[HONDA]MotoGP Rd.3 決勝 マルケスが3戦連続ポール・トゥ・ウイン。ペドロサが2位で3戦連続表彰台獲得

マルケスが3戦連続ポール・トゥ・ウイン。ペドロサが2位で3戦連続表彰台獲得
Repsol Honda Teamが2戦連続で1-2フィニッシュを達成する

第3戦アルゼンチンGP決勝は、開幕から3戦連続ポールポジション(PP)のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、開幕から3連勝を達成しました。オープニングラップは、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に続く4番手。2周目にはペドロサをかわしますが、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)にパスされて6番手となります。序盤は、混戦の中で慎重な走りをみせたマルケスですが、3周目にステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)とドヴィツィオーゾをかわして4番手に浮上。4周目にはロッシとイアンノーネを抜いて2番手へとポジションを上げて、トップのロレンソを追いました。

それからは、ロレンソとの差をじりじりと詰め、レース中盤にはその背後まで迫ります。そして、17周目にロレンソをかわしてトップに立つと、一気にペースを上げて独走態勢に。後続との差をキープしながら、25周を走りきって真っ先にチェッカーを受けました。これでマルケスは、開幕から3戦連続でポール・トゥ・ウインを達成。1995年にマイケル・ドゥーハンがHondaのマシンで達成した、開幕からの2戦連続ポール・トゥ・ウインという記録をブレイク。さらに歴史をさかのぼると、1971年にジャコモ・アゴスチーニが350ccクラスで達成した、開幕からの3戦連続ポール・トゥ・ウインの記録に並びました。

また、ペドロサは3戦連続の表彰台獲得となる2位でフィニッシュしました。予選3番手から決勝に挑んだペドロサは、オープニングラップで3番手。混戦の中、2周目には7番手までポジションを落としましたが、それから着実に順位を上げ、レース中盤の9周目には3番手に浮上。ロレンソと、チームメートのマルケスを追いかける展開となりました。その後、ペドロサはトップグループの2台との差を着実に縮めていき、ロレンソが2番手に落ちてからは、根気強く追走。そして、ラスト2周でロレンソをかわして2番手に浮上し、そのままチェッカーを受けました。これで、前戦アメリカズGPに続き、Repsol Honda Teamは、2戦連続で1-2フィニッシュを達成。開幕から3戦連続で両選手が表彰台に立ちました。

前日の予選で激しく転倒したブラドルは、5位でフィニッシュ。前半は、ペドロサとロッシ、イアンノーネのセカンドグループに加わりました。後半になると、ペドロサとロッシからジリジリ遅れますが、イアンノーネを引き離すことには成功し、5位でフィニッシュしました。予選10番手から決勝に挑んだアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、オープニングラップに転倒を喫してリタイア。3戦連続ノーポイントという悔しいレースになりました。

市販レーシングマシンのRCV1000Rで出場のHonda勢の中では、青山博一(Drive M7 Aspar)が最上位で10位となりました。青山と最終ラップまでバトルをしたチームメートのニッキー・ヘイデンが11位。前半、この2人とグループを形成したカレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が13位、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が14位でフィニッシュ。RCV1000Rを駆る4選手全員がポイントを獲得しました。

Moto2クラスは、3戦連続PPから好スタートを切ったエステべ・ラバト(Marc VDS Racing Team)が今季2勝目を達成し、今季初フロントローとなる3番手から決勝に挑んだザビエル・シメオン(Federal Oil Gresini Moto2)が2位となりました。また、予選6番手から決勝に挑んだルイス・サロム(Pons HP 40)が、初の表彰台獲得となる3位でフィニッシュしました。予選10番手から追い上げのレースが期待された中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は15位、予選30番手の長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は31位でした。

