[HONDA]MotoGP Rd.3 1日目フリー走行 初開催のアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドでRepsol Honda Teamが好スタート

初開催のアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドでRepsol Honda Teamが好スタート。マルケス首位、ペドロサが2番手と続く

第3戦アルゼンチンGPのフリー走行は、開幕2連勝中のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク。3連勝に向けて好スタートを切りました。午前中1回目の走行では、セッション序盤にトップタイムをマークしましたが、同じタイヤを使い続けたことでタイムを更新できず、14番手まで後退。午後の走行では、ニュータイヤを装着して約6秒タイムを短縮し、トップに浮上しました。チームメートのダニ・ペドロサも、1回目の走行は16番手でしたが、午後の走行では約5秒タイムを短縮して2番手に浮上。前戦アメリカズGPに続いて、Repsol Honda Teamの1-2フィニッシュへの期待がふくらみました。

グランプリ初開催となったアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド。午前中のセッションは路面が汚れていて、タイムも伸びませんでしたが、路面コンディションがよくなるにつれて、タイムは大幅に向上しました。2日目はさらなるタイム短縮が予想されます。

午前中の走行で7番手だったステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、午後の走行で約4秒タイムを短縮して、4番手に浮上しました。ブラドルは、路面コンディションがあまりよくなかったために、タイヤをセーブする作戦を採り、2日目のタイム短縮に気合を入れています。前戦アメリカズGPでは今季初表彰台にあと一歩の4位。今大会は、今季初の表彰台を狙います。午前中の走行で3番手だったアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、タイヤの急激なパフォーマンスの低下に苦しんで11番手。2日目の予選では、再び上位を狙います。

市販レーシングマシンのRCV1000R勢は、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)が13番手、ニッキー・ヘイデン(Drive M7 Aspar)が15番手、スコット・レディング(GO & FUN Honda Gresini)が22番手、青山博一(Drive M7 Aspar)は23番手。汚れた路面とタイヤの消耗に苦しむ一日となりましたが、路面コンディションがさらによくなる2日目の走りに、大きな注目が集まります。

Moto2クラスはヨハン・ザルコ(AirAsia Caterham)がトップタイム。以下、1秒差以内に20台という大接戦となりました。その中でジョナス・フォルガー(AGR Team)が2番手、ドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)が3番手、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が4番手と続きました。Moto2クラスもタイヤの選択に悩む一日となり、みんな2日目のセットアップに集中しています。長島哲太(Teluru Team JiR Webike)は、2回目の走行で転倒を喫して33番手。2日目はタイム短縮とポジションアップを狙います。

Moto3クラスは、開幕から2戦連続で表彰台に立っているエフレン・バスケス(SaxoPrint-RTG)が2番手、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0)が4番手、アレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が9番手。周回するごとにグリップが上がっていく難しいコンディションの中で、Honda勢の3選手が、まずまずのスタートを切りました。2日目の予選ではポールポジションとフロントロー獲得が期待されます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「おもしろい一日でした。新しいサーキットでの初走行だったので、それぞれのコーナーや、サーキットの秘密を探っているうちに、あっという間にセッションが終わりました。もしかしたら、最初のセッションが初日の結果につながったのかもしれません。タイムを犠牲にして、ずっと同じタイヤで走っていました。そのおかげで今週末に向けて、だいぶんタイヤが残っています。午後は路面コンディションがかなりよくなり、通常のプラクティスセッションの走りに近づくことができましたし、タイヤの耐久性もよくなりました。この調子で明日以降も前進できると思います。初日の進み具合とベースには満足しています。引き続きがんばって、明日はもっとタイムを上げたいと思います」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「初日はドライコンディションで走ることができたので、全体的にいい一日でした。午前中のアスファルトは非常に汚れていて、タイヤがすぐにダメになってしまったので、あまり進展はありませんでした。午後は少しよくなり、タイムを出したり、いろいろなことにトライすることができたので、より安定して走れるようになりました。明日に向けてデータも集められました」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 4番手)
「思っていた通り、路面状況はあまりよくありませんでした。午前中はとても汚れていましたが、午後の2回目のセッションでは少しよくなりました。このようなコンディションでは、翌日の予選に備えて、タイヤをセーブすることが非常に重要になってきます。ここまではいい仕事をすることができたと思いますし、4番手タイムも出すことができました。今日はデータを分析して、『前のライダーたちとのギャップをどこで縮められるのか』ということを考えたいです。明日の路面状況がどうなるかは分かりませんが、今のところ、楽しく周回できています。そして、観客は最高でした」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 11番手)
「今日は路面が汚れていたので、どのタイヤがいいのかを決めるのには難しい一日でした。明日も引き続き、路面のグリップの変化に合わせて、マシンのセットアップを進めなくてはいけません。このサーキットは、アクセルを全開にするコーナーが多く、リアタイヤへの負担が大きいため、タイヤのパフォーマンスも急激に落ちました。そういう状況の中で、ほかの選手たちはいい状態を見つけていますし、我々も明日はがんばらなければなりません。明日は、タイヤの選定をしなければなりませんし、重要な一日になります」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 15番手)
「アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドはすばらしいサーキットで、一日、楽しむことができました。午前中はグリップが悪くてセットアップを順調に進めることができませんでした。午後は路面のコンディションもよくなり、ロングランを重点的に行いました。しかし、いいグリップを得られず、思うようにセットアップを進めることができませんでした。明日は今日の課題を改善しなければなりません。サーキットの雰囲気はすばらしいものです。そして、ファンの声援が大きな励みになりました」

