[SUZUKI]JRR Rd.3 JSB1000 津田拓也、今季初表彰台登壇となる3位獲得

5月25日に栃木県ツインリンクもてぎで、全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦が開催された。このコースは立ち上がりが閉じられたタイトなコーナーと、その先のストレートが組み合わされたストップ・アンド・ゴーのレイアウトが中心となり、強力なエンジンパワーと安定したブレーキングがマシンには要求される。

レースウイーク初日と言うのは、二輪の走行ラインにラバーが乗っていなく、総じて路面のグリップは低目である、そんな中でもヨシムラスズキシェルアドバンスから津田拓也は金曜日のART合同テスト1回目に3番手、2回目の走行では1分49秒527のトップタイムをマーク。順調な滑り出しを切ることができた。Team KAGAYAMAの加賀山就臣は1回目5番手、2回目7番手、MOTOMAP SUPPLYの今野由寛は1回目、2回目ともに10番手に付け、まずまずの初日走行となった。

翌、土曜の予選日には路面のグリップも回復。気温も前日からさらに上がり、24℃まで上がった。その中、ノックアウト方式のQ1で津田拓也は2番手のタイムを出し、Q2へ進出。加賀山は前日の自身のタイムを上回り7番手、今野もこのウイーク初の1分51秒台を出し、8番手でQ2へと駒を進めた。Q2ではトップ二人がコースレコードをマークする1分48秒台へ入り、津田は0.17秒差で1分48秒台へ入れる事はできなかったが、1分49秒117のこのウイーク自身最速タイムを記録し、フロントロー3番手を獲得した。加賀山もこのウイーク自身最速となる1分50秒510で7番手、今野は10番手となった。

決勝日朝のウォームアップ走行でも津田は2番手となり、決勝への期待が高まる。加賀山は7番手、今野は12番手でこのセッションを終了した。

いよいよレースがスタート。絶妙なスタートを切った津田がトップで1コーナーへ入る。新たなマシンセットアップの方向性にトライしている津田は、安定したペースでラップを刻むことができていたことから、序盤は4位で周回し、上位の動きの中で自分の位置を決めていた。対して加賀山はスタート直後からクラッチにトラブルを抱えてしまい、厳しいレース序盤の戦いとなってしまった。なんとかこれをかばいながら走行を続けたが、それ以上走行不可能と判断。4周を終えたところでピットに入り、レースはそこで終了となった。また徐々にポジションを上げ、9番手を走行していた今野は中冨伸一選手と6周目のヘアピンで接触して転倒。再スタートを切ったがブレーキにトラブルが出てしまい、そのままピットに戻らざるをえなかった。

津田はレースの勝負ところとなる10周目に3位に上がり、さらに前との差を詰めたかったが、既に2位との差は2秒と広がってしまっていた。それでも1分50秒前半でラップを続けたことから後続との差は広がり、単独で3位フィニッシュとなった。

この結果、津田はシリーズランキングも3位に上げることに成功した。

またJ-GP2クラスでは、GSX-R600をベースとしたマシンGSX-MFD6をライディングする生形秀之が終始トップに加わる快走を見せ、2位表彰台獲得となった。

コメント
■津田 拓也(3位/ヨシムラスズキシェルアドバンス)
「なかなか上位に食い込めない苦しい戦いを強いられている中で何ができるのか考え、新しいセットアップ、ライディングスタイルを先週の事前テストからトライすることにしました。難しい方法ではあるのですが、自分自身のレベルアップ、マシンのパフォーマンスアップにつながるものなので、それに掛けてレースウイーク中もトライし続けました。結果的に安定して上位陣の中に加わることができましたが、まだまだやるべきことも多くあり、現状ではトップ2台に少し離されてしまっています。しかし、その差は埋められると感じています。レースはもう少し前2台との差を詰めたかったですが、3位のマシンを抜くのに手間取ってしまい、その間に逃げられてしまったのが残念です。次はそうならないように、もっと最初から積極的に仕掛けていきたいと思います。」

■加賀山 就臣(リタイア/Team KAGAYAMA)
「まだまだマシンパッケージングの秘めるパフォーマンスを発揮させられていない印象です。チームとしてはこれまでのタイムを更新しているので、自分たちの中でのレベルは確実に上がっているのですが、ライバルと比較すると、伸び代の部分で負けてしまっていて、レース結果に自分たちの成長が反映されていないのが現状です。とは言え、一気に大きなレベルアップができるようなそんな甘い世界ではないので、ステップ・バイ・ステップで自分たちの行っていることを信じ、さらに成長する為のアプローチを続けます。今回もたくさんの方に応援いただきました。ありがとうございます。もう少しだけ待っていてください。必ず皆さんに喜んでいただけるレースをします。」

■今野 由寛(リタイア/MotoMap SUPPLY)
「レースウイーク中に自己ベストも更新でき、着実にレベルアップが果たせている実感があります。バイクもかなりまとまってきましたし、上位陣の背中が着実に見えてきています。スタートはやや出遅れてしまい、前を追いかける展開の中で他車と接触してしまいました、お互いのラインがクロスした、レーシングアクシデントだったので仕方のないことだったと思います。レースの中盤から終盤にかけてのペースにも自信があったので残念ではありますが、マシンもいいフィーリングで仕上がってきたので今後のレースが楽しみになりました。」

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