[HONDA]シーラインクロスカントリーラリー ホアン・バレダ選手優勝インタビュー

ホアン・バレダ選手優勝インタビュー 「我々は、ナビゲーション、スピード、ペース、そしてチームワークとすべてが完ぺきです」

ホアン・バレダ選手は、カタールで行われたシーラインクロスカントリーラリーで総合優勝を果たし、チームメートのパウロ・ゴンサルヴェス選手を抜いて、FIMクロスカントリーラリー世界選手権のポイントリーダーとなりました。
Team HRCの一員となって以来、バレダ選手はライダーとしての成長を続け、モロッコ、アブダビ、カタールで合計8ステージ優勝、またダカールでも5ステージで優勝しました。そして、バレダ選手はついにTeam HRCでラリー総合優勝を果たしました。

—バレダ選手、おめでとうございます。シーラインでの優勝はバレダ選手にとって2度目のラリー優勝、Team HRCライダーとしては初優勝ですが、どんな気持ちですか?
「すごくうれしいです。2012年のファラオラリー総合優勝は重要でした。初優勝でしたし、ゼロから作り上げたチームメンバーでしたから。今は非常にいい方向に進んでいます。優勝にはもちろん、特にチームとして例えようのないよろこびがあります。ゴンサルヴェス選手をサポートすることと同じくらいのよろこびで、チームのゴールが最も大事だと思います」

—Hondaライダーとして初優勝、世界選手権で2勝目。さまざまなラリーで多くのステージ優勝を果たしましたが、今まで総合優勝はなかなか、といったところでした。モロッコではあと一歩、アブダビでは初日でチャンスを逃す、という具合に。
「そうです。昨年はあまりレースに出られませんでした。モロッコではチームのゴールが優先でした。初日から、ゴンサルヴェス選手の優勝をサポートするストラテジーでした。ただ、今回は初日のミスはあったものの、現時点でのポイントリーダーになれました。つまり、ゴンサルヴェス選手も自分も、速いだけではなく、パフォーマンスが安定しているということです。我々は、ナビゲーション、スピード、ペース、チームワーク、すべての面において完ぺきです。速いだけではなく、勝利にどん欲だとも言えます」

—シーラインではいいスタートを切り、第1ステージで優勝しました。総合優勝を狙うために初日は重要でしょうか?
「はい。自分のスタートでのミスは決していいものではありませんでした。後方スタートは、自分よりむしろゴンサルヴェス選手や(マルク)コマ選手(KTM)のアドバンテージになります。シーラインでの優勝を狙うには、160?足らずの初日ステージで勝つことが必須でした。ナビゲーションも完ぺきで、引き離すことができました。後半戦の400?もあるようなロングステージでは、逃げきることは不可能で、必ずグループに追いつかれるようなステージでした。したがって、初日の短いステージで引き離し、アブダビでのストラテジーとは違うプランで戦う必要がありました」

—今回の砂や砂丘が多く、ナビゲーションが複雑なルートでは、作り上げたリードをあっという間に無くす危険性が高いのでは?
「そんなものです。ダカールのようなラリーではよくあることですが、今回のように緊張感が高く、ナビゲーションの複雑なラリーでは、トップグループからブレイクして、後続を引き離すことは、常にロードブックを見る必要があるので、難しいと思います。何度もロードブックを見るために止まって、そうすると自分が残したタイヤ痕をうしろのライダーが頼りに走るため、追いつかれてしまう。今回の初日ステージにおいて単独トップでフィニッシュできたことは、初めてのことではないでしょうか。非常にまれなことです。この初日のリードが、総合優勝に大きなアドバンテージとなったことは確実です」

—現在、世界選手権のポイントリーダーです。ライバルのコマ選手は2位です。
「コマ選手はここ数年、基準となるようなライダーです。経験も豊富で、速く、そして全力で戦うライダーです。ですから、彼に勝つことはいつも以上にうれしいことです」

—今回もCRF450 RALLYの信頼性は問題ありませんでしたよね?
「ダカール同様でした。こういったレースは開発へのフィードバックにとって一番効果があると思います。現在、非常に信頼性の高いマシンでハイレベルな戦いができています。このまま進めば、特に次回のダカールを見据えて、いい結果を出し続けられると思います」

—今回のレースは予定外の出場でしたが、結果を見て、ほかのレースにも参戦しますか? それとも、ダカールを見据えてこのままプラン通りですか?
「プラン通りに進めます。ダカール2015で戦うためのプランであり、そのための準備、そのためのいくつかのラリー参戦です。世界選手権のみではなく、ダカールに重点を置いていますので、ダカールのスタート時点で最高のレベルに達している必要があります」

総合順位
順位 ライダー マシン ポイント
1 ホアン・バレダ Honda 35
2 M.コマ KTM 34
3 パウロ・ゴンサルヴェス Honda 31
4 J.ビラドムス KTM 26
5 エルダー・ロドリゲス Honda 21

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