[YAMAHA]WMX Rd.5 J・ファン・フォルベークが4度目の表彰台獲得

■大会名称:2014年第5戦ブルガリア・グランプリ
■カテゴリ:MXGP/MX2
■開催日:2014年4月20日
■開催地:セブリエボ(コース長1,530m)

●MXGP:J・ファン・フォルベークが4度目の表彰台獲得
FIMモトクロス世界選手権のMXGPクラスで、Yamaha Factory RacingとJ・ファン・フォルベークが好調を維持している。ブルガリアのセブリエボで開催された第5戦でYZ450FMを駆ったファン・フォルベークは総合3位入賞を果たした。これによりファン・フォルベークは、全18戦で争われる2014年の選手権で5戦を終えて4戦で表彰台に立ち、現在シリーズランキング2位タイに就けている。

セブリエボはグランプリを前に豪雨にたたられたが、恵みの雨でもあった。この天候により、路面はソフトでラフな、グリップが大きくわだちができやすい状態となった。2014年に向けて、ハードパックのコースはテクニカルで難しいレイアウトに変更(2つの新しいターンセクションが追加)され、これまでより低速化され、よりチャレンジングなものとなった。急な下り坂と登り坂の駆け上がりはエンジンとサスペンションのパフォーマンスを強調したが、ライダーが様々なラインをトライし、ライバルたちよりタイムを稼ぐことは重要な要素であった。日曜日の午後に再び雨が降り始め、第2ヒートはぬかるんで滑りやすいコンディションでのレースとなった。

土曜日に行われた予選ヒート(コースの状態によりタイムスケジュールが変更)で好走したファン・フォルベークはスタートゲートの2番手の位置に就いた。日差しのもとで行われた第1ヒートで、ファン・フォルベークは3番手で回り、ゴーグルの問題と周回遅れのバイクにより軽い転倒を喫してK・ストライボス(スズキ)の先行を許してひとつ順位を落とし、4位でフィニッシュラインを通過した。 天候が変わった第2ヒートで、ファン・フォルベークはスムーズなライディングを見せて2位でフィニッシュ。10連続トップ5フィニッシュを記録するとともに、両ヒートを4位、2位で終え総合3位となった。この結果、ファン・フォルベークはMXGP選手権ランキング1位のT・カイローリ(KTM)と28ポイント差で、C・ドゥサル(スズキ)と同ポイントの2位に就けている。

DP19Yamaha RacingのD・フィリッパーツにとって、この地は2008年にヤマハでの初勝利を挙げた場所。元世界チャンピオンはそれぞれスタートで出遅れたものの、両ヒートともトップ10に続く位置で着実な走りを見せ、11位と12位に入り、総合11位で貴重なポイントを獲得した。

Bike it Yamaha CosworthのR・ゴンサルビスはバンプに苦戦を強いられた。土曜日最初のセッションで腰を痛め、初日の走行では痛み止めを使用。日曜日の両ヒートも厳しいライディングを強いられたゴンサルビスだったが、13位と9位でフィニッシュして総合10位となった。

第6戦オランダ・グランプリは2週間後にアイントフォーフェンにほど近いファルケンスワルトで開催される。

●MX2:ペトロフが総合6位
Kemea Yamaha RacingのP・ペトロフがFIMモトクロス世界選手権MX2クラスで際立ったパフォーマンスを示し、わだちが多く、難しいとされるセブリエボ・サーキットで行われた第5戦ブルガリア・グランプリで6位入賞を果たした。

MXGPのパドックが街へと入る前日、セブリエボは灰色の雲に覆われ、雨が降り続いたが、この雨によってハードパックがソフトになった。このため高速で坂の多いレイアウトのコースは、さらにテクニカルで粘着質な、そして極めてラフなものとなった。イースターホリディの週末に集まった20,000人の観客はセブリエボのスロープに陣取り、ペトロフに声援を送っていた。地元出身のペトロフは、MXGPにおいて現在、唯一のブルガリア出身のレギュラー・グランプリライダー。

第1ヒート、1周目の転倒によって最後尾に落ちたペトロフだったが、8位まで追い上げてフィニッシュした。第2ヒートのスタートは良く、上位を目指してライディングに集中する。午後に降った雨がコースコンディションを変えたが、ペトロフの勢いはとどまるところを知らず、6位でチェッカーフラッグを受けた。総合成績も6位となった。

