[Kawasaki]JMX Rd.3 新井宏彰がスタートトゥフィニッシュ! IA1ヒート2で今季初優勝(5位/1位)

新井宏彰がスタートトゥフィニッシュ! IA1ヒート2で今季初優勝(5位/1位)
IA2では勝谷武史(グリーンクラブジュニアライダース)が完全優勝(1位/1位)

新井宏彰の第2戦(IA1/5位/1位)
今回は久々に家族が来ていたし、息子(2歳)と一緒に表彰台の一番高いところに立とうと誓っていたので、ヒート2でそれが実現できてよかったです。ヒート1の成績が5位だったので、トータル的にはあまり喜べないんですが、とりあえず1勝できたことはまずまずだと思います。
実はちょっと風邪気味で、ずっと息苦しくてだるい感じでした。万全の体調で会場入りしたのに、土曜の練習走行から症状が出てきて、これはまずいと思って早く寝ました。日曜になっても声がガラガラで…。どうしてなのか心当たりはありません。

ヒート1は序盤から腕が上がって、全然追い上げられないまま終わってしまいました。1周目は真ん中よりも後方で、だんだん下がってきた三原に追い付いたんですが、なかなか抜けませんでしたね。腕上がりが出てきたのでハンドルにしがみつく乗り方になって、ただ淡々と走るしかなかった。三原なら抜けると思っても行けない。行ったら必要以上にアクセルが開いちゃいそうだし、コントロールする自信がなかったので、ひたすら自分らしくない走りで我慢していました。20分すぎ頃にようやく抜いて、5位になりましたがそこまででした。優勝の小方選手以下、熱田選手、成田選手、深谷選手に続いての不甲斐ない5位でした。あれじゃ全然だめですね。

腕上がりはあまりしないのに、今回はなぜだろう。意識しすぎたのかな。広島だからピンピン取るぞ!という気持ちは確かにありました。ただハイスピードだし、ギャップも多かったし、序盤に力が入りすぎたのかな。あとは頻繁に撒水作業が行われていて、硬い表面がウェットになっていたから力が入りすぎたのかもしれません。

昼休みは体調を整えるために少しゆっくり休んで、サイン会の後に昼寝したり、コースの下見も1周全部回るのはやめて、ラムソンの先の裏手と最終コーナー付近を確認しただけにしておきました。最終の進入地点にものすごいギャップがありましたよね。丸くなくて角が尖っていて、ブレーキングでそこに入ると真横に弾かれるような難所でした。岩盤が露出していた部分もあったし…。それでもタイヤ1本分ぐらいのラインがあったので、慎重にそこを使って進入して立ち上がり重視で開けるようにしていました。

ヒート2ではホールショットを決めてトップに立てたんですが、いつもならお構いなしにガンガン行くところなのに、体調が良くないからどうしようかと考えていました。85%ぐらいで様子を見ながら走っていたんですが、その割には後ろが思ったよりも離れたんで、だったらこのペースでなるべく早めに逃げようと心を決めました。トップに立って単独走行になったので、ギャップなどの路面状況を見極めながら自由にラインを選べる余裕がありました。
全日本開催時には入念なコース整備が行われていますが、一般走行の時に荒れて固まった路面に土をかぶせて均す感じなので、レースでその土がはけると元の荒れた路面が露出してくるんです。土曜日はきれいな路面なんですが、日曜日のヒート1、ヒート2と進行するにつれて表面がはがれると、事前に走った時の硬いギャップがそのまま現れる。10〜11コーナーあたりがそうでした。見覚えのある形の路面なので、ヒート2は走りやすかったですね。ギャップを避けたりわざと入ったり、その先が楽になるようなギャップならどんどん積極的に入っていました。

ホールショットの秘密は特にありませんが、土曜の予選レースを走った後、リアスプロケットを48Tから49Tに換えました。普段からシフトアップしないでいいように、ファイナルをロング気味にしてあるんですが、今回はスタートでの加速を重視してみたら上手く決まりました。あとはリアショックのコンプを強めた程度。ギャップでリアが入りすぎて、リバウンドでおつりをもらわないようにという微調整です。

今日の自分が一番速かったのは、世羅の下りの後の右〜右コーナー。みんなアウト側ににふくらむところですが、インベタを通っていました。小方選手にラインをコピーされていたようですが、あまりルーストを上げないので僕の後ろは空気がきれいだったんじゃないでしょうか。

三原拓也の第2戦(IA1/6位/4位)
ヒート1はスタート5〜6番で出たんですが、成田選手が転倒して周りが散らばったところを上手く抜け出せました。3番まで上がって前に小島選手、深谷選手を見たときには行けるかなと思ったんですが、やっぱり後ろから小方選手、熱田選手、成田選手が来て抜かれちゃいました。僕は腕上がりでペースを上げられず、6位キープしかできませんでした。これほど腕上がりすることはあまりなくて、ハードパックだったのと撒水で滑りやすくなっていたので、ついつい手に力が入りすぎたせいでしょう。サンドコースだったら余計な気を遣わないので、腕上がりすることはありません。ちょっと情けないレースでした。開幕から6位ばっかりなので、最低ラインというか指定席みたいな感じですが、このままではいけないと思っています。

