[Kawasaki]JRR Rd.1 JSB1000 体調不十分の柳川選手にかわり渡辺選手が4位と健闘

体調不十分の柳川選手にかわり渡辺選手が4位と健闘
300キロオーバーの最高速をマークした柳川も5位入賞を獲得した

■ 2014年 全日本ロードレース選手権第1戦鈴鹿2&4
■ JSB1000
■ 開催日:2014年4月13日(日)
■ サーキット名:鈴鹿サーキット(5.821 km)

モータースポーツファン待望の開幕戦は、2輪と4輪の最高峰が一度に楽しめる2&4となった。
練習走行・予選は汗ばむほどの快晴。
決勝日の日曜日も薄曇りながら快適なレース日和で、集まった5万1000人を超すモータースポーツファンは白熱するレースに満足した様子だった。

練習走行の金曜日、好調ぶりを見せつけたのは渡辺選手。コースインすると2分7秒台を前半からマーク。
リーディングボードのトップに躍り出た。その後中須賀(ヤマハ)が巻き返したが、走行終了直前に2分7秒863をマークして2番手につけた。
一方、柳川はシーズンオフのトレーニングで受けたダメージからか、2分8秒後半にとどまり8番手タイム。予選、決勝に向けてどう仕上げるかが課題となった。
土曜日の予選は2グループに分かれてタイムアタックが行われた。好調だった渡辺はセッティングに迷いが生じ、2分8秒192とAグループ3番手。
Bグループ走行の柳川も体調を気遣いながらの走行だったが2分8秒166とタイムアップ。
渡辺が6番グリッド、柳川が5番グリッドと2列目からの開幕戦となった。

決勝は曇り。雨の心配はなかったが、予選の路面温度よりおよそ10度も低い状況となった。
オープニングラップは、渡辺が柳川の前に出て5番手で通過。
オープニングラップのヘアピンで前車と接触しそうになった渡辺は、とっさにマシンを引き起こしレコードラインから大きくずれたもののタイムを大きくロスすることなく、5番手ポジションで1周目を終えた。
2ラップ目には渡辺、柳川ともに予選タイムを大幅に上回る2分7秒前半のラップタイムをマークして、トップグループに食らいついていく。
渡辺・柳川のオーダーのまま7秒台のペースで周回する両選手だったが、7周目の1コーナー飛び込みで渡辺が、高橋(ホンダ)のインサイドをついて4位にポジションアップ。
しかし、同じ周回のシケインでその渡辺が危険回避のためにコースアウトして、高橋にポジションを譲るカタチとなった。グラベルに突っ込んだ渡辺に思わず誰もが転倒をイメージしたが、渡辺はいたって冷静に状況を判断。グラベルで失速することなくコースに復帰。
集団から少し離されながらも再び追撃体制に入った。

体調万全とは言えなかった柳川は、ばたつく感じが見られた渡辺に対して淡々とレースを展開。
レースを折り返しても7秒台後半のラップタイムをマークするなど、チームスタッフの心配をよそに渡辺の後ろについて周回していた。
レース中盤になると柳川はモチベーションが落ち始めた渡辺に対しプッシュするかのようにサイドバイサイドのバトルをしかけ、ペースアップを促す。
柳川の意図は十分渡辺にも伝わり、開き始めていたトップグループとの差が着実に縮まっていった。
レース後半で柳川はいったん津田(スズキ)にポジションを譲ったが、残り2ラップで再びポジションを奪い返し5位チェッカー。
渡辺は4位。チームグリーンに移籍して初めて柳川の前でチェッカーを受けた。

柳川明(5位)のコメント:
「マシンは、ほぼパーフェクト。決勝レース中に300キロオーバーの最速タイムをマークするなど優勝する絶好のチャンスでしたが、僕自身のフィジカル面が万全とはいえない状態で十二分にパフォーマンスを引き出すことができませんでした。それでも予選より速いタイムで周回しつつ最後まで踏ん張れました。次につながるレースができたと思っています。予選段階では数周しか走れないかもしれないと不安でしたからね。
マシンに助けられた開幕戦だったので、次戦オートポリスはチームのみんなに恩返ししなきゃいけません。」

渡辺一樹(4位)のコメント:
「予選でちょっとした迷路に入り、セッティングを出すのに苦しみましたが、決勝では朝のウォームアップで方向性が決まり、決勝レース中も前半、後半とライディングを変えることで、レースをコントロール。津田選手や高橋選手と接触しそうになり、タイムロスするシーンもありましたが、僕自身はかなり冷静にレースを組み立てていたつもりです。組み立て次第では十分前に行けるという手ごたえを感じたレースでした。
次戦はホームコースのオートポリス。目標は優勝です。ぜひ応援に来てください。」

釈迦堂監督のコメント:
「柳川はオフシーズンのトレーニングで受けたダメージが影響し、イメージ通りのレース展開ができませんでした。
しかし、レース中に予選を上回るベストラップを重ねるなどマシンの作りこみが大きく前進していることを証明。
確実にポイントを重ねたことで次戦のオートポリスにつながる成績だったと思います。
渡辺に関しては現状を踏まえて上位で完走することを命題に取り組み、その成果を残せたと思います。
レース序盤でコースアウトするなど危なっかしいところもありましたが、その後の冷静な対応とレース展開は、昨年からの成長を感じさせる一面でした。 」

関連記事

編集部おすすめ

  1. 【スズキ GSX-S125】ディテール&試乗インプレッション:外観、装備編 GSXのD…
  2. お気に入りの愛車だけど、「もう少しだけパワーがあれば最高なんだけどなぁ」なんてライダーの悩み…
  3. インディアンモーターサイクルの輸入元であるホワイトハウスオートモービルは、現在正規販売店店頭…
  4. 今回はウェビックで販売している、意外と知られていない変わり種商品をご紹介します。 その名も…
ページ上部へ戻る