[Kawasaki]JMX Rd.2 新井宏彰が復調を告げる好走! IA1総合2位(3位/2位)

■ 2014年 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会
■ IA1
■ 開催日:2014年4月20日(日)
■ 会場名:オフロードヴィレッジ

新井宏彰が復調を告げる好走! IA1総合2位(3位/2位)
IA2では勝谷武史(グリーンクラブジュニアライダース)がパーフェクト(1位/1位) 井上眞一も今季初登壇(3位/9位)

◆レポート
新井宏彰の開幕戦第2戦(IA1/3位/2位)
2週間前の開幕戦で打撲した左手首の関節ですが、幸い骨には異常ありませんでした。なるべく乗らないように休養に専念していましたが、このオフロードヴィレッジにはコースを覚える意味もあったので、事前テストに来て軽く走りました。

今では腫れも引いていますが、痛みはまだ残っています。左手首はジャンプのアプローチとかランディングが痛くて、あとは不意にギャップに入った時など、手首が返ってしまうのが辛いですね。握力が落ちていることもあって、グリップにしがみついて前乗りになってしまう。普段なら手に力を入れずに下半身でホールドするのに、今はそういう走り方ができていません。そんなコンディションで表彰台に立てたことは、まあまあオッケーだったかな。ただ、言い訳にはしたくありません。

ヒート1は少し出遅れてしまって、そこから追い上げるレースになりました。スタート直後は5〜6番手あたりでしたが、1周目に前でクラッシュがあったのでポジションが上がりました。序盤は星野優位選手を攻略するのに手こずりました。意外とペースがよかったし、狭くて抜きにくかったので、15分ぐらいかかったかな。その間に後ろにいた小方選手に抜かれてしまったし、もう少し早めに抜いていたら、また違った展開になっていたかもしれません。終盤は7〜8秒のビハインドで、トップを狙うには難しかった。小方選手とはそんなに差がなかったので、抜いてやろうと思っていましたが、仕掛けるポイントもあまりなくて付かず離れずという感じの3位フィニッシュでした。

ヒート2は意外と早い段階(10分すぎ)で2番手に浮上し、トップも見えていたので「よっしゃー! 行くぞー!」という気分でした。間隔はずっと3秒差ぐらいで、成田選手がミスったら詰まって、自分がミスったらまた離れてという展開でした。勝てそうな手応えはありましたが、うーん…手強かったですね。

難しかった部分は、3コーナーの立ち上がりのジャンプ。アウトから行くと2個飛んでテーブルトップの上に着地、インから行くと1個なめてからテーブルトップを飛び越すという2通りのラインがあって、僕も成田選手もアウトを通っていたんです。ところが後半になると手前の路面が荒れてきて、お互いに飛べたり飛べなかったりが交互にあり、一進一退という感じでした。 他にもすりばちの右コーナーが上手く走れなくて、ちょっと苦労しました。路面は全体的に撒水で湿っていて、カチカチでツルツルのところと、少し浸透して程よいグリップのところもありましたが、あそこだけは結構乾いていてバフバフに小石混じりという難所でした。みんなラインがバラバラで自分はイン側を通っていたんですが、立ち上がりで滑るので注意が必要でした。そのすりばちを除けば、成田選手とほとんど同じラインでした。

セッティング的には、開幕戦からずっと同じです。エンジンは練習から決勝まで触らず。足周りだけは微調整しています。低速コーナーの立ち上がりでトラクションが足りなかったので、少しリアを沈みやすくするために、日曜のプラクティスからリアショックのコンプを少し弱めた程度です。

オフロードヴィレッジは応援してくれるファンが多くて、「Go! Go! 331」という旗が何本も立っていたので勝ちたかったですね。ただ、3位/2位で満足はしていませんが、第3戦広島に向けていい流れを作れたかなと思います。

三原拓也の第2戦(IA1/6位/5位)
ヒート1は7番手あたりでスタートした後、2周目にエンストさせてしまいました。フープス後の左ヘアピンコーナー、僕は1速で回るんですが、ロックさせてプスって…。ポジション的には1〜2台に抜かれただけでしたが、トップグループからは完全に置いて行かれてしまいました。そこからはずっと単独で走って、セカンドグループまでは追い付きました。中盤あたりで1台転倒があって6位に上がり、5位の熱田選手の真後ろまで行ったんですが、そこまででした。 コースコンディションは撒水でウェットだったんですが、走っているうちに硬くなるだろうと読んで、タイヤチョイスは両ヒートとも前後ミディアム。リアにはグルービングを入れてもらいました。両サイドのブロックに切れ込みを入れて、しなりを持たせるのが狙いです。こうすると倒し込みの途中あたりで妙にグリップしすぎず、適度に滑らせながらコントロールしやすいんです。ノーマルのままでもいいのですが、自分の乗り方ではグリップしすぎると曲がりにくいことがあるので・・・。