タイヤチョイスをどうするか今朝の練習走行から迷っていたんですが、ヒート1はミディアムで出ました。撒水がIA2のレース前、IA1のレース前という頻度で小まめに行われていたので、レース序盤はハードパックの表面がウェットという状況だったからです。ヒート1前半はミディアムで正解でしたが、後半になって乾いてくるとミディアムじゃきついかなという場所が出てきました。スタート前に僕が確認した範囲では、他のライダーはみんなハードを履いていました。間違えたわけではなくて、むしろこれは自分の選択を生かして有利になるんじゃないかなって思いました。

ミディアムでも硬質路面をカバーできるんですが、ブラックマークが付いているような本当に硬いところではハードの方がよかった。だからミディアムで超硬質路面を我慢するか、ハードで撒水されたウェット路面を我慢するか、二つに一つの選択。どちらも正解。僕としては前半でコケたら話にならないので、ミディアムで前半を有利に戦って、後半は耐えればいいと考えました。乾いたところで滑るのはある程度自分でコントロールできますが、撒水ポイントでズルっていうのは嫌ですからね。

ヒート2はハード用タイヤにしました。スタートで出遅れてしまい、またやらかしたなと思いました。ところが最終コーナーから先の長い登りで、みんなが右側に行くから左側を通ってみたら意外とよかった。フィニッシュジャンプ辺りで追い付いて、サインエリアの前でインから抜くラインを多用しました。右側からジャンプを飛んだライダーはサインエリアでアウトにふくらむので、そこを突いて何人も抜きました。そうやって3位まで上がって、前にいる小方選手も見えていたんですが、追い上げはそこまででした。なんとかこのまま表彰台をと思ったんですが、終盤になって後ろから熱田選手が迫ってきて、あの勝負強さにやられました。

ラスト2周の最終コーナー、僕は毎周同じように進入していたんですが、熱田選手があり得ないスピードでイン側に並んできて、あっさりと抜かれました。あの段階の最終コーナーの入口というと、ものすごいギャップがあったので、あんなスピードで突っ込んでどうするのかと思ったほどですが、熱田選手は何事もなかったように通過していきました。抜かれた後はもう挽回する力がありませんでした。前半飛ばしすぎたかもしれませんが、終盤はギャップをこらえるのに精一杯でした。でも前の方を走るのは楽しかったですね。3位を走っていたのに結果的に4位というのは悔しいですが、今度はもうひと踏ん張りして新井君と一緒に表彰台に上がります。

井上眞一の第2戦(IA2/17位/12位)
熊本、オフビレ、広島と連続でタイムを出せないのがちょっとした悩みです。KX250Fで勝ちまくっている勝谷選手から2秒差ぐらいでセカンドグループがいて、僕はそこからさらに2〜3秒落ちだったので、もやもやした気分を晴らすことができませんでした。ハードパックでハイスピードでギャップだらけというのは、自分の好みとは正反対のコンディションなんですが、そんなことは言っていられません。

ヒート1はスタートで出遅れて、1周目は22〜23番手あたりだったと思います。そこから少しずつ挽回したんですけれど、混戦の中でペースを上げられずリズムに乗れませんでした。そのあげく終盤になって、勝谷選手にラップされました。ブルーフラッグを振られて進路を譲ったときに、速度差がかなりあったので、こんな自分じゃだめだと痛感しました。きっかけをつかんで去年みたいな走りを取り戻したいですね。
割と走り慣れている弘楽園なんですが、練習やテストとレースは別物です。練習だと決まったラインばっかり走ってしまいますが、レースになるといつものラインがベストとは限らない。だからみなさんが言われるように、カワサキ勢に地の利があるかというと、それほどのアドバンテージはないと思います。ただ、カワサキ関係者が大勢応援に来てくれるので、気分が高揚することは確かです。

ヒート2はスタートがめちゃくちゃ決まったんですが、アウト側だったんでインに入られて、1周目は4番手でした。12〜13分あたりまでは前の方にいたんですが、そこから先は昨日から悪かったリズムを改善できず、ずるずると下がってしまいました。ヒート2は気持ち入れ替えて頑張ろうと思ったんですが、みっともない走りをしてしまいました。

ハイスピードの硬いギャップが多かったので、サスセッティング的には難しかったです。平坦に見えても徐々にブレーキングギャップやコーナリング中のギャップが尖ってくるので、それに合わせるためにはある程度の読みが必要でした。タイヤチョイスは、ヒート1が前ソフト/後ミディアム、ヒート2は前後ミディアム。硬質路面の弘楽園でソフトを使うのは意外に思われるかもしれませんが、勝谷選手もソフトだったはずです。

IA2では今回も勝谷選手がピンピン(1位/1位)でしたが、彼のKX250Fが450よりも速いタイムを出していたことが話題になっていました。A級2年目の能塚選手もKX250Fで総合3位(3位/3位)に入賞しましたし、カワサキとしてはうれしい戦果でした。

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