[Speed of Japan]ARRC Rd.1 玉田誠、2014年開幕戦で今季初表彰台を獲得

玉田 誠 2014年アジアロードレース選手権シリーズ第1戦レポート
2014 FIM Petronas Asia Road Racing Championship Round 1

開催地:セパン・インターナショナル・サーキット ノーストラック(2.807km)
開催日/初日:4月18日(金)予選:4月19日(土)決勝:4月20日(日)
天候/初日:晴れ・ドライ 予選: 晴れ・ドライ 決勝:曇り・ドライ
#100 玉田 誠(MUSASHi Boon Siew Honda Racing/HONDA CBR600RR)

<予選> 3番手 1分05秒385
<決勝レース1> 4位 ベストラップ 1分05秒681 (ファステストラップ)
<決勝レース2> 3位 ベストラップ 1分05秒380
<ランキング> 3位/29ポイント

2年連続でMuSASHI Boon Siew Honda Racingからアジアロードレース選手権スーパースポーツ600クラスへのフル参戦をする玉田誠。昨年は鈴鹿8耐での怪我が原因で悔いの残るシーズンとなった玉田は、新たな気持ちで2014年シーズンに挑む決意を固めていた。

開幕前に慣行された2回のテストでも、玉田は快調をアピール。自分のセッティングはもちろん、チームメイトや他ホンダチームのライダーからの質問にも応えるなど、リーダーとしても充実したプレシーズンを過ごした。

開幕戦の舞台となったセパン・インターナショナル・サーキットはMotoGPやF1でも使用されている国際レーシングコース。そのフルコースの前半を使用するノーストラック(全長2.807km)での開幕戦はここ数年、同選手権の伝統となりつつある。

玉田は初日からセッティングを詰めて行くが、昨年とは大きく違い、初日からほぼベースセッティングは決まっていた。同シリーズは今年からタイヤチョイスが増え、リアタイヤにはソフトとミディアムを選択できるようになった。ここで開催されたプレシーズンテストでは、ソフトタイヤは玉田にまったくマッチングしておらず、まともに走れさえ出来ないでいた。だが、今週に入り、玉田は両タイヤを走らせ、決勝に向けたタイヤチョイスを決める必要もあった。

レースウィークを通してドライタイヤ使用本数が6セットに制限されている同シリーズのレギュレーション。そこで玉田は予選までの3度のフリー走行を2セットで引っ張った。フリー走行3回目ではソフトタイヤ1セットでレース周回数を超える周回数を走りきり、タイヤが消耗した時のデータも十分に取れた。

そして迎えた予選。玉田はまず、ソフトタイヤでタイムアタック。自己ベストとなる1`55.500台をすぐに出し、予選2番手につけた。5周を終えたところで、今度はミディアムタイヤに履き替え、またタイムアタック。プレシーズンテストの時から玉田はメディアムタイヤの方が相性が良かったが、ここで予選コースレコードに0.055秒差の1`55.385で予選3番手。開幕戦をフロントローからスタートすることになった。

決勝日はどんよりとした雲がセパンを覆い、この日の午後は降水確率が50%-60%と雨が心配される日となった。だが、玉田が出場するスーパースポーツ600クラスの決勝レース1は完全ドライのコンディションで始まった。だが、レース序盤ではコースのところどころ小雨が降り出していた。スタートで5番手に落ちた玉田は、すぐに4番手に浮上。トップ3台をピタリとマークしてのレース前半戦となった。

レース中盤で玉田は第1コーナーでオーバーラン。順位を6番手まで落とした。玉田はすぐに体制を立て直し、4番手まで復帰。この時点でトップとの差は2秒あった。そこから玉田はレースのベストタイムをたたき出しながら、3周でトップグループに追いついた。だが、そこから中々抜けない。スリップストリームに入っても、コーナーで並ぶことさえ出来なかった玉田はそのままトップグループを形成。最終ラップでは4コーナーで3番手にいた藤原克昭選手(Kawasaki)にイン側から襲いかかったが、オーバーラン。そのまま4位でフィニッシュをした。優勝は玉田のチームメイトのザムリ・ババ(Honda)。2位には同シリーズ参戦3年目の伊藤勇樹選手(Yamaha)。そして3位には藤原選手が入った。

決勝レース2。サーキットには厚い雲が覆い、時おる降る小雨が関係者に心配をかけたが、終始ドライコンディションのレースとなった。スタートではレース1を教訓に、スタートと同じ3番手のまま、第1コーナーへ。その後、4番手に後退したが、レース終盤まで決勝レース1と同じ展開に。レース終盤で3番手にいた伊藤選手がマシントラブルでリタイア。3番手に上がった玉田は、ワンチャンスを狙いピタリとトップ2台の真後ろについていた。しかし、マシンの状態はレース1とは変わらず、それに加え、いくつかのコーナーでチャタリングが出てしまい、もうひとつ勝負に出れないでいた。そしてそのまま3位でフィニッシュ。今季初の表彰台を獲得した。

玉田は2レースの合計で29ポイントを獲得。ランキング3位で開幕戦を終えた。

シリーズ第2戦インドネシア大会は6月13日~15日、センチュール・インターナショナル・サーキットで開催される予定です。

■玉田誠 コメント
「厳しいレースになりました。セッティングには問題なかったですし、タイヤチョイスも正解でした。ただ、スリップに入っても、横に並ぶことができず、トップ3台を抜くことは出来ませんでした。ところどころで、トラブルが出てしまいました。表彰台に登れたことは嬉しいことですが、とてもフラストレーションが残るレースになりました。これから第2戦に向けた対策を練ります」

photo by Shigeto Kawakami

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