[Ducati]SBK Rd.4 地元ファンが見守るイモラでチャズ・デイビスが2レースとも表彰台を獲得

イモラで開催されたスーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦は、Ducatiスーパーバイク・チームとチャズ・デイビスにとって素晴らしいレースとなった。Ducati 1199パニガーレを駆るデイビスは、レース1とレース2をともに2位で終え、表彰台から地元ファンの声援に応えた。

レース1:
レース1は、気温22℃、路面温度30℃と昨日の予選よりも過ごしやすいコンディションとなった。デイビスは、4番グリッドから絶好のスタート。オープニングラップ終了時点で、早々と2番手にポジションを上げ、首位を行くジョナサン・リア(ホンダ)をマーク。ジュリアーノはその後、トム・サイクス(カワサキ)やシルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)と激しい2位争いのバトルを演じた。数周にわたってその座を譲る場面もあったが、14周目にギュントーリを攻略し、再び2位に返り咲いた。終盤はタイヤマネージメントに気を配りながらもペースを上げ、ライバルを振り切って2位でチェッカー。デイビスにとって、今季初の表彰台を獲得した。

チームメイトのダビデ・ジュリアーノは、スタートダッシュが決まらず、序盤は7番手を走行。その後、リズムを掴んで7周目にマルコ・メランドリ(アプリリア)をオーバーテイクすると、余勢を駆ってロリス・バズ(カワサキ)やサイクスとのギャップを詰め、あっという間に彼らの前に出た。しかし、12周目にフロントのグリップを失い、転倒してリタイアとなった。

レース2:
鋭い飛び出しを見せたジュリアーノは、オープニングラップを3番手で走行。だが、5〜6周するとマシンが跳ね出し、ブレーキング中のフィーリングが悪化。ジュリアーノはペースダウンを余儀なくされ、数名のライバルにオーバーテイクを許した。デイビスは、レース1ほどのスタートが切れなかったものの、すぐにプッシュを開始して前半だけでスタート時のロスを挽回することに成功。メランドリをパスした後、チームメイトの背後につけた。レース前半終了時点で、デイビスは4位、ジュリアーノは6位。その後の展開は明暗を分け、ジュリアーノはアタックせずに慎重な走りに終始し、堅実に6位でフィニッシュした。他方、終盤のデイビスはハードにアタック、サイクスとギュントーリを攻略して2位にポジションを上げた。残り3周は集中力を維持し、レース1と同じ順位でチェッカーを受けた。大勢のドゥカティスタとファンが見つめるイモラで、2レース連続で表彰台フィニッシュを達成したことは、デイビス自身はもちろん、Ducatiにも大きな意義がある。

第4戦終了時点で、87ポイントを獲得しているデイビスはライダーズ・ランキング4位、69ポイントのジュリアーノは同7位にランクされている。また、マニュファクチャラー部門では、Ducatiは113ポイントを集めて4位につけている。

レース後のコメント
■チャズ・デイビス(Ducatiスーパーバイク・チーム #7) – 2位、2位
「今シーズンのベストレースだった。同時にここまでのベスト・ウィークエンドだった。金曜日から一貫して力強いパフォーマンスを見せることができた。表彰台に立てたことが嬉しい。Ducatiとチームやファクトリーの面々に感謝の気持ちを表すのは、やはりこの方法が一番だと思う。レース1はかなりタフだった。ジョナサン・リアにスタートで飛び出されて、彼にはついて行けなかった。だが、その後方で素晴らしいバトルをすることができた。レース2も(レース1と)似たような印象だ。今日はごく標準的なセットアップを選択したが、それが幸いして、良いライディングができた。マシンをほとんど意のままに扱えたが、リヤにバイブレーションがでていた。これに関しては、明日のテスト中に対策を講じて改善できるはずだ。2レース連続の表彰台には大いに満足している。過去数ヶ月、Ducatiがやってきたことが証明されたと言ってもよいだろう。今日のリザルトをDucatiとすべてのファンに捧げたい。」

■ダビデ・ジュリアーノ(Ducatiスーパーバイク・チーム #34) – リタイア、6位
「今日は期待どおりの展開にはならなかったが、貴重なデータが取れたことをプラスに考えたい。マシンの開発熟成と今後のトラブル回避に活用できるはずだ。レース1のクラッシュは残念だ。前を行くライバルとの差を急速に縮めたところで転倒を喫してしまった。あの時は対応する術は残されていなかった。レース2では良いスタートが切れた。シルヴァン・ギュントーリよりも速かったものの、5〜6周目に突然ペースが落ちて大きなロスを被った。明日はこのサーキットでテストを行う。ドニントンに向けてさらに戦闘力が上がるようハードワークに徹する。」

■アーネスト・マリネッリ(Ducatiスーパーバイク・プロジェクト・ディレクター)
「チャズのリザルトに大いに満足している。週末を通じて、コースに出る度にタイムを向上させることができたうえ、今日は2レースともに表情台に登ることもできた。この数ヶ月のポジティブな傾向を再確認できたと言えるだろう。ただし、あと一歩がまだだ。だからこそ、さらに努力を続けて戦闘力を向上させたいと思っているの。ただし、我々は正しい方向に進んでいる。ダビデにトラブルが発生したことは残念だ。レース1のクラッシュがなかったら、おそらく表彰台に手が届いていただろう。プランどおりにはならなかったが、それがレースの本質でもある。悪い結果は水に流して、ポジティブな態度で己を信じて、まずは明日のテストと次戦ドニントンに集中したい。」

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