5戦10レースを終えて、4勝を含む7回の表彰台に立った。

予選6番手から2レース連続で2位になったバズは、総合3位だったギュントーリを抜き、さらに、総合2位のレイと同ポイントの総合3位へと浮上した。今大会は、2レースともに優勝を逃したが、ウエットコンディションで良いセッティングを見つけたことが大きな収穫となり、ドライでもウエットでも大きな自信を得ることになった。今年は、ここまで5戦10レースを終えて2位表彰台が5回。なかなか優勝に手が届かないが、今大会で見せたチームメートのサイクスとのバトルは、今季初優勝が近いことを感じさせた。

またEVOクラスでは、Kawasaki Racing Teamのサロムが、17番手グリッドから第1レース10位、第2レースも10位でフィニッシュ。両レースともにカネパ(ドゥカティ)とのし烈なバトルを制し、EVOクラスのトップでチェッカーを受けた。以下、フォレ(Kawasaki Mahi Racing Team India)が、12位&18位。グラルノーニ(MRS Kawasaki)が13位&14位、アンドレオッジ(Team Pedercini)が14位&15位でそれぞれポイントを獲得した。

併催のスーパースポーツ世界選手権は、予選2番手から決勝に挑んだソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)が4位。マリーノ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が予選16番手から素晴らしい追い上げで5位でフィニッシュ。総合2位をキープした。以下、ヤコブセン(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が6位。タンブリーニ(San Carlo Puccetti Racing)が8位、ロルフォ(Team GO Eleven)が10位だった。

■トム・サイクス(1位/1位)のコメント
「もしかしたら僕のキャリアで第1レースがベストレースだったかも知れない。もちろんタイトルを獲得した瞬間が最も思い出深いけれど、パフォーマンスにおいては、今日が一番良かった。第1レースは1周目に問題があり、ロリスの1コーナーの走りもアグレッシブだった。文句を言っているわけではないけれど、これで自分の自然なラインが崩れて、いくつかポジションを落としてしまった。スタート直後はフルバンクのときにエンジンパワーが落ちるトラブルがあり、ピットに戻ろうかとも考えた。しかし、すぐに問題が解決して、マシンの状態はとても良くなった。その時点で10番手か11番手にいたけれど、モチベーションがあがり、追い上げていくことが出来た。タイヤが新しいうちはなかなかパスするのが難しかったが、7周目から優勝に向けてアタックを始めた。第2レースはいいスタートを切ることができたけれど、ロリスにいいペースがあることも分かっていたし、ドニントンではギュントーリがいつも速い。彼がレース前半をリードしたけれど、僕はプッシュし続け、リードを奪い優勝することが出来た。アラゴンに続くダブルウィンを果たし、そして再びチャンピオンシップをリードすることができて最高の気分だよ。」

■ロリス・バズ(2位/2位)のコメント
「第1レースで表彰台に上がることができてうれしい。勝てなかったけれど、がっかりはしていない。しばらくレースをリードすることが出来たし、今日は最初から全力で逃げ切ろうとした。でも、逃げ切ることができなかった。トムに抜かれた後、再びパスするためにベストを尽くした。クリーンなオーバーテイクだったけれど、トムをパスしたときフロントタイヤのグリップがなくなってしまい、もう少しで転びそうだった。僕たちは限界でレースをした。いいレースだった。チームのためにもうれしい結果だった。第2レースは、第1レースとほぼ同じだった。レース後半、トムは本当に速くて、僕はなにもすることができなかった。レースだけでなく、トムと共にチャンピオンシップでも1-2になり、みんなが喜んでくれたのが嬉しい」

■デビッド・サロム(10位/10位)のコメント
「今日はEVOクラスでダブルウィンを果たすことが出来た。素晴らしい結果だ。第1レースでは最終コーナーでカネパをパスして優勝した。第2レースも一生懸命懸命プッシュした。しかし、残り3,4周で手がとても痛くなり、それ以上頑張ることができなかった。それでもカネパは僕をパスすることができなかったようで、またEVOクラスの優勝を獲得することができた。EVOのチャンピオンシップでまたポイントリーダーになった。そして、ドニントンでいい結果を出したカワサキにおめでとうと言いたい」

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