Moto3クラスは、4台によるし烈な優勝争いが展開され、予選11番手からトップグループに加わったアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が、今季2度目の表彰台となる2位でフィニッシュしました。予選8番手から決勝に挑んだアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)は、セカンドグループでの戦いを制して5位。2戦連続フロントローから決勝に挑んだエフレン・バスケス(Saxoprint)は6位でした。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「全体的に今回のレースウイークには満足しています。チーム全体に感謝しなければなりません。ファンにとってもいいレースだったと思います。オーバーテイクがたくさんあり、このようなレースになるとは思ってもいませんでした。レースが進むにつれて、ホルヘ(ロレンソ)とのギャップを縮めることができましたし、彼に追いついてからは、彼のうしろで数周走りました。しかし、ダニが近づいてきていたので、彼とのギャップをキープするために、ホルヘを抜くことにしました。今日もまた25ポイントを獲得できました。とても大切なことです。これで3連勝を達成しましたが、シーズンはまだまだ長いことを肝に銘じなくてはいけません。次はダニとホルヘがとても速いヘレスです。彼らについていかなければなりません。そして優勝争いをしなければいけません」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「レースは楽しかったのですが、序盤に少しタイムを落としてしまい、それが影響しました。気がつくと、また、一人でした。レース終盤はいいペースでポジションをリカバーすることができました。終盤に追い上げて、2位を獲得することができましたが、今回のペースは、優勝争いに加われたはずだと思います。常になにかを学ばなければなりません。集団で走っていたときに、もしかしたらタイヤを温存しすぎたかもしれません。今回は幸い、いいセットアップを見つけることができましたし、強いレースができました。これはポジティブなことです」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 5位)
「昨日のクラッシュを考えれば、5位になれて満足しています。3列目からいいスタートも切れました。最初の周回は少しおかしかったのですが、それ以降は、先頭グループで自分の走りができたと思います。ブレーキングに強みがあったため、ほかのライダーたちとのバトルを楽しめました。フロントに少し問題を抱えていましたので、レース終盤は先行するライダーたちのスピードについていけませんでした。そのため、少しペースを抑えた走りでフィニッシュしましたが、その判断は正しかったと思います」

■青山博一(MotoGP 10位)
「今大会はレースを通じて接戦になり、集団の中ではトップでフィニッシュすることができました。開幕戦同様、今大会も(ヨニー)ヘルナンデス(ドゥカティ)選手とのバトルに苦しみました。へルナンデス選手はストレートが速く、コーナーでいくら抜いてもストレートで抜き返されました。僕だけでなく、ニッキー(ヘイデン)も苦労していましたが、終盤、ニッキーとともに抜くことができました。最後はニッキーとの戦いになり、先着することができました。今日はペース的には悪くなかったと思いますし、今年の課題である序盤にペースが上がらないという問題をクリアできれば、もっと上位を狙えると思います。オープンカテゴリーでトップフィニッシュできたので、今日は満足しています」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 11位)
「今日はレースを楽しむことができました。スタートからフロントのフィーリングがあまりよくありませんでしたが、リアのグリップも改善しようとがんばりました。週末を通してサーキットに合う状態になったと思います。それでも、最初はブレーキングがうまくできず、ペースを上げられずに苦しみましたが、周回を重ねるにつれて感触がよくなりました。今日はストレートに伸びがあり、博一との差を縮められていたのですが、ちょっとふくらんだときにパスされてしまいました。我々はオープンカテゴリーのトップ争いをしていましたし、博一はその資格を持つ選手だと思います。次からはもっと注意しなければいけませんね。ともかく、この週末は物事をうまく運べましたし、十分にいい働きができたと満足しています」

■スコット・レディング(MotoGP 14位)
「ブレーキングのときにフロントのグリップがなくなったことで、うまくマシンを制御できず、難しいレースとなりました。ウォームアップのときからこの現象は出ており、レースが進むにつれて状況は悪くなりました。これが原因でレースがダメになりました。朝のウォームアップと比較すると、その力を2分の1は失っている感じでした。また、体調も昨日から優れず、今日は万全とは言えませんでした。今日はチャンスだったので、残念で仕方ありません」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP リタイア)
「なんと言っていいのか言葉がありません。今大会は、決勝に向けていいフィーリングがあったので、本当に残念です。今は、これまで通り全力を尽くしてがんばるとしか言いようがありません。次のスペインで結果につなげたいと思います」

