[YAMAHA]JMX Rd.3 IA1:伊藤正憲が総合11位を獲得

■大会名称:2014全日本モトクロス選手権第3戦中国大会
■開催日:2014年5月11日(日)
■会場:広島・グリーンパーク弘楽園
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ
■観客:3,850人

全日本モトクロス選手権・第3戦がグリーンパーク弘楽園(広島県)で開催された。決勝日は五月晴れの観戦日和となったが、開幕戦、そして前回の関東大会にて負傷したYAMAHA YSP Racing Teamの平田優と田中教世(ともにIA1クラス)は、それぞれ順調に回復しているものの、今大会を欠場。一方、IA2クラスに参戦する渡辺祐介も前回の第1ヒートで負傷したが、インターバルで回復を図り、戦線に復帰。体調は万全ではなかったが両ヒートともに完走し、第1ヒートは7位、第2ヒートは11位で総合9位、また名阪レーシングの安原志が総合6位となった。最高峰のIA1クラスでは、伊藤正憲(RIDEZMuc-Off YSP浜北大橋)が総合11位。またレディースクラスは、安原さや(名阪レーシング)が3位として、開幕戦から3戦連続の表彰台に立った。

IA1:伊藤正憲が総合11位を獲得
第1ヒートは、星野裕(KTM)がホールショットを奪い、そのまま1周目を制するが、すぐに小島庸平(スズキ)がトップに浮上、さらに深谷広一(ホンダ)が2番手とする。ヤマハでは伊藤正憲が11番手で2周目へと入る。

上位陣は、前半、小島がトップをキープしていたものの、追い上げてきた小方誠(ホンダ)が8周目に小島を攻略。さらに熱田孝高(スズキ)がじわじわと順位を上げ2番手に浮上する。3番手は、転倒しながらも、次々とライバルをかわし挽回した成田。その後トップ争いは、小方と熱田によるバトルとなったが、最後まで小方が譲らず今シーズン初優勝。これに続いた熱田が、2位とし今季初となる表彰台を獲得した。3位は、成田と深谷、新井宏彰(カワサキ)の争いとなったが、成田がねばりの走りで追い上げを退け表彰台最後の席を確保した。ヤマハ勢では、一時12番手に順位を落とした伊藤が、終盤に一つ順位を上げ11位でゴールした。

第2ヒートは、新井がホールショットを奪い、序盤から他を圧倒するハイペースで独走態勢を築くと、そのままチェッカーを受けて今季初優勝。2位は、星野優位(ホンダ)が4周目までキープしたが、ペースに勝る小方が追い上げてこれをパスすると、危なげない走りで連続表彰台を獲得した。3位争いは、1周目を12番手と出遅れた三原拓也(カワサキ)が前半で一気に巻き返して3番手に上がるが、その三原にかわされながらも食らいついていった熱田が、ラスト3周で逆転し3位となった。

また、1周目を10番手とした伊藤は、序盤で順位を一つ落としたが、その後はポジションをキープ、後半に入ると沼田誠司(カワサキ)とのバトルを繰り広げたが、最後は沼田を抑え11位でゴールした。

IA2:安原志が総合6位、渡辺祐介は総合9位
富田俊樹(ホンダ)のホールショットでスタートした第1ヒート。この富田に続き、勝谷武史(カワサキ)、田中雅己(ホンダ)らが続く。YZ250Fを駆る安原志は6番手、渡辺祐介は7番手。ところが安原は、2周目に転倒し後退、変わって渡辺が6番手に浮上する。

レースは、すぐに勝谷がトップを奪うと、一気に後続との差を開き独走態勢を築いてレースを決める。一方2番手争いは混戦となり、前半は富田を先頭に、6番手の渡辺、さらに転倒から巻き返し7番手まで順位を上げた安原までが、ほぼ等間隔でレースを展開する。その中で渡辺は、5番手の岡野聖(スズキ)を追ったが、中盤以降徐々に離され、これに変わり、今度は安原が上位4台を追うも、上位陣と同様のペースでその差は詰まらない。後半に入ると単独走行となった安原は6位入賞、渡辺は安原には離されたが、最後まで安定した走りで後続を寄せつけず7位となった。

