[HONDA]WMX Rd.6 バブリシェフがレース1で好スタートを決めて5位入賞

2014年5月4日(日)・決勝  天候:晴れ  気温:15℃  観客:2万7000人

サンドの難所として知られるファルケンスワールトで行われたオランダGPは、今シーズンのFIMモトクロス世界選手権において、初のヨーロッパ北部での大会ということもあり、大勢の観客で賑わいました。

今大会にワークスマシンのCRF450RWで参戦したライダーは、マキシミリアン・ナグル(Team HRC)が大会前の練習中に負傷して戦列を離れているため、イブジェニー・バブリシェフ(Team HRC)ただ1人となりました。ロシア出身のバブリシェフは、今大会、総合10位に入りました。表彰台には、今季4勝目を挙げたアントニオ・カイローリ(KTM)、ジェレミー・バン・ホービーク(ヤマハ)、ケビン・ストリボス(スズキ)が登壇。また、ベルギー出身のHonda系プライベートライダーのジョエル・ローランツ(J-RACE Racing Team)が、CRF450Rを駆り、自己ベストの総合5位に入賞しました。

ユーロサーキットの黒い路面は、まずまずの天気だったせいか、普段のような深いワダチと砂のバンクだらけにはなりませんでしたが、場所によっては硬くて滑りやすく、水分が抜けて乾ききっていました。この地のサンドを攻略するためには、特別なテクニックと習熟、そして注意が必要でした。
今年は足を骨折したものの、コンディションを取り戻しつつある26歳のバブリシェフ。レース1では、堅実な走りを心掛けて好スタートを切り、5位に入りました。最終ラップにクレメント・デサール(スズキ)に抜かれるまでは、ほとんど4位の座を手中に収めかけていました。

バブリシェフはレース2でも同様に、リーダーボードのトップ近くのポジションにいましたが、そこでアクシデントに巻き込まれてしまいました。並んでコーナーに進入したゴーティエ・ポーラン(カワサキ)がクラッシュし、マシンがバブリシェフのハンドルバーを直撃。右手の小指を負傷し、後輪とフロントブレーキが絡んでしまったため、バブリシェフが再スタートするには、マーシャルの手を借りる必要がありました。その後ばん回をみせましたが、30分プラス2周を走り終わったときには18位となっていました。

ナグルは練習中のクラッシュで手首を骨折したため、今大会を欠場しました。すでに手術を終えていますが、今後の経過次第では、4戦ほど欠場する見込みです。ナグルは6月末にトイッチェンタールで開催されるドイツGPまでには復帰し、地元ファンの前でCRF450RWを走らせたいと望んでいます。

ファルケンスワールトのユーロサーキットは、オランダとベルギーの国境近くにあるため、ベルギー人のローランツにとっても、奮い立つべきホームグラウンドでした。レース1ではリズムをつかんで8位に入り、レース2では、より力強い走りをみせて5位入賞を果たしました。レース2の5位および総合5位という成績は、どちらも彼にとって、参戦2年目となるMXGPクラスでの自己ベストです。

MX2クラスでは、ティム・ガイザー(Team Gariboldi)がCRF250RWを駆り、上位をキープしました。スロベニア出身のガイザーは、土曜日の予選で手堅く4番手に入りました。そして好天に恵まれた日曜日のレース1では、2コーナーでのマルチクラッシュに巻き込まれ、一時は最後尾近くにポジションを落としながらも、9位までばん回しました。レース2では、序盤に他車の先行を許したものの、次第にリズムをつかんで9位でチェッカー。総合10位となりました。チームメートの山本鯨はサンドでの初の大会で、レース1を25位、レース2を28位で終えました。

MX2の総合優勝は、2レースを完勝したジェフリー・ハーリングス(KTM)。2位にはロマン・フェーヴル(ハスクバーナ)、3位にはジョルディ・ティクシー(KTM)が入りました。
2014年FIMモトクロス世界選手権第6戦は5月11日(日)、マドリッドに近いタラベラ・デ・ラ・レイナで開催されます。

コメント
イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 5位/18位 総合10位)

「またしても他車のクラッシュに巻き込まれてしまいました。この週末はいい感じで始まり、マシンのセッティングも決まりましたし、自分としてはいいレースでした。それほど満足はしていませんが、堅実なレースができたと思います。今足りないのは、マシンに乗る時間だと思います。練習ができるようになりましたし、以前よりフィーリングが向上していますが、やはり、普段のレベルには達していません。それが原因で、レース1の終盤にペースダウンしてしまいました。レース2にもポジティブな気持ちで臨みましたが、目の前でクラッシュしたライバルのマシンが、スピンしながら私のハンドルバーにぶつかりました。転倒はせずに済みましたが、彼のブレーキディスクがマシンに絡んでしまい、マーシャルに手伝ってもらわなければ走り出せませんでした。がんばって追い上げましたが、数周すると手の痛みが激しくなり、我慢するのが難しかったです。このサンドコースは好きですが、いろいろと想定外のことが起きたことが残念です」

ティム・ガイザー(MX2 9位/9位 総合10位)
「レース1ではとてもいいスタートが切れたにもかかわらず、2コーナーのクラッシュを避けることができませんでした。再スタートしたときは23番手で、そこから9位まで追い上げました。それほど悪くない走りでしたし、ラップタイムには満足しています。レース2は、序盤はあまりフィーリングがよくなかったですが、終盤になって改善できました。大会を振り返ってみると、それほどいい成績ではないですが、もっと悪くなる可能性があったことを考えれば、まずまずだったと思います」

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