[HONDA]MotoGP Rd.5 予選 マルケスが5戦連続ポールポジションを獲得

マルケスが5戦連続ポールポジションを獲得。開幕5連勝に向けて絶好のグリッドから決勝に挑む

第5戦フランスGPの予選は、前日のフリー走行に続き、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われました。この日の最高気温は25℃。前日より3℃気温が上がり、初夏を感じさせる日差しの強い一日となり、初日トップタイムのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、この日も快調にラップを刻み、開幕から5戦連続ポールポジション(PP)を獲得しました。

午前中のフリー走行では、決勝に向けてロングランを行い、1分33秒台前半の好タイムで周回を重ねました。予選前に行われた4回目のフリー走行でも、同じく1分33秒台前半でラップを刻み、仕上がりのよさをアピールしました。そして迎えた予選では、最初のアタックで1分32秒567をマーク、2008年の大会でチームメートのダニ・ペドロサがマークした同32秒647のサーキットベストタイムを塗り替え、2回のアタックではさらにタイムを短縮、1分32秒042のすばらしいタイムで、2年連続、開幕から5戦連続のPP獲得となりました。

決勝レースは28ラップ。スピードと安定性で群を抜くマルケスの開幕5連勝が期待されます。
ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は2列目4番グリッドを獲得しました。初日のフリー走行では新しいセットアップにトライしながら6番手につけました。しかし、2日目は、従来のスタンダードのセットアップに戻し、3回目のフリー走行ではタイムを短縮して6番手、続く4回目のフリー走行では2番手へと一気にポジションを上げました。この勢いで予選に挑んだブラドルは、3番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とわずか0.091秒差の4番手と惜しくもフロントロー獲得を逃しました。しかし、この日の走行は、アベレージもよく、決勝では今季初の表彰台が期待されます。

初日のフリー走行で3番手と好調なスタートを切ったアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、2日目も順調にタイムを短縮しました。午前中のフリー走行では4番手。予選では僅差の7番手につけて、3列目から追い上げのレースに挑みます。

今大会の前に右腕の腕上がりの手術を行ったペドロサは、この日も右腕に負担をかけない走りに徹しました。予選では全力でタイムアタックを行いましたが、思うようにペースを上げられず9番手という、やや厳しいグリッドとなりました。しかし、トップグループで戦えるアベレージをマークしているだけに、2年連続フランスGP制覇に闘志満々、追い上げのレースに注目されます。

市販レーシングマシン「RCV1000R」勢は、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)が13番手、以下、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)16番手、青山博一(Drive M7 Aspar)17番手、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)18番手という結果でした。

Moto2クラスは、今季から同クラスにチャレンジし、前戦スペインGPで初表彰台の3位になったジョナス・フォルガー(AGR Team)が初PPを獲得。2番手には総合首位のエステベ・ラバト(Marc VDS Racing Team)、3番手にルイス・サロム(Pons HP 40)で2戦連続のフロントロー獲得となりました。今大会は、PPから1秒差以内に19台という接戦となり、2年連続PPを狙った中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)はセッティングが決まらず21番手、長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は31番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスは、今季好調な走りを見せているエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が初PPを獲得、3番手にはアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が2戦連続今季4回目のフロントローを獲得しました。今大会は、バスケスから1秒差以内に17台という接戦となり、アレックス・マスボー(Ongetta-Rivacold)が4番手、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が7番手、ジョン・マクフィー(SaxoPrint-RTG)8番手、ズルファミ・カイルディン(Ongetta-AirAsia)9番手と,Honda勢が好調な走りを見せました。決勝では、Honda勢の今季初優勝に期待が膨らんでいます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今日はポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。そして2番手に0.692秒差をつけられたことにも満足しています。明日は、ダニ、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)、そして(ヴァレンティーノ)ロッシ(ヤマハ)との戦いになると思います。そのためにも、しっかりと準備をしなければなりません。自分のアドバンテージは、フロントローからスタートできるということです。いつも勝つために全力を尽くしていますが、明日も全力で勝利を目指します」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 4番手)
「金曜日にいくつかのテストを行いましたが、今日はスタンダードのジオメトリーに戻して走行しました。その結果、アベレージもよく、4番グリッドを獲得できたし、今日の結果には満足しています。今回はタイムが接近しているし、みんなとても速いペースで走っています。明日は、ロレンソとロッシという強敵と同じ2列目から決勝に挑みます。後ろからはペドロサも追い上げてきてトップグループに加わると思うので、明日の目標はトップ5でフィニッシュすることです。今大会前に手術をした右腕の状態はよく、痛み止めを打つ必要もありませんでした。明日は目標達成に全力を尽くします」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 7番手)
「昨日はいい走りができたし、今日もマシンのセットアップが着実に前進しました。しかし、ほかのライダーたちもよくなっているので、予選ではポジションをちょっとだけ落としました。今日はマルケスがすばらしいスピードでポールポジションを獲得しましたが、2番手とのタイム差はそれほどではありません。わずか0.3秒差でした。今回はスペインGPのときより状態がいいので、いいスタートを切っていいレースをしたいです。今大会も少しでも多くのポイントを獲得するために全力を尽くします」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 9番手)
「フリー走行はそれほど悪くはなかったのですが、予選はうまくいきませんでした。今大会は、右腕が完全ではないので、アグレッシブな走りではなく、なるべくスムーズに走るように心がけていました。そして、予選は全力でプッシュしようと思ったのですが、思うように攻めることができませんでした。しかし、この2日間は全体的によかったと思います。明日は3列目からのスタートなので、いいスタートを切って前に出なければなりません。そのためにも明日の決勝のウォームアップではタイヤの温度をうまく上げなくてはいけません」