■エステべ・ラバト(Moto2 優勝)
「本当に大変なレースでした。限界の走りをしながら集中力をキープするのは、楽ではありませんでした。もし小さなミスをすれば、(ザビエル)シメオン選手がすぐにアタックしてくることが分かっていました。いいスタートを切ってレースをずっとリードすることができたので、本当にうれしいです。最高のマシンを用意してくれたチームに、本当に感謝しています。タイヤの選択も完ぺきでした。チャンピオンシップをリードしてヘレスに向かいますが、これまで通り、油断せずにがんばります。ミカ(カリオ、Marc VDS Racing Team)が総合2位なので、彼はいつものようにプッシュしてくると思います」

■ザビエル・シメオン(Moto2 2位)
「今日はいいスタートが切れました。これまでのキャリアで一番よかったかもしれません。そのおかげで、今日は最初からいいリズムで走ることができましたし、ラバトの速いペースについていくことができました。燃料がフルタンクのときは、フロントタイヤに負担をかけたくなかったので、どうしたらいいのか、少し迷いました。しかし、(ルイス)サロムもいましたし、2番手をキープするためにもペースを維持することにしました。今日はラバトには追いつけないと思っていましたし、2位になるために集中しました。チームにはとても感謝しています。前戦アメリカズGPでも表彰台に立てたと思うのですが、自分のミスでふいにしてしまいましたので、本当に今日の表彰台はうれしいです」

■ルイス・サロム(Moto2 3位)
「開幕戦からひどいレースばかりだったので、今日の表彰台はとてもうれしいです。昨日の午前中の走行で、マシンの状態がよくなり、僕の自信も増しました。今日は4位か5位にはなれるだろうと思っていましたが、思っていたよりも速いペースで走ることができて、3位になれました。昨年は、チャンピオン争いをしていて、タイトルを取れず、今年もあまりいいスタートとは言えませんでした。それだけに、こうして表彰台に立てて、とてもうれしいです」

■中上貴晶(Moto2 15位)
「ウォームアップでエンジンにトラブルが出て、決勝はエンジンを載せ替えました。そのエンジンはよく回ったのですが、ストレートでリミッターに当たるようになり、スピードが伸びませんでした。そのため、毎周のように抜かれてポジションを落としてしまいました。この3戦、いろいろあっていい流れに乗れませんでしたが、次からはヨーロッパラウンドですので、いいレースができるようにしたいと思います」

■長島哲太(Moto2 31位)
「ウォームアップで皮むきをしたタイヤで決勝に挑んだのですが、フロントタイヤのフィーリングがおかしく、ペースを上げることができませんでした。ブレーキングで突っ込めず、コーナーの入り口で切れ込んでしまうので、まるで攻められませんでした。目標にしていたタイムも出せず、悔しい一日になりました。次のスペインはテストをしているサーキットなので、ポイント獲得を目標に全力を尽くします」

■アレックス・マルケス(Moto3 2位)
「とても難しい週末でした。3日間よくがんばったと思います。昨日の予選はミスをして大変でした。しかし、今日のウォームアップで解決策を見つけることができました。集中しなければならないのは分かっていました。しかし、いいスタートを切ることができませんでした。第1コーナーでふくらんでしまい、たくさんのライダーにオーバーテイクされました。そのため、追い上げるのが大変になりました。再び集中して自分のラインを保とうとして、徐々にトップグループに追いつくことができました。最終ラップは楽しかったです。何度もトップになり、とても楽しかったです。今回の結果はヘレスに向けていいモチベーションになりました」

■アレックス・リンス(Moto3 5位)
「最後はいい結果に終わりました。今回を振り返ると、5位になれてよかったと思います。今週末は、これまでのレースの中で一番、いろいろなことを学んだレースになりました。今日は、序盤にライダーたちをオーバーテイクするのがとても難しかったのですが、徐々にトップグループに追いつくことができました。(エフレン)バスケスがコーナーで少しふくらんだことで、前のグループと離れてしまいました。それがなければもっといい結果を残せたと思います。チームは一生懸命がんばっています。次のヘレスに集中しなければなりません」

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