ヒート2はスタート9〜10番ぐらいでした。昨日の予選で2度転倒してせいで、グリッド順が11番だったこともありますが、特に何をミスったかということではなくて、僕が下手なんですね。みんな前半のペースが速いし、コーナーもタイトなのが多くてなかなか抜けませんでした。7番に上がってから熱田選手とバトってたんですが、やっとラスト5分頃に抜いて、前に深谷選手が見えたところで時間切れでした。

IA2のときは、KX250F-SRのパワーにアドバンテージがあったのでスタートも楽でしたが、IA1ではファクトリーバイクが多いし、ライダーのレベルも高いので苦戦しています。新井君も眞一さん(井上)もスタートが得意なので、見習わないといけないですね。2人ともずっと以前からライディングスクールの先生をやっていて、僕はジュニアの頃から生徒だったんです。スタートの良し悪しももちろんですが、あとは1〜2周目の混戦で負けないことが課題です。

今回のオフロードヴィレッジには、1速で回るコーナーが3ヶ所ありました。1コーナーに合流する手前のS字の右と左、それから一番奥の左コーナーも1速。立ち上がりのジャンプなどは1速で飛んで、空中で3速まで上げます。このコースでは4速まで使いました。僕はたぶんギアチェンジの多いライダーだと思います。新井君は引っ張るタイプなので対照的ですね。シフトアップが早いのは、高いギアでトルクを使って走る方がトラクションがいいからで、自分のスタイルには合っていると思います。

井上眞一の第2戦(IA2/3位/9位)
ヒート1ではスタートが上手く決まって、ホールショットが取れました。このコースはやっぱりスタート勝負だなという思いがあったし、1〜2コーナーが右〜右と続くので、ゲートはなるべくイン側(右寄り)から出たかったんです。イン側から5台目あたりまではゲートを出てすぐのところがぬかるんでいて、ちょっと迷いましたが、3番目を選びました。昨日の予選でも3番目から2位で出たので、それを信じました。

スタートから3周ぐらいはトップを走ったんですが、やっぱり富田選手と勝谷選手に抜かれてしまい、付いて行きたかったんですけれど、どんどん離されました。ただ後ろには誰もいなかったので、ほとんど単独走行でした。これは3位かなと考え出したら少し走りが硬くなり、終盤になってから竹中選手に詰めらたんですが、前半の貯金があったので逃げ切れました。 トップからは50秒ぐらい離されたので、あの2人はもう別世界でしたね。自分は昨日からタイムが出ていなかったので、スタートには集中して上手く出れたんですが、やはり彼らのペースには付いて行けませんでした。課題としてはスピードですね。ずいぶん離されましたけど、3位の表彰台に上がれてよかったなと思います。埼玉は地元なので、父、兄、姉、それに大勢の友達が来てくれたし、表彰台から挨拶できてよかったです。

コースコンディションは硬い上に撒水していたので、軟らかいところもありましたが、単独走行しているとラインを外すことがないので、ずっと硬い路面を走っていました。ドライではなくて、ウェットな硬い路面です。昨日は前後ミディアムを履いていたんですが、今日は両ヒートとも前後ソフト。撒水でウェットになった部分と、アウトバンクのフカフカを意識して変更しました。

ヒート2のスタートは、上手く行きませんでした。僕がホールショットを見せちゃったせいか、ヒート1ではセンター付近から出ていたライダーたちが、ごっそりとイン側に移動して来ちゃったんです。自分は予選で9番グリッドだったから、どんどんいい場所が取られてしまいました。イン側から勝谷、小川、岡野、自分、田中雅己…という並びで、スタートしたら見事に挟まれて出遅れました。1周目は10位ぐらいだったかな。そこから挽回して、ずっと8位あたりを走っていたんですが、終盤に田中雅己選手に抜かれて9位でした。

トップ争いはヒート1と同じ顔ぶれだったようですが、ピンピン(1位/1位)の勝谷選手はさすがです。彼は僕と同級生ですし、ノーマルのKXが勝ってくれるのはうれしいですね。あと、4コーナー後のビッグダブル、あそこは飛距離があって全員が飛べないんですが、僕はKX250Fのエンジンパワーに助けられて楽に飛んでいました。今回の成績(3位/9位)は微妙ですが、バイクのフィーリングにはとても満足できるレースでした。

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