チームメイトのL・スタイクは依然、初シーズンとなるグランプリに慣れる課程にあり、総合17位。一方、Bike it Yamaha CosworthのM・アンスティにとっても厳しい一日となった。アンスティはチームのテクノロジーとともに育成プログラムの真っ只中にあり、両ヒートをそれぞれ13位と15位で終え、総合成績は13位となった。

また、ファクトリーライダーのC・シャルリエは、タイ・グランプリで負傷した足の回復が順調で、間もなくGPコースへの復帰を果たすことができる見込みだ。

ファルケンスワルトの浅い砂がFIMモトクロス世界選手権の次の舞台となる。選手権第6戦オランダ・グランプリは5月の3連戦の初戦として開催される。

コメント
■MXGP:J・ファン・フォルベーク選手談(4位/2位:総合3位)
「ここは好きなコースではないし、かつてここで表彰台に立ったこともないのでこの結果にはかなり興奮している。この週末はずっと手こずっていたし、フィーリングも良くはなかったけど、チームとともに素晴らしいバイクに仕上げて、それでうまく行ったし、とても喜んでいる。スタートには依然として課題があって、レースに勝つならスタートを良くしなければならない。第2ヒートではそれほどぬかるんではいなくて、なめらかで、コースがかなりハードだったのですごくスライドした。まるでエンデューロのライダーのような走りだったよ!スムーズに、そしてステップの上に立つようにトライした。現在、4度のポディウムフィニッシュ。次のファルケンスワルトは自分の地元に近くで、サンドライディングは大好きだし、MX1バイクでは難しいと感じていたので冬の間にたくさん走った。今はいい感じで走れるし、楽しみだ」

■MXGP:D・フィリッパーツ選手談(11位/12位:総合11位)
「今日は少し良かったし、両ヒートを着実に走れたのでうれしく思っている。第1ヒートのライディングは良くて、11位でフィニッシュした。ゲートの13番手からのスタートだったけど、スピードは良かった。第2ヒートではあの雨ですごく大変だったし、特に集団の中を走るときが大変だった。ハンドルバーのグリップに問題があったけど、安定した一日だった。バイクは良かったし、自分の調子もOKだし、チームは良くやっている。ファルケンスワルトに向けてプッシュするよ」

■MXGP:R・ゴンサルビス選手談(13位/9位:総合10位)
「土曜日については、最初のプラクティスで腰と右脚を痛めたので不満が残った。ジャンプのひとつでわだちに乗ってしまって、転倒は避けたけど、かなりハードに着地して肉離れを起こしてしまった。今日はキツくて、腰をかばわなければならなかったので、自分のベストライディングができなかった。大変なのはわかっていたけど、なんとか走り切って、できるだけポイントを稼ぎたかった。第1ヒートではライディングは良くなかったけど、それでも13位まで上がった。第2ヒートは最後尾だったけど、スムーズなライディングができて2本のホイールをしっかりキープできた。それで9位まで順位を上げることができた。これには満足している。いいトレーニングをして、それからファルケンスワルトに行きたい。サンドコースは好きだし、トップ10以内でのフィニッシュを着実に続けたいし、それから前に行きたい」

■MX2:P・ペトロフ選手談(8位/6位:総合6位)
「最終的には良い週末となったし、ホームレースでそうすることができたのはすごく良い気分だ。ここでのライディングはたいてい良くないんだけど、今年はすごく良かったよ!コースはこれまでとは大きく違っていた。以前は高速の、ワイドオープンなコースだったけど、今は深いわだちがあり、他のライダーとの違いを見せることができる。第1ヒートではいくつかコーナーを過ぎたところで転倒して最後尾まで落ちてしまった。それからできるかぎりハードにアタックしたよ。速さは良かったし、レースを楽しんだ。観客は素晴らしいね!すごい声援を送ってくれて、かなり力をもらった。8位でフィニッシュしたし、コース上で最も速かった一人だったので、良かった。第2ヒートのスタートは良かった。雨でコースはトリッキーになっていて、あまりリスクは冒さないようにした。コルデンホフ(スズキ)と良いバトルをして、6位でフィニッシュした。両ヒートで良いレースをすることができたのでほっとしたし、相性の良いファルケンスワルトに向けて自信になった」

■MX2:M・アンスティ選手談(13位/15位:総合13位)
「我々はまだまだで、やるべきことがもう少しある。シーズンのスタートは良かったし、この週末のようにポイントを逃している余裕はない。あと2週間で何ができるかだ。ファルケンスワルトには無欲で行きたい。コースは問題なくて、かなりクールだった。難しい、わだちの多い、そしてテクニカルなコースだった。あそこでの感触は良かったので、それが苛立たしいところなんだ」

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