優勝は勝谷。2位は富田、能塚智寛(カワサキ)が順位を入れ替えながら争っていたが、終盤、5番手の岡野がスパート、田中、富田、能塚の3人を抜き去り2位を獲得。3位には富田に競り勝った能塚が入った。

第2ヒートも、勝谷が1周目からトップに立ち序盤から独走、2番手は岡野、能塚、富田というオーダーでの争いとなったが、今回は岡野が後退。残った能塚、富田のバトルとなり、富田が逆転して2位、3位は能塚となった。

渡辺は、スタート直後に接触があり、1周目は集団に飲み込まれ17番手からの追い上げを強いられ、密集した中でのレースとなったが、それでも着実ポジションをアップして10番手へ。ところが後半に入るとペースを乱し、11位でフィニッシュした。また安原も出遅れながら序盤で挽回して6番手までポジションを上げたが、終盤に順位を落とし9位でチェッカーとなった。

レディース:安原さやが3位で3戦連続表彰台を獲得
ここまで2戦連続で表彰台を獲得してきたが、スタートの遅れなどが響き優勝にあと一歩届いていない安原さや。しかし今大会は、好スタートを切り、1周目を邵洋子(スズキ)、竹内優菜(ホンダ)に続く3番手で終え、4番手以下を引き離し、優勝争いを展開する。

この中で安原はマシンをプッシュし続けるが、3人とも抜群の安定感と、僅差のペースで、付かず離れずの状況が終盤まで継続する。レースが動いたのがラスト2周、トップの邵がコースアウトして、一瞬スローダウンした隙に竹内が逆転に成功。安原はこの機会を活かせず、竹内が今季2勝目、2位は邵、安原は3位とし、今回も優勝には届かなかったものの、3戦連続での表彰台獲得となった。

コメント
■IA2:渡辺祐介選手談(7位/11位:総合9位)
「関東大会で負った怪我(脚)の影響で、走り込みや事前テストができず、コンディションが十分ではない状態でのレースとなりました。そのため第一は完走することだったのですが、やはり自分では“やってやろう”という気持ちでレースに臨みました。第1ヒートは中盤まで、上位ライダーのペースについていけましたが、脚の踏ん張りが効かなくなったこと、また石を当ててしまったブレーキペダルにアクシデントがあり離されてしまいました。第2ヒートは、スタートで接触して大きく出遅れてしまい、脚の状態も悪く思うような走りができないままレースを終えることとなりました。万全の状態で臨めなかったことを差し引いても、やはり悔しい結果です。次の地元SUGOまでは少し時間があるので、まずは体を治し、マシンもさらに煮詰めて、巻き返していきたいと思います」

■河相義則監督談(YSP福山代表)
「10代と若く、見た目はおとなしそうに見える渡辺選手ですが、過酷なレースを30分以上、パワフルに走り続ける姿には本当に感動しました。ただ今回は、前回の怪我の影響で体が万全でなかったとはいえ、渡辺選手としては不満な結果だと思いますが、焦ることなくまずは体を元に戻し、次回のSUGOでリベンジして欲しいと思います。また、IA1の平田、田中両選手は、怪我の影響で欠場しましたが、ともに一日も早い回復に努めているところです。復帰した暁には、国内トップライダーとしてのポテンシャルを十分に見せてくれることと思いますので、楽しみにしていてください。最後に、今シーズンは秋にもう一度中国大会が開催されますが、その時には3人がそろい、またそれぞれが成長した姿を見せてくれると思いますので、ぜひ期待していてください」

■レディース:安原さや(3位)
「今回はスタートが決まり、ランキング争いをしている邵選手と竹内選手と、真っ向勝負を挑める状況を作ることができました。序盤は3人とも同じようなペースだったので、後半勝負と決め、彼女たちのラインなどを見ながら勝負所を探すことに専念しました。彼女たちも非常に速く、スキもないため、難しいことではありましたが、自分の中で、ここだ! という場所を決め準備を整えていました。でも、後半に入ってアクシデントがあり、最後まで勝負できないままレースを終えました。今回は悔しさとともに、2人の強さも改めて感じ、自分自身さらに気合いを入れるきっかけになりました。これからも厳しい戦いが続いていくと思いますが、最後まで諦めずにチャレンジを続けます」

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