180馬力、100km/h到達時間2.8秒の電動スーパーバイク登場!

電動バイクに関するニュースが飛び交うようになってきた今日この頃、また一台、ベルギーからユニークな電動スーパーバイクが誕生した模様だ。

SAROLEA社が開発した「Sarolea SP7」は電動のレーシングバイクである。最高出力180ps・400Nmの強力モーターを軽量なモノチューブタイプのカーボンファイバーフレームに搭載することで車重200kgを達成。トップスピード250km/h、0〜100km/h加速2.8秒など、リッタークラスのスーパースポーツに肩を並べるスペックを実現している。従来の電動バイクはバッテリー重量がネックとなる場合が多かったが、「Sarolea SP7」はモノコックタイプのスイングアームの他、車体の主要パーツのほとんどをカーボン製として軽量化を図っているようだ。

SAROLEA社のオフィシャルサイトに掲載されているディテールカットを見てみると、ステムまわりやスイングアームピボットなど要所は、極限までに肉抜きされたアルミ削り出しパーツで構成されているのが分かる。チェーン駆動ではあるが、ミッションを持たない電動1速タイプなのでクラッチやチェンジペダルもなく、前後ブレーキはスクーターのように左右のレバーで行うようだ。また、減速時のエネルギーを電気として蓄える回生ブレーキシステムが搭載されるなど、電動ならではのシンプルで無駄のない構造となっている。ちなみに、電気モーターの場合、回転数によらずどこからでも最大トルクを発揮できるメリットがあるが、一方でドライバビリティの制御は難しくなる。恐らくは高精度のトラクションコントロールシステムも投入されていることだろう。

なお、「Sarolea SP7」は5月末から英国で開催される「マン島TTレース」への参戦を表明している。世界最古の公道レースとして知られるが、一方で2010年から電動バイクだけで争われる「TT zero(ゼロ)」クラスが設けられるなど、“電化”を積極的に後押ししている一面もあり興味深い。年を追うごとに著しいレベル向上を果たしている電動スーパーバイクの活躍が、今年も楽しみだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
◆最高出力180馬力・車重200kgのオールカーボン電動レーサーバイク「Sarolea SP7」

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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