[HONDA]SBK Rd.3 レイが第2レースで優勝。第1レースでも3位表彰台と大活躍

第3戦オランダ大会が、4月25日(金)から27日(日)までの3日間、TTサーキット・アッセンで開催されました。
雨が多いことで知られるアッセンですが、今年も不安定な天候となり、第1レースはドライコンディションで行われたものの、第2レースはウエットコンディションのレースとなりました。その難しいコンディションの中で、アッセンを得意とするジョナサン・レイ(Pata Honda World Superbike Team)が、第1レースで3位表彰台に立ち、第2レースでは見事に優勝を達成しました。

2014年4月27日(日)・決勝
会場:TTサーキット・アッセン
天候:曇りのち雨  気温:第1レース/15℃、第2レース/17℃
コースコンディション:ドライのちウエット  観客:5万2252人(3日間)

朝方に降った雨の影響で、ところどころウエットパッチが残るコンディションの中で行われた第1レースでは、5番グリッドからオープニングラップで2番手に浮上。シルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)、トム・サイクス(カワサキ)、ポールポジション(PP)スタートのロリス・バズ(カワサキ)らとトップグループを形成しました。
中盤以降は、バズとの3番手争いになり、17周目に入ったところで故障車が出て、レースは赤旗中断。22周の決勝レースでしたが、16周目を終えた段階でレース成立となり、前戦スペイン大会第1レースの3位に続き、今季2度目の表彰台に立ちました。

第2レースは、ウォームアップラップが開始された直後に雨になり、レースは15周に短縮されて再スタートとなりました。全車レインタイヤを装着して再開しましたが、激しい雨になり、再び赤旗中断。当初の予定より2時間遅れで10周のレースが行われ、オープニングラップでトップに立ったレイが、ライバルを圧倒して今季初優勝。
オランダ大会では2年ぶり、昨年8月のイギリス大会以来の優勝を飾りました。
これで、レイは総合4位に浮上。今大会2位/4位で総合首位のサイクスと19点差です。
第1レースで優勝し、第2レースで9位に入賞した総合2位のギュントーリに7点差、今大会4位/7位で総合3位のバズに4点差に迫り、チャンピオン争いに加わりました。

今大会、レイはフリー走行から好調で、常にトップタイムを争いました。スーパーポールでは今季初のPPとフロントローが期待されましたが、断続的に降る不安定な天候の中で5番手。アタックのタイミングを逃しましたが、その悔しさを決勝にぶつけました。
今年課題になっていたエンジンブレーキの問題も、今大会では解消。ドライでもウエットでも自信を持っていましたが、その通りの結果となりました。

チームメートのレオン・ハスラムは、予選11番手から追い上げのレースに挑み、第1レース8位、第2レースは5位でフィニッシュしました。
今大会はアッセン特有の変わりやすい天候に翻ろうされました。しかし、第1レースは5台で繰り広げられた5番手争いの中で8位に入り、雨になった第2レースでは、オープニングラップ10番手から着実に追い上げて5位でフィニッシュ。4位を走るサイクスを猛列に追い上げるすばらしい走りを披露しました。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、ドライコンディションで行われ、予選3番手、今季2度目のフロントローから決勝に挑んだマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)が、オープニングラップ3番手から2周目にトップに浮上、2位以下に大差をつけて初優勝を達成しました。チームメートのロレンツォ・ザネッテイが5位、ラファエレ・デ・ロサ(CIA Insurance Honda)が8位となり、ともにシングルフィニッシュを果たしました。

コメント
ジョナサン・レイ(スーパーバイク 3位/優勝)

「2度も表彰台に上がることができて、本当にいい週末になりました。ドライコンディションとなった第1レースのペースはよかったと思います。しかし、シルヴァン(ギュントーリ)が非常に速いスタートを切ったので、彼についていくのに苦戦しました。トム(サイクス)がパスしてきたときに、大きなミスをしてしまいました。その後は最後まで彼らとほとんど同じペースで走ることができました。第2レースは、彼らについていくことができるのだろうかと、とても楽しみにしていました。しかし、雨で再スタートになり、雨が強く降ったのでまたしても中断。ディレイのあと、10周のレースとなりました。ウエットレースでの勝利になりましたが、2012年のマニクール(フランス)でのレースが何度もフラッシュバックしました。10周もトップを走り、リードを保ちながら転倒したときのことです。だから、終盤はなるべく賢く走るようにしました。とにかく、チームに感謝したいです。今回の優勝は、彼らが冬の間とシーズンが始まってから休みなくがんばって、マシンをよくしてくれたおかげです。この先へ向けていい勢いになりました」

レオン・ハスラム(スーパーバイク 8位/5位)
「第1レースは少しフラストレーションがたまりました。楽に5位を獲得できると思っていましたからね。今週末もたくさんの問題がありました。第1レースはうまくいきませんでしたが、それでも5位は可能だったと思います。とにかく赤旗でレースが早く終わってしまい、残念でした。ドライでは自信がありましたが、第2レースはウエット。15周に短縮されて行われた最初のレースは5番手まで追い上げましたが、レースが中断。次のレースでは、チャズ(デイビス)につかまり、彼をパスするのに数周かかってしまいました。彼をパスしたらすでにみんなと離れてしまっていました。ただ、最後の3周は最も速いライダーの一人になることができました。バズと(マルコ)メランドリ(アプリリア)をパスして、トム(サイクス)に近づきましたが、時間が足りませんでした。ウエットでのテストはなにもしていなかったので、それほどトップと離れていない走りができたことは、とてもポジティブなことでした。ペースはかなりよかったと思います。しかし、グリッドポジションがあまりよくありませんでした」

マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 優勝)
「信じられません。今日は、あまりいいスタートを切ることができず、最初の2周はケナン(ソフォーグル、カワサキ)とフローリアン(マリーノ、カワサキ)に続いて3番手でした。しかし、すぐに自分のペースが速いことに気づきました。ケナンをパスしてからもプッシュを続けました。ペースが速くて、彼らを引き離すことができました。ホームレースでリードしたのは初めてです。ミスをしたくなかったですし、最後は9秒差をつけて優勝することができました。パレードラップではオランダのファンが僕に手を振ったり、声をかけてくれたりしました。ホームのファンやスポンサー、そして家族や友人の前で初優勝することができて最高です。チームやクリニカモバイルなど、すべての人に感謝したいです。今朝は熱があったのですが、彼らのおかげでレースができるようになりました」

ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 5位)
「最終的にはポジティブな週末になりました。アッセンは、ポルティマオ同様に苦手なサーキットの一つなので、5位は悪い結果ではありません。今日はスタートからフロントタイヤに少し問題がありました。これまで起きたことのない問題で、挙動がかなりありました。これがなければマリーノやソフォーグルとも戦えたかもしれませんが、マイキー(ファン・デル・マーク)はとてもいいリズムがありました。チームは本当によくがんばってくれました。これはポジティブなことですし、次のイモラがとても楽しみです。もちろん、マイキーにはおめでとうと言いたいです。彼の優勝は冬の間のチームの努力の結果です。今日の彼は本当にいい走りをしました」

ラファエレ・デ・ロサ(スーパースポーツ 8位)
「決勝に向けてマシンの状態はすごくよかったですし、もっと上の順位でフィニッシュできたと思います。しかし、スタートが悪く、ポジションを上げていくのに時間がかかりすぎました。もし、いいスタートが切れていたら、もっと上のグループで戦えたと思います。次のイモラがすごく楽しみです」

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