[Kawasaki]SBK Rd.4 サイクスが第1レースで3位表彰台を獲得!バズは両レースともに4位でフィニッシュ

■ 2014年 スーパーバイク世界選手権第4戦イタリア大会
■ 開催日:2014年5月11日(日)
■ サーキット名:イモラ・サーキット(4.936 km)

第7戦イタリア大会が、5月9日から11日までの3日間、ボローニャの東南部に位置するイモラ・サーキットで開催された。
イモラは、サイクス(Kawasaki Racing Team)がもっとも得意とするサーキットのひとつ。
今年は3年連続ポールポジション獲得と2年連続完全Vの期待が寄せられたが、フリー走行、予選と完璧な状態にはならなかった。初日のフリー走行では、レイ(ホンダ)に続いて2番手。2日目のフリー走行でも、ジュリアーノ(ドゥカティ)に続いて2番手。トップタイムから1秒差以内に10台前後の接戦の中では、決して悪いポジションではないが、去年の自己ベストに届かない歯がゆい走りが続いた。そして上位12名で行われたスーパーポールでも、昨年の大会でサイクス自身がマークした1分45秒981に0.786秒届かず、決勝は6番手スタートとなった。

フリー走行が行われた金曜日の最高気温は28℃(路面温度47℃)、予選(スーパーポール)が行われた土曜日は29℃(路面温度51℃)という厳しい条件だった。その厳しい条件の中で思うような走りが出来なかったサイクスは、「今大会は、新しいリヤタイヤのパフォーマンスをしっかり生かせず、Ninja ZX-10Rのポテンシャルを引き出すことが出来ていない。それはレース用タイヤも予選用タイヤも同じで、本当に残念なグリッドになってしまった。このサーキットではいつも良い走りが出来ているので、タイヤと車体のマッチングを見直したい」と厳しい表情だった。そして迎えた決勝日は、最高気温が23℃、路面温度が34℃と絶好のコンディションとなり、ウォームアップで再度セットアップを行なったが、Ninja ZX-10Rのポテンシャルを完全に引き出すことは出来なかった。

第1レースは、6番手グリッドからオープニングラップで4番手に浮上する。しかし、序盤からペースを上げるレイについていけず、デービス(ドゥカティ)、ギュントーリ(アプリリア)、そしてチームメートのバズ(Kawasaki Racing Team)と2位争いの集団を形成。最終的に3位でフィニッシュするも、サイクスらしい切れのある走りは見られなかった。続く第2レースもレイが先行、その後方で、デービス、ギュントーリ、そしてチームメートのバズとセカンドグループを形成、し烈な戦いの中5位でチェッカーを受けることになった。この結果、今大会両レースで優勝のレイが総合首位に立ち、サイクスは総合首位から4点差の2番手へ。サイクスとチームはともに原因追及と巻き返しに向けて闘志を漲らせることになった。

チームメートのバズも、フリー走行では1日目9番手、2日目10番手と、思うようなタイムを刻むことが出来なかった。しかし、2日目の予選(スーパーポール)では渾身のアタックで7番手へと順位を上げることに成功。スーパーポールの前に行われた4回目のフリー走行でも4番手につけるなど、レース用タイヤでのセットアップの改善に成功していた。決勝に向けてバズは、「万全ではないが、3回目までのフリー走行の内容を考えれば、かなりバイクの調子は良くなった。決勝に向けてレース用タイヤでのアベレージを上げることが出来たので、決勝では表彰台を目標に頑張りたい」と語っていた。

そして決勝では、両レースともにサイクスとセカンドグループの戦いに加わり、第1レースではサイクスに続く4位。第2レースではサイクスに先行して4位でフィニッシュ。総合順位を3位から4位へとひとつランクを落とすも、総合首位のレイから20点差と、しっかりとチャンピオン争いに残った。

こうして、今大会のKawasaki Racing Teamは、期待されたポールポジション、そして完全Vを果たせなかったものの、サイクスは開幕から4戦連続表彰台に立ち、バズは両レースともに表彰台にあと一歩に迫る快走で、イモラに集まったKawasakiファンを喜ばせた。両選手ともに1レースで総合首位に立てるポイント差だけに、次戦での巻き返しに期待される。

今年からスタートしたスーパーバイク・EVOクラスでは、Kawasaki Racing Teamのサロムが、14番手グリッドから第1レース12位、第2レース13位と、ともにEVOクラスの2番手でフィニッシュ。スカッサ(Team Pedercini)が、17番手グリッドから13位&14位。グラルノーニ(MRS Kawasaki)が14位&16位。アンドレオッジ(Team Pedercini)が15位&17位。フォレ(Kawasaki Mahi Racing Team India)が16位&15位と、それぞれポイントを獲得した。

スーパースポーツ世界選手権は、予選8番手から追い上げのレースを見せた総合首位のマリーノ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が3位でフィニッシュ。第2戦スペイン大会で3位、第3戦オランダ大会の2位に続き3戦連続で表彰台に立った。総合ポイントでは、今大会2位のファン・デル・マーク(ホンダ)が首位に浮上したが、マリーノは同ポイントで総合2位につけている。以下、Kawasaki勢は、ヤコブセン(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が4位、ロルフォ(Team GO Eleven)が5位、ノッコ(San Carlo Puccetti Racing)が10位でチェッカーを受けた。予選2番手から好スタートを切って、レース終盤までトップを走ったソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)は、残念ながらトラブルでリタイヤとなった。

トム・サイクス(3位/5位)のコメント
「この週末は我々が本来もつ実力を発揮できる状態ではなかったし、本当に残念な結果に終わった。なんとか改善できるんじゃないかと期待していたのだが、思ったようにはならず、トップとのギャップがありすぎたようだ。
こうして思うようにいかず、結果を残せないレースもある。優勝を狙えるような状態ではなかったけれど、今回のレースから我々はいろんなことを学ぶことが出来た。
それを生かし、次戦以降は、少しでも楽な週末にしたいと思っている。
次のサーキットでは、良い方向にむけて活動できるように頑張っていこうと思う」

ロリス・バズ(4位/4位)のコメント
「金曜日を終えた時点で、こんなレースになることは予想もしていなかった。ウォームアップで良いところを見つけた瞬間、今回はイケるんじゃないかと思った。
とは言っても、第1レースではコーナーの出口で少々手こずってしまい、アクセルを開けるポイントが10mはロスしていたんじゃないかと思う。
普通なら抜いた後、次のコーナーにいたるまでに後ろのマシンを引き離せるのに、それが出来なかった。
第2レースはセットアップを変更してレースをコントロールしようとしたし、3位にはなれるんじゃないかと思った。最終的に4位だったが、今日の結果には満足している。
タイトル争いの中にいて、20ポイントの僅差におさえたことも嬉しい。次戦がすごく楽しみだ」

デビッド・サロム(12位/13位)のコメント
「ふたたびEVOクラスのトップに戻ってこられて嬉しい。チームにとってもいいことだと思う。
ここはハードブレーキングを要求するコースで、手に十分に力が入らなくなってしまい、厳しいレースとなった。そのため、これ以上のプッシュは不可能だった。
しかし、バイクのセットアップは良かった。チャタリングは少しあったが、全体的には良かったと思う。良いレースが出来て嬉しい」

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