■スコット・レディング(MotoGP 16番手)
「この数戦は、4台のRCV1000R勢の中で3番目か4番目というレースが続いていましたが、今回はニッキーに続いて2番目なのでよかったと思います。午前中のフリー走行では、それほど快適ではなかったのですが、予選前の4回目のフリー走行で大きく前進して楽しく乗れるようになりました。マシンの状態がよくなったので、明日は、もっと自分の力を出せるようにがんばらなくてはいけません」

■青山博一(MotoGP 17番手)
「思ったほどには順調に進みませんでした。フリー走行、予選と、ちょっとしたトラブルがあり、走りに集中できなかったこともあります。予選では、クリアラップが取れずフラストレーションがたまりました。今日はロングランもできず、タイヤの選択もできませんでした。明日のウォームアップでやらなければいけないことをたくさん残してしまいましたが、課題を1つでも解消して決勝に挑みたいです。明日は、いい結果を残したいと思います」

■カレル・アブラハム(MotoGP 18番手)
「この2日間の中では、予選で試したセットアップが一番よくて、気持ちよく走れるようになりました。もう少し早くこのセットが見つかっていれば、もっといいタイムをマークできたと思います。今日はもう一周アタックできたと思うのですが、ギリギリ間に合わず、とても悔しい思いをしました。明日はポイント獲得に向けて全力で挑みます」

■ジョナス・フォルガー(Moto2 ポールポジション)
「マシンの状態もよく、とてもいい気分です。今大会が始まったときは、ちょっと苦労しました。というのも、これまでの4戦とは、コースのキャラクターが違っていたからです。しかし、最終的にセットアップが決まり、いいアタックができました。明日はいいレースができると思います」

■エステベ・ラバト(Moto2 2番手)
「フリー走行は順調だったし、予選セッションも最初はうまくいきました。しかし、新しいタイヤを入れてアタックしたときに、ブレーキングでプッシュしすぎて転倒してしまいました。この転倒でリアブレーキが破損したのですが、ピットに戻り、なんとか修理してコースに戻りました。しかし、同じフィーリングにはならず、タイムを更新することができませんでした。明日のウォームアップでいい状態を確認して決勝に挑みます」

■中上貴晶(Moto2 21番手)
「とても厳しい状況です。今日はセットアップが進まず、いろいろやったのですが、順位もフィーリングもよくなりませんでした。走り出しのときが一番よくて、何をやっても改善せず、最終的にスタートの状態に戻るという感じで、最後まで攻めきれませんでした。明日は厳しいレースになりそうです」

■長島哲太(Moto2 31番手)
「昨日の転倒で進行が遅れたこともありますが、今日は一日、思うようにまとめることができませんでした。自分としては着実にタイムを上げていけたと思うのですが、周囲のタイムの上がり方が大きくて、その差を詰めることができませんでした。今日も最終的にトップと2秒差となりました。トップと1秒差まで詰めるのが目標だったのですが、うまくいきませんでした。マシンの旋回性の悪さに対して、乗り方を変えることでよくなったコーナーもあります。明日は、できる限りのことをして、1つでもポジションを上げたいと思います」

■エフレン・バスケス(Moto3 ポールポジション)
「チームとHondaのMoto3クラスのプロジェクトを信じてきましたが、今日のポールポジション獲得には、ちょっと驚きました。マシンの状態も、自分の走りもよかったと思います。今年は、いつもトップグループにいましたが、こうしてポールポジションを獲得できて、とてもハッピーです。このコースはパッシングポイントが少ない難しいコースなので、明日の展開を予想するのはとても難しいです。しかし、いいリズムで走れているし、トップグループの中で冷静に走り、レース終盤の戦いに備えたいと思っています」

■アレックス・リンス(Moto3 3番手)
「今大会は、とても楽しくマシンに乗れています。こういうときは限界を感じることもないし、いいペースで走ることができます。その結果、フロントローに並べたのだと思います。今大会はスペインGPの状態から、マシンを少しずつよくすることができました。とても気持ちよく乗れていますが、このコースでは、昨年とはライディングスタイルを変えなくてはいけませんでした。とにかく、着実によくなっています。明日の決勝が楽しみです」

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