JMX Honda初の2ストロークレースマシン RC335C復元ストーリー 第3章

復元・復刻プロジェクトその2 エンジンと車体編
技術との格闘、その足跡をたどる

残された設計図面から分かったことは、RC335C=RC250Mのエンジンは意外なほどオーソドックスな造りであることだった。特に排気・掃気のタイミングは現代の2ストロークモトクロッサーと比較しても、大きな違いはないという。最初は徒手空拳で始まった本格的2ストロークエンジン開発であるから、基本的な要素を確認しながらの作業であったことは容易に想像がつく。

当初はその基本的な要素すら分からなかったレベルだったであろうから、性能確立までには相当の失敗や試行錯誤があったはずである。最も顕著だったのは、エンジンの耐久性に関する課題だろう。これは、1972年の開発当時はもとより、今回の復元・復刻プロジェクトでもエンジニアを悩ませた部分だ。

「エンジン外観は公式に発表したときの仕様とし、性能も同等のものとしました。シリンダーのポートタイミングなどにはあまり仕様差がなく、オリジナルの構造を踏襲した上で、機能・耐久性観点で“安心・安全なスペック”を採用しています」とエンジン担当の作山は言う。

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