■スコット・レディング(MotoGP 22番手)
「午前中は路面がとても汚れていましたが、まずまずのスタートを切ることができました。しかし、午後のセッションは、うまくセットアップを進めることができませんでした。しかし、いろいろなことにトライしてセットアップの方向性を見つけることができました。今日は、4ラップぐらいするとタイヤのグリップが急激に落ちるので、決勝に向けて、タイヤを決めることができませんでした。明日は、セットアップを進め、タイヤも選択しなければなりません」

■青山博一(MotoGP 23番手)
「午前中はあまりグリップがなく、午後に向けてグリップを出す方向にセットアップを変えました。それがうまくいかず、スピニングがひどくなり、思うようにタイムを更新できませんでした。しかし、ピットに戻ってきて、最後尾だと知って驚きました。これまで、トラブルなどで最後尾というのはありましたが、おそらく、ちゃんと走っての最後尾は初めての経験です。明日は、しっかりセットアップを決めて、タイムを短縮していきたいです」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 1番手)
「このサーキットはかなりアベレージが高く、好きなサーキットです。非常に速いコーナーが2つあって、テキサスのオースティンと比べると疲れないサーキットです。バンプが少しありますが、すぐに対処できると思います。あまりグリップはありませんが、徐々によくなると思います。今大会も、タイム差が接近していて、厳しい戦いになるでしょう。新しいサーキットなので、明日も一歩一歩前進したいです」

■ジョナス・フォルガー(Moto2 2番手)
「サーキットを楽しむことができました。路面は汚くて、とても滑りやすかったのですが、明日はかなり改善されると思います。マシンの感触はよくて、限界まで攻めて、安定して走ることができました。今日はとても満足しています。このサーキットは、難しいコーナーがいくつもありますが、今日は思っていたよりもちゃんと攻略することができました。明日も前進できると思います」

■ドミニク・エージャーター(Moto2 3番手)
「午前中は同じタイヤで走り、コースを学ぶことに集中しました。2回目のセッションは新しいタイヤで走ったので、すぐにいいタイムを出すことができました。感触はよかったです。新しいサーキットを走るのは、いつも楽しいです。アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、かなり速いサーキットで、ハードブレーキングポイントやロングコーナーもあります。日曜日はいいレースになると思います」

■中上貴晶(Moto2 4番手)
「思っていたより路面のグリップがよくて、初日から楽しく走ることができました。午後の走行では一段と路面コンディションがよくなり、タイムも大幅に上がりました。今日は午前中にハード、午後にソフトのタイヤを試しましたが、反対の方がよかったかなと思います。アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、今まで経験してきたサーキットの中でもかなり好きなレイアウトです。一番好きなスペインのヘレスに匹敵します。とにかく走っていて楽しいコースでした。明日もしっかりセットアップしていきたいと思います」

■長島哲太(Moto2 33番手)
「午前中はリアホイールとリアタイヤがずれてしまい、振動がすごくて思うように乗れませんでした。午後のセッションは問題も解決して、順調に周回することができました。中上君について走ることができて、いろんなことを学べました。自分の遅い部分がはっきり分かったし、明日はこの部分を攻略できればと思います。セッション終盤には、7コーナーで転倒してしまいました。転倒の原因はフロントのセッティングが決まっていなかったためで、ブレーキングからのコーナー進入で、うまく向きを変えることができませんでした。明日は1分45秒台を目標に、トップとのタイム差を1.5秒までつめたいと思います」

■アレックス・マルケス(Moto3 4番手)
「初めてのサーキットでの初日は、スライドばかりで、すべてのライダーにとって難しい状況でした。しかし、セッションごとに路面がきれいになり、ラバーもついて、グリップレベルも上がりました。今日は周回するごとに最良のラインを見つけ、マシンもよくなりました。特に、自分のライディングに磨きがかかりました。明日も引き続き前進したいです」

■アレックス・リンス(Moto3 9番手)
「今日のコンディションの変化に合わせていくのは、正直難しいと思いました。それでも限界を見つけられるように走り、それほど悪くはありませんでした。午前から午後にかけて、セットアップは大きく前進しました。新しいサーキットの初日は、マシンのセットアップをまとめるのがとても難しいです。明日はもっとうまくいくと思います」

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