[Kawasaki]SBK Rd.3 不安定な天候の中、サイクスが堅実な走りで2位&4位を獲得!チームメイトのバズは4位&7位でフィニッシュ

■ 2014年 スーパーバイク世界選手権第3戦オランダ大会
■ 開催日:2014年4月27日(日)
■ サーキット名:TTサーキット・アッセン(4.542 km)

第3戦オランダ大会が、4月25日から27日までの3日間、TTサーキット・アッセンで開催された。前戦スペイン大会では、サイクス(Kawasaki Racing Team)が完全Vを達成、チームメートのバズ(Kawasaki Racing Team)が両レースで2位と素晴らしい活躍を見せた。その勢いをオランダ大会でも発揮、予選ではバズがキャリア初のポールポジションを獲得、サイクスが3番手と、Kawasaki Racing Teamの両選手がフロントローから決勝に挑むことになった。

レポート
今年のKawasaki Racing Teamは、これまでにない高いモチベーションの中でシーズンに挑んでいる。昨年、念願のタイトルを獲得したサイクスは今年も好調で、2戦4レースを終えて優勝2回、3位1回と、2連覇に向けて着実に前進。そのサイクスの走りに刺激を受けているバズが、開幕戦オーストラリア大会、第2戦スペイン大会と2戦連続で表彰台に立つ活躍で、チームメート同士がお互いに刺激し合うシーズンになっている。

今大会も、1回目のフリー走行ではバズがサイクスに先行する。2回目のフリー走行では、今度はサイクスがバズに先行する。そして2日目のフリー走行では、サイクスがトップタイムをマーク、2番手にバズが続き、Kawasaki Racing Team が1、2を独占。その差、わずか0.043秒差という僅差でライバルを圧倒した。そして、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われたスーパーポールでは、バズがキャリア初のポールポジションを獲得、サイクスが僅差の3番手。Kawasaki Racing Teamの二人のポールポジション争いに、アッセンに集まったKawasakiファンも大喜び。決勝レースも、Kawasaki Racing Teamの二人の戦いに大きな注目と期待が集まった。

しかし、第1レースはエンジンブローするマシンが出て赤旗中断。第2レースは、雨のためにスタートが2回もやり直しとなった。最初の赤旗中断では、22周のレースが15周に短縮された。しかし、激しい雨のために、再び、赤旗中断となり、最終的に10周のスプリントレースで行われた。

度重なる赤旗中断で集中力をキープするのが大変な一日となったが、2連覇に向けて着実に前進するサイクスは堅実な走りを披露。第1レースは、ギュントーリ(アプリリア)、レイ(ホンダ)、そしてバズの4人によるし烈な戦いとなった。後半はギュントーリとの一騎打ちとなり逆転のチャンスを狙っていたが、惜しくも赤旗中断のために2位でフィニッシュ。第2レースは、ウエットコンディションに合わせて行ったセッティングがうまくいかず、思ったようにペースを上げられないまま4位に終わった。しかし、厳しい一日を無事に乗り切って、納得の表情だった。

初のポールポジションを獲得したバズは、気合満点で決勝レースに挑んだが、第1レースは先行するレイ(ホンダ)に追いついたところで赤旗中断となり、表彰台に立つチャンスを逃した。雨になった第2レースも、ウエットコンディションに合わせて行ったセッティングの変更が決まらず7位だった。この結果、バズは総合2位から3位へとポジションを落としたが、チームメートで総合首位のサイクスと12点差、総合2位に浮上のギュントーリとはわずか3点差。次戦では、ギュントーリを逆転する意気込みだ。

今年のスーパーバイク世界選手権は、エンジンのスペックを厳しく規制したEVOクラスが新設された。Kawasaki Racing TeamからEVOクラスで出場のサロムは12位&15位。スカッサ(Team Pedrcini)が11位&12位と健闘、モライス(IRON BRAIN Grillini Kawasaki)は16位&13位。グラルノーニ(MRS Kawasaki)が15位&リタイヤ、フォレ(Kawasaki Mahi Racing Team India)はポイント獲得を果たせなかった。

スーパースポーツ世界選手権は、初ポールポジションを獲得したマリーノ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が2位でフィニッシュ。開幕戦オーストラリア大会で4位、第2戦スペイン大会で3位、そして今大会2位と安定した走りで総合首位に浮上した。前戦スペイン大会で今季初優勝のソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)は予選2番手から決勝に挑み、中盤は3番手を走行したが、マシントラブルでリタイヤと残念な結果に終わった。以下、ロルフォ(Team GO Eleven)が6位、タンブリーニ(San Carlo Puccetti Racing)が7位、ヤコブセン(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が9位と、トップ10に4台のNinja ZX-6Rが名前を連ねた。

トム・サイクス(2位/4位)のコメント
「第1レースのギュントーリは良いペースだったし、なんとか彼について行こうとした。しかし、ブレーキングのときに、ちょっとしたコースの段差でバランスを崩し、転倒を回避するためにコースを外れてしまった。そのため、ポジションを落とすこととなったが、今日のNinja ZX-10Rは調子がよくギュントーリとの差を詰めていくことができた。抜くことは出来なかったが、この状況で2位になれたのだから満足している。第2レースは雨のために滑りやすいコンディションで、それに合わせてマシンに若干の変更を加えたのだが、あまり良いとは言えなかった。それでも、これまでの経験を生かしてポジションを上げていくことができたし、第2レースがスタートしたときに知らなかったことを学ぶことが出来た。チャンピオンシップでは追いつかれたわけでないし、いろいろ得るものが多かったし、悪くないレースだったと思う」

ロリス・バズ(4位/7位)のコメント
「第1レースは、あまり良い感じではなかった。サイティングラップから症状は顕著に出ていたし、ウエットパッチが残っているコーナーでは、ほとんど転倒状態になってしまった。それからは、このコーナーは注意深く走ったが、ペースを上げようと全力を尽くした。厳しい状況だったが、ジョナサン・レイに追いついたし、赤旗が出なければ3位表彰台に立てたと思う。第2レースは最初から十分なグリップが得られず、レース中盤ではリアグリップが少し良くなったが、全体的に大変なレースだった。スーパーポールでいい走りを見せられたが、チャンピオンシップでは、どのライダーもポイントを失っておらず、全体的には難しい週末だった」

デビッド・サロム(12位/15位)のコメント
「第1レースは、最初の3周はプッシュしていったが、セットアップが完全ではなかったので、それからは抑えて走ることになった。その後ペースを取り戻すことができたので12位でフィニッシュできた。第2レースは苦手なウエットコンディションになり、思うように走れなかった。サスペンションに変更を加えてみたが、これが良い方向には向かわなかった。スロットルを少しでも開けようとすると、リヤのグリップがなくなる感じがしたので、着実にゴールするように心